けものフレンズとは
『けものフレンズ』は、けものフレンズプロジェクトによる、架空の動物園「ジャパリパーク」を舞台の作品群を原作とした、メディアミックスプロジェクトです。2015年にゲームアプリが始まり、漫画版が連載開始されました。
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アニメ『けものフレンズ』は、2017年1月から3月まで、AT-X・テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知より、放送されました。
ストーリーはアニメ版オリジナルで、全12話。
アニメーション制作は『てさぐれ!部活ものシリーズ』で知られるヤオヨロズが担当し、キャラクターは3Dで、背景は手描きで制作されています。
このアニメ、実はアニメ化当初は、あまり注目されていませんでした。
しかし、「すっごーい!」「たーのしー!」「君は○○なフレンズなんだね!」といった特徴的なフレーズ、意外に深い世界観などが大きな話題を呼び、大ヒットとなります。
ツイッターでトレンド一位を何度も取り、各地の動物園や水族館に足を運ぶ人が増え、星雲賞をはじめ数々の賞を受賞しました。
けものフレンズの世界観
この作品は、明るい登場人物とは裏腹の、不穏な世界観もまた魅力となっています。例えばEDの、廃墟と化した、遊園地のモノクロ写真、灰色の花畑。
やりすぎなまでの、本編との落差。
ただひたすら廃墟で、 一切キャラクターは登場しません。
最終回で突然登場する獣。
ジャパリパークにはヒトはおらず、『けものフレンズ』はヒトの絶滅した後の世界なのか。
第1話の悲鳴の主はアードウルフで、襲われた際にフレンズ化がとけて獣の姿になってしまったのではないか…?
ほのぼのしたアニメの雰囲気に似つかわしくない、数々の謎。
沢山の伏線が張られ、深みを増しています。
『けものフレンズ2』でも、この世界観が引き継がれるのでしょうか。
けものフレンズ2の変更点
現在炎上中の『けものフレンズ2』。その原因は『けものフレンズ』からの、2つの大きな変更点にあります。
1つ目は、監督の変更。
2017年9月25日、アニメ『けものフレンズ』の監督たつき氏が自身のTwitter上にて、2期からの降板を報告しました。
たつき氏は、監督から脚本を始めあらゆる部分で全面的に関わっていた人物であり、ファンは、“たつき監督の作風の『けものフレンズ』”の続編を期待していました。
たつき氏降板のツイートは瞬く間にネット上で拡散され、監督の降板を決めたとされるカドカワに、非難がわきおこりました。
2つ目は、主役の変更。
アニメ1期の主人公のかばんちゃんは、1期のラストでヒトのフレンズということが判明し、サーバルと共に旅立ちました。
しかし、アニメ『けものフレンズ2』のキービジュアルやキャストの中にかばんちゃんの姿はなく、1期の続編ならば、かばんちゃんのその後が描かれると思っていたファンは、ショックを受けています。
TVアニメ『けものフレンズ2』PV 第一弾
TVアニメ『けものフレンズ2』PV 第二弾
キャラクター&声優紹介
『けものフレンズ2』の監督は、木村隆一監督になりました。木村隆一監督といえば、初代「アイカツ!」の監督です。
たつき監督降板で振り上げた拳を下ろしたファンも、多かったのではないでしょうか。
コンセプトデザインは吉崎観音、CG監督は谷口英男、アニメーションプロデューサーは沼田心之介、アニメーション制作は、「日本の昔ばなし」のトマソンが行います。
シリーズ構成 と脚本を手掛けるのは、ますもとたくや氏。
ますもとたくや氏は、初期の「ONE PIECE」や、最近では「ゾンビランドサガ」の脚本もされています。
≪声のキャスト≫
サーバル…CV. 尾崎由香
フェネック…CV.本宮佳奈
アライグマ…CV.小野早稀
子ども …CV.石川由依
カラカル…CV.小池理子
ラッキービースト…CV.内田彩
ロイヤルペンギン…CV.佐々木未来
コウテイペンギン…CV.根本流風
ジェンツーペンギン…CV.田村響華
イワトビペンギン…CV.相羽あいな
フンボルトペンギン…CV.築田行子
カタカケフウチョウ…CV.八木ましろ
カンザシフウチョウ…CV.菅まどか巽
声優オーディションがあり、声優陣も入れ替わってしまうのか、と心配されましたが、サーバル役の尾崎由香を始め、かばんちゃんを除く主要キャラは続投のようですね。
1期でかばんちゃん役を演じていた内田彩も、ラッキービースト役で出演しています。
2期から新しく登場するのはカラカルです。
カラカル役の小池理子は「まず、『カラカルってどんな動物だろう?』って思いました」「調べれば調べるほど本当に可愛い動物で、さらにそれがキャラクターになったカラカルは見た目も性格もとっても可愛く魅力的なフレンズ」と自身が演じるキャラクターの魅力を語っていました。
そして、子ども役の石川由依は「フレンズたちとどのようにして出会い、これからどんな冒険が待っているのか、今からワクワクしています!」とコメント。
子どもがどんな役割を果たすのかは、まだ謎に包まれています。
けものフレンズ2OPは、黄金タッグ再び‼
『けものフレンズ2』のOP主題歌が決定しました。楽曲提供&サウンドプロデュースは大石昌良、そして、歌うのは「どうぶつビスケッツ×PPP(ぺパプ)」です。
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2017年に大ヒットした、『けものフレンズ』の主題歌「ようこそジャパリパークへ」と同じ黄金タッグが実現しました!
OPテーマ:乗ってけ!ジャパリビート
EDテーマ:星をつなげて
「どうぶつビスケッツ×PPP」は『けものフレンズ』に登場するサーバル・フェネック・アライグマによるユニット「どうぶつビスケッツ」と、ジャパリパークのペンギンアイドルユニット「PPP(ペパプ)」総勢8名によるユニットです。
2017年にリリースされた楽曲は、アニメ『けものフレンズ』の主題歌として大ヒット。
日本レコード協会からはゴールドディスク認定され、第12回声優アワードでは歌唱賞を受賞するなど、大旋風を巻き起こしました。
今回、黄金タッグが再びということで、期待が高まりますね。
けものフレンズ2、自分の目で確かめよう‼
2期のPVが低評価が5万を超え、炎上中の『けものフレンズ2』。けれども、それはあくまで現時点の話で、評価は流動的なものです。
この低評価の中、2期を引き受けた木村監督には、今後面白いものを作って、作品で見返す自信があるのではないでしょうか。
実際、アニメ『けものフレンズ』も、第一話が公開されたころの評価は、今では考えられないほどひどいものでした。
ところが、話が進むうちに、その世界観やキャラの魅力、工夫された演出やストーリー展開に、大きな注目を集めるようになっていったのです。
イントロダクションによれば、『けものフレンズ2』は、フレンズのサーバルとカラカルが、森の中でお腹を空かした、ヒトの子供と出会うところから始まります。
サーバルたちがその子供と一緒に旅をし、さまざまなフレンズたちと出会う中で、「ジャパリパーク」の秘密が描かれ、大地を揺るがすような大ピンチも巻き起こると予告されています。
12月に開催された、第1話先行上映会の評価はうなぎのぼり。
『けものフレンズ2』が面白いかどうかは、自分の目で実際に見て、判断することをおススメします。
『けものフレンズ2』最新情報
『けものフレンズ2』についての最新情報は以下でどうぞ。『けものフレンズ』公式ホームページ:https://kemono-friends.jp/
『けものフレンズ』公式Twitte@kemo_project:https://twitter.com/kemo_project
TVアニメ『けものフレンズ2』公式Twitter :@kemono_anime
TEXT 有紀