NormCoreワンマンライブ「NormCore Night Vol.2」
――9月8日にCIRCUS Tokyoで、NormCoreワンマンライブ「NormCore Night Vol.2」が開催されます。そこへの意気込みもお聞かせください。
Fümi:これがワンマン2回目なので、より曲数を増やしたりとか世界観をストイックに作りこんで、1回目より盛り上がるライブにしようかと思っています。ぜひ来てください。
――ライブのときのFümiさんって、「いぇーい!!」ってなったりするんですか?(笑)
Fümi:そうですね!!
――インタビューをしているFümiさんのイメージからだとあまり想像が出来ませんでした(笑)。
Fümi:普段は割と静かにするように心がけています(笑)
――ファンの方もジャンプしたり、頭を振ったりされるんですか?
Fümi:そうですね。みんなでジャンプをしたりのったりみたいな感じです。
『モハンカイトウ』は自分の中にある社会や大人に対する想い
――カップリングの『モハンカイトウ』は作詞作曲をFümiさんご自身がされています。カタカナというタイトルの時点で、自分とは離れているリアルじゃない感じがしました。このテーマで曲を書き始めたきっかけを教えてください。
Fümi:せっかくなので、自分が好きな事+自分のリアルな想いを曲にしたいっていうのと、今のカルチャーを動かすのは、ティーンエイジャーだと思ったんです。若い子に刺さる自分のリアルな体験を考えると、あんまり僕自身の恋愛とかは教えてあげられる事ないなって。
だから、自分の中にある社会とか大人に対するカウンター的な思想を全面に押し出して、若い子に届けばいいなって思ったのがこのテーマです。
――カルチャーを動かす若者以前に、カルチャーを動かしたいっていう気持ちが最初のきっかけですか?
Fümi:そうですね。正直、音楽にめっちゃ詳しい人に「ここの音作りが海外のこういう曲っぽくてすごい、良かった」って言われるのは凄い嬉しいんですけど、それ以前に音楽をそんなに詳しくない中高生に圧倒的に支持される事の方が大事かなって。カルチャーを動かしたいというより、知ってもらわないと意味がないかなって思っています。そこから逆算をすると若者に向けた楽曲を作るのは、一つ良い選択なのかなと。
――『モハンカイトウ』はFümiさんが感じたリアルな体験などから出てきた歌詞なんですね。
Fümi:そうですね。
――この曲調とこの歌詞を融合させた所が意外でした!こういった曲調のイメージもあまりなかったですし…。この曲調と歌詞で歌われているようなテーマを融合させたのには理由がありますか?
Fümi:僕は普段EDMしか聴かない人間なんです。そういう音色とJ-POPロックを良い塩梅で融合できたら良いなという想いから、こういうサウンドを選びました。歌詞は、サウンドとあまり関係ないかな?って個人的に思っています。ラップでもラブソングや「ふざけんなバカヤロー」って言っているような作品も幅広くあるし。
――声質も『カウントダウン』よりかは太目になっていますよね。大人な感じがして素敵でした。
Fümi:そうですね!良かったです。
――女性の声が入っていますよね。
Fümi:そうです。前々からすごい女性の声を使いたくて、今回合いの手みたいなフレーズも出てきたので、それを試してみようかなって思って。『カウントダウン』を邪魔しない折衷案を意識しました。本当にやりたい事を突き詰めたら波状してしまって、『カウントダウン』と合わなくなっちゃうので、良い塩梅の所を出しました。
――「本当にやりたい事」ということですが、今一番やりたい事ってどういうことでしょうか?
Fümi:特に明確にはないんですよね、毎日やりたい事が変わるので(笑)。『カウントダウン』があるので、ポジティブに良い意味な制限です。学生服の中でアレンジしてオシャレするみたいな事ですね。
――「そうやって知らず知らず いや知ってるさ」という描写は、とてもわかるなと思いました。学生の方などは、こういった悩みを数多く抱えている人が多いと思うのですが、Fümiさん自身もこういう事は学生時代に感じてきた事でしょうか?
Fümi:そうですね。小学生ぐらいから感じてたかな。