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ココから始まるONE OK ROCK。「るろうに剣心」に応えたかったこと

日本のロック、ここ数年勢いがありますね。サカナクションやテレフォンズはもう定番バンドとして多くのロックファンに定着していることでしょう。

始まりは映画の主題歌


2005年の結成を機に、若い世代から支持を集めるONE OK ROCK(ワンオクロック)。エモ、ロックなサウンドにアグレッシブなライブパフォーマンスに定評がある。

日本、海外と活躍の場も広いが、大きく躍進したのは実写版「るろうに剣心」の主題歌からだろう。

大ヒット映画のタイアップ曲となったのは、彼らの7枚目のシングル『The Beginning』。英詩と日本語を織り交ぜた歌詞が特徴で、英詩がわからずとも胸を掻き立てる魅力がある。

タイトルは楽曲完成後に決まっているが、それはこの楽曲を皮切りに改めて自分たちをリセットしコンティニューしたいという気持ちから。これは、武道館などでライブもできるようになった彼らが、自分たちを客観的に見るべき立場であると自覚しなくては、という経緯から来ている。

また、この映画で主演を果たした佐藤健とTakaはプライベートでも仲良し。普段から《今やるべきことは何か》など深い話もできる間柄のようである。

その為、この楽曲の制作にあたっては、「彼が一生懸命頑張った映画に対してONE OK ROCKにできる100%を表現したかった」として、難しいものではなかったとしている。

The Beginning



ーーーーーーーーーーーーーーー
Just give me a reason
to keep my heart beating

Don't worry it's safe right here in my arms
As the world falls apart around us
All we can do is hold on hold on
Take my hand and bring me back

[日本語訳]
心臓が打ち続けるように
俺に生きる理由をくれ

心配するなよ 俺の腕の中なら安全だ
俺らを取り巻く世界が崩れ落ちても
踏ん張っていればいいんだ 踏ん張るんだ
手を取って俺を連れ戻して
ーーーーーーーーーーーーーーー


(中略)

ーーーーーーーーーーーーーーー
So Stand up stand up
Just gotta keep it
I wanna wake up wake up
Just tell me how I can Never give up

[日本語訳]
だから立ち上がれ 立ち上がるんだ
その気持ちを持ち続けろよ
俺は目を開けていたいんだ
折れない心の持ちようを教えてくれ
ーーーーーーーーーーーーーーー


ピアノだけという構成で、映画の話が来る前からデモで存在していたというこの楽曲。それをバンドアレンジに上手くできた事で、起承転結がありながら何度でも聴けるシンプルなメロディとなっている。

更に、そのメロディに今作の主人公である不殺の剣客:緋村剣心の心情を表したような歌詞が乗ることで、楽曲に物語性を生み出すことになった。

強さと弱さをもつ主人公のように


ーーーーーーーーーーーーーーー
Just give me a reason
to keep my heart beating

俺に生きる理由をくれ
心臓が打ち続けるように
ーーーーーーーーーーーーーーー


また、ボーカルであるTakaが歌い方にこだわりを持ったことで、出だしから自分に訴えかけられているような心地になる。生きる理由、自分が与えられるものはなんだろう、と。

ーーーーーーーーーーーーーーー
So Stand up stand up
Just gotta keep it

だから立ち上がれ 立ち上がるんだ
その気持ちを持ち続けろよ
ーーーーーーーーーーーーーーー


そして、サビ前の立ち上がれ!と鼓舞する部分は心が奮い立つ。聴いているだけなのに、目の前で訴えられているような気分になるからだ。

理由が欲しい、と歌っていた人と同一人物には思えない変わりように驚いてしまうが、強さと弱さを合わせ持った剣心の二面性に近いものを感じる。どこで爆発するかわからない最後まで聴き逃せない魅力が、この曲にはあるのだ。

●ONE OK ROCK / The Beginning


ここからが、彼らの見せどころ。

しかし、これはまだほんの序章に過ぎない。

実写版「るろうに剣心」の物語は、もう少し続いていく事になるからだ

----------------
何度くたばりそうでも朽ち果てようとも
終わりはないさ
≪The Beginning 歌詞より抜粋≫
----------------

彼らが、映画の為にできる事は始まったばかりだ。

TEXT:空屋まひろ

2005年にバンド結成。エモ、ロックを軸にしたサウンドとアグレッシブなライブパフォーマンスが若い世代に支持されてきた。 2007年にデビューして以来、全国ライブハウスツアーや各地夏フェスを中心に積極的にライブを行う。 これまでに、武道館、野外スタジアム公演、大規模な全国アリーナ···

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