孤独な神様を描く『Scratch the world feat.GAGLE』
──続いて、3曲目『Scratch the world feat.GAGLE』です。これは世界観がすごすぎです(笑)!どんなふうに制作を進めていかれたのか教えてください。majiko:最初は、GAGLEの(ラッパーの)HUNGERさんがラップの歌詞を作ってくださって。トンネルというテーマで作ってくださったんです。そのHUNGERさんの書いた歌詞の中に、「モグラ」というワードがあったので、そこにインスピレーションを向けて、Aメロとサビの歌詞を作らせていただきましたね。
──majikoさんが書かれた部分…ものすごく究極な歌詞ですよね。
majiko:そうですね。
──「ああ、わたし神さまになってしまったんだ」って、めちゃめちゃパンチがあるじゃないですか。どういうこと?!って初めは思う。
majiko:なっちゃった?なっちゃったの!?みたいな(笑)。
この子の世界の中での神さまということで。「いつの間にやら誰もいなくなっていて」というのは、たぶん、その子からいろんな人が離れていったということなんですけど。でも、誰もいないということは、自分が神さまってことじゃないですか。そう言っても良いというか。
でも、この子は1人になりたかったというか、トンネルの中にいるけれど、それを苦だと思っていない女の子っていうのが、私が書く歌詞のテーマでした。
──サビの歌詞もまた世界観が強くてインパクトのある感じで。
majiko:「鮮やかな色」というのは、昔、子どもの頃にやっていた遊びなんですけど。やったことありますかね?1枚の画用紙にいろんな色を塗って、その上に、黒いクレヨンで色を塗って、針で絵を描くということをやっていたんですよ。それを、ぜひ、この世界観にあうなと思って、歌詞にしてみましたなあ。
──昔の記憶と今回のテーマがリンクしたところがすごいですよね!さすが…
majiko:ありがたいですね。創作意欲がバリバリ湧くような現場だったので。あと、『COLOR』というEPタイトルに紐づけるように、色を基調としてサビにしたいと思って。
──このラップの歌詞をベースに、音の感じや制作現場の雰囲気も含めたすべてが作用してこの歌詞が生まれていったという感じなんですね。
majiko:そうですね。すごく楽しかったです。笑いながら録っていましたね。最後のHUNGERさんのたたみかけるようなラップは、その場で作っていて。“天才!すげぇ!”と思いました。
自分も、初めて、日本語でラップに挑戦したんですけど。ぜんぜん最初はだめでしたね。棒読みみたいな。すごい難しいと思って。
──棒読すぎないけど、ちょっと無機質感が出ていて良いなと思いました!語っているようで、無機質で、リズムとメロディーがあって、すごく面白いですよね。
majiko:ありがとうございます。嬉しいです。良かったぁ(笑)。
──またラップにチャレンジしますか?
majiko:全編ラップの曲やってみますか?みたいなことを言われたんですけど、“無理”と思って(笑)。でもぜひ。またGAGLEさんチームとやりたいですなあ。
majikoが本領を発揮したカバー曲
──3,4曲目はカバーなんですね。カッコよすぎて鳥肌がたちました!ライブで絶対に聴きたいです。majiko:ありがとうございます。すごい頑張りましたね。楽しかったし。
──この曲たちはmajikoさんがずっと歌われてきた曲なんですか?
majiko:『Don't You Worry 'Bout A Thing』は、母が昔歌っていて子どもの頃によく聴いていた曲だったので、今回、歌いたいなって思いついたんですよね。
これまで曲名が分からなかったので、カラオケとかでは歌ってこなかったんですけど、これを機に歌ってみようと思って。ピアノ1本という形でやらせていただきました。
──『HUSH』の方はいかがでしょう?
majiko:『HUSH』は、中学生くらいの頃から、バンドでコピーをしていたので。今回、ワンマンで回っているメンツを含めて、今の仲間たちと一緒に、わいわいわちゃわちゃできたら良いなと思って。
──すごく楽しそう。今までのイメージとぜんぜん違いますよね。ライブだとmajikoさんこんな感じなのかな?というイメージが湧きました。
majiko:そうですね。ライブでもできたら良いなと思っています。
──『Don't You Worry 'Bout A Thing』は原曲がスティービーワンダーさんということですけど。ブラックミュージックとか、ジャズってずっと慣れ親しんできたものでないかぎり退屈に聴こえることもあるなと私個人思ったことがあるんですけど。majikoさんの歌声で、このアレンジで聴くと、J-POPに慣れた耳でもこんなに華やかで、憧れられるような曲にもなるんだなと驚きました。
majiko:この曲をカバーしている他の女性アーティストさんのフェイクとかを自分なりにカバ―して入れたりしていて。本家とは、またちょっと違うバージョンとして存在しているんですけど。
──これ、練習してカラオケで歌えるようになりたいです(笑)。
majiko:超難しいですよ(笑)。自分でもすごく難しいと思ってました(笑)。
──これは絶対にライブで聴きたいです。
majiko:やってみます。ぜひぜひ遊びにきてください。
最後に…
──最後に『COLOR』は、majikoさんにとってどんな1枚になりましたか?
majiko:今回、『COLOR』は、個人的には、次の作品のはじまりだと思っていて。これを皮切りに、次の作品では超自信作を作ろうと思っているので、ぜひぜひ楽しみにしていてね、という感じですね。
──これでも“前の段階”なんですね!?次はどうなっちゃうんだろう。
majiko:どうなるんだろう。今、すげぇ盛ったかもしれない(笑)。頑張ります。
──そしてmajikoさん、2月にワンマンライブがあるとか。
majiko:2月11日は、東京キネマ俱楽部があります。キネマ倶楽部は、まじ娘時代に初めてワンマンを行ったところだったので、感慨深いです。あれから4年経ちましたけど。自分なりにどう変わっているんだろうとか。あの時の、ステージ袖から、ステージに立つまでのあの空気は、4年前とどう変わっているんだろうということは、個人的には噛みしめたい一瞬ですね。
──見える景色も変わっていそうですね。
majiko:そうですね。楽しみです。遊びにきてほしいですなぁ。ぜひぜひ。
──ありがとうございます。インタビューは以上になります!
majiko:ありがとうございました。
TEXT 愛香
PHOTO 橋本美波&愛香
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