9月24日、雨がパラつく渋谷のTUTAYA O-Crestでグッドモーニングアメリカの凌ぎ合うツアー2015のファイナルが行われた。
彼らにとって生まれ育ったホームであるO-Crestには、O-Crest史上初となる武道館行きのチケットを手にした彼らの門出を祝うかのようにたくさんの人で溢れかえった。
対バンは彼らの先輩であるアルカラ。既にアルカラが作り出した会場の熱気で息苦しさを覚えるが、この息苦しさこそがそのライブの評価と言っても過言ではないだろう。
どこからか聴こえるBa&Cho.たなしんのMCで彼らのステージは始まり、観客は声の主がどこにいるのか辺りを見渡す。するとなんとフロアからたなしんの姿が!
お決まりの「はじめ」「まーす!」で1曲目「コピペ」に突入。今日もキレッキレの「コピペパピプペポ…」で会場は一気にヒートアップ。
ノンストップで3曲を披露した後MCでVo&Gt.金廣真悟(以下、金廣)は今ツアーで感謝の気持ちを全力で結んでいくと述べた。
ファンをはじめとし人気のある曲を集めた中盤ではイントロが流れる度に選曲に対する歓声が起こった。名物「3・2・1・ファイヤー」で団結した会場はその後の「言葉にならない」で自分たちの頭上を転がっていくファンをステージの方へしっかり送り届けた。
金廣は対バンのアルカラやホームであるO-Crestへの想いや感謝を語り、O-Crest出身という看板を背負い音楽人生をかけて武道館でのステージに臨むと意気込みを見せた。
14曲目「STAY WITH ME」では会場のひとりひとりに語りかけるように見渡しながら『季節も僕もあなたもきっと変わっていくものだから 焼き付けていきたい 目眩く一瞬を』と歌い上げた。続く15曲目「イチニッサンでジャンプ」ではファンのみならず会場スタッフやPA陣もリズムに合わせて体を揺らし、まさにホーム、家族のような存在であることが伺えた。そして拍手の中彼らはステージを去っていく。
メンバーが去った後すぐに起こったアンコールでは再びたなしんがフロアから登場し、ファンによってステージまで運ばれる。最近結婚したというO-Crestのスタッフへ向けた「for better,for worse」と、雰囲気ががらっと変わる「空ばかり見ていた」を披露し、記念写真を撮って閉演となった。
10月に武道館でのワンマンを送り出すような暖かい雰囲気で締めくくった今ツアー。たくさんの愛に支えられ、武道館でも大暴れしてくれることに期待したい。
PHOTO:濱谷 幸江
TEXT:愛香
-セットリスト-
1.コピペ
2.キャッチアンドリリース
3.ミサイルをぶちかましてぇな
4.拝啓、ツラツストラ
5.サイダーでも飲んで
6.アブラカタブラ
7.言葉にならない
8.境界を越えて
9.inトーキョーシティ
10.未来へのスパイラル
11.ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ
12.アカクモエテイル
13.ハローハローハロー
14.STAY WITH ME
15.イチニッサンでジャンプ
16.for better,for worse
17.空ばかり見ていた
1.コピペ
2.キャッチアンドリリース
3.ミサイルをぶちかましてぇな
4.拝啓、ツラツストラ
5.サイダーでも飲んで
6.アブラカタブラ
7.言葉にならない
8.境界を越えて
9.inトーキョーシティ
10.未来へのスパイラル
11.ウォールペーパーミュージックじゃ踊りたくないぜ
12.アカクモエテイル
13.ハローハローハロー
14.STAY WITH ME
15.イチニッサンでジャンプ
16.for better,for worse
17.空ばかり見ていた