人を癒す歌詞が魅力的
結婚、そして第一子出産というニュースで世間を明るくしてくれた事も記憶に新しい日本の歌姫・宇多田ヒカル。長らく歌手活動から距離を置いている彼女ですが、彼女の作った曲は色あせる事なく様々な場面で私達を照らしてくれます。
そんな彼女の曲の中でも、取り分け万人の心理に寄り添い、人を癒す力になっている曲が『Wait&See~リスク~』ではないでしょうか。
『First Love』の様に恋愛色の強い曲が彼女の作品には多いですが、『Wait&See~リスク~』は恋愛を抜きにしても人の心を掴んで離さない強いメッセージを感じる事が出来ます。
Wait&See~リスク~
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愛情
向かって左に欠乏
だから君が必要
冷たい態度で自分を
守ってるつもりなの?
変えられないものを受け入れる力
そして受け入れられないものを
変える力をちょうだいよ
≪Wait&See~リスク~ 歌詞より抜粋≫
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自分が傷付かない様にわざと冷たい態度で人に接してしまったりする事、本当にありますよね。自分が冷たくなる事で、周りが凍えてしまう事にも気付かなくなってしまったり。
けれど周りが敵だらけに見えて、余計に冷たく接してしまったりする事は、誰しも経験があるのではないでしょうか。
そして、彼女が欲した「力」は、それこそ万人が欲しがるものなのだと思います。
例えば、自分の過ちを受け入れる力だったり、どうしようもない事実を自分の武器に出来るような力だったり。優しくなるために、強くなるために…。
弱冠17歳でこの曲を書く才能
彼女の恐ろしい所は、その類いまれなる歌声や作曲の能力だけでなく、当時弱冠17歳と言う若さでこのような幅広い世代に共感が得られる歌詞を発表した所ではないでしょうか。
一度聴いたら忘れられない曲と歌声に、ストレートに浸透して来る歌詞。
そんな彼女ですが、現在は子育ての合間に少しずつ新曲を制作しているそうで、彼女の活躍を見られる日も、そう遠くは無いかも知れません。
ママになった事が彼女の作品にどう影響しているのか、今から楽しみでなりません!
TEXT:rie-tong