『モブサイコ100』は、漫画家ONE氏の作品
画像引用元 (Amazon)ONE氏は、個人サイトで漫画家デビューした、奇才な作家です。彼のサイトは、 1日10万回を超えるアクセスがあったというほどの人気サイトです。そんな彼が原作を手掛けた『モブサイコ100』は、2012年に『裏サンデー』で連載され、Ⅰ期が、2016年7月にTVアニメ化されました。コメディタッチの学園ストーリーで、超能力者たちのサイコアクションがみどころとなっています。
あらすじ
影山茂夫こと通称モブは、自分自身にあまり興味がなく、そのため、感情が稀薄な少年です。彼は、超能力者だということを隠して生活しています。平凡で、取り得のないヘタレのモブが、日常の出来事に対し、感情を蓄積していきます。その高ぶりが100パーセントになった時、モブに別の人格が誕生。その別の人格は、悪の組織を壊滅していきます。・・・その主人公モブの ギャップが面白いアニメです。主なキャラクター
景山茂夫(かげやま しげお)この物語の主人公で中学生です。おっとりとした優しい性格です。ときには凡人、ときにはヒーローと、この物語の要となっています。超能力者だということが、バレ、いろいろな危機に出会いますが、その能力で回避していきます。しかし、彼自身は、超能力なんてなんの役にも立たない、努力して得た力こそが、本当の力だと思っていて、運動音痴を克復しようと、肉体改造部に入部します。
霊幻新隆(れいげん あらたか)
霊能力者という偽りのもと、「霊とか相談所」という看板をあげ、商売をしていますが、全くの凡人です。モブには「師匠」と尊敬され、モブを擁護するオトナとして存在しています。
モブは、ここで、時給300円のアルバイトをしています。
エクボ
もともと悪霊でしたが、モブに除霊され、霊魂となりました。全身緑色で、丸く赤い頬っぺたが特徴です。神になりたくて、モブにつきまとう、よこしまな奴ですが、モブを助ける存在でもあります。彼の存在は、霊能者にしか見えません。霊幻は、モブの力の器になった経験がきっかけとなりエクボを見ることができます。
キャスト
影山茂夫を伊藤節生さん、霊幻を櫻井孝宏さん、エクボを大塚明夫さん、モブの弟・影山津を入野自由さん、他校の生徒で超能力者、通称テル・花沢輝気を松岡禎丞さん、モブの幼なじみで初恋の相手・ツボミを左武宇綺さん、新聞部でクラスメイト・米里イチを藤村歩さんが声優を担当します。OP曲・ED曲、演奏するのは、MOB CHOIR feat. sajou no hanaのメンバー
Ⅱ期のOP曲を担当するのは、MOB CHOIR です。MOB CHOIR は、アニソン界の実力者である渡辺翔さんが、ベーシストであるキタニタツヤさんと、ヴォーカリストとしてsanaさんを迎え、『モブサイコ100』のためにつくられたユニットです。
『モブサイコ100』Ⅰ期のOP曲『99』も、MOB CHOIRが演奏しています。その後、彼らは2018年8月にTVアニメ『天狼 Sirius the Jaeger』 EDテーマ曲『星絵』で、sajou no hanaとしてデビューしています。
オープニング曲は、MOB CHOIR feat.sajou no hana『99.9』
【99.9】CD シングル アーティスト:MOB CHOIR feat. sajou no hana
・『99.9』 作詞・作曲・編曲:キタニタツヤ
(『モブサイコ100Ⅱ期』のOP曲)
・『いきるひとびと 』 作詞・作曲・編曲:キタニタツヤ
『99.9』の歌詞には、MOB「モブ」という単語が使われています。MOBには「群集」「群れ」という意味があります。また、群集キャラクターをモブキャラともいいます。
この曲のMOBは、主人公なのに、モブキャラタイプである影山茂夫の「素の人格」をさしています。また、MOBには、「暴徒」という意味もあります。この場合のMOBは、茂夫の感情が100パーセントに高まった時、現れる第二の人格「暴走するキャラ」のことをさしています。
「Get ready! Did you ever have Mob?」
冒頭に「準備はできている?あなたは、かつてモブ(群集OR暴徒)を 持ったことがある?」と聞いてきています。しかし、「暴走するよ、覚悟はある?」と訳すほうが、しっくりくるかもしれません。
この『99.9』は、モブの感情が100パーセントになる瞬間の、モブ変貌のイメージを曲にしています。
エンディング曲は、sajou no hanaの『メモセピア』&『グレイ』
Ⅱ期は、初回では『グレイ』、2話以降では、『メモセピア』が、エンディングとして流れています。『メモセピア』は、「世界は冷たい、熱を奪っていく眩しい日差しじゃたりない」という刹那な歌詞と、ビートの利いた早いテンポが、耳に心地良いです。『グレイ』は、激しいアクションの合間に見える、影山茂夫・モブの優しい心や、ストーリーの中にある人情的なイメージを感じる曲です。いろんなことで、キズつき、グレーになった心が、鮮やかな色彩の世界を求めて、再び殻から飛び出そうとしているということを歌っています。これは、モブの気持ちを歌っているのでしょうか。物語のエンディングで聞くと、ホッとします。
【メモセピア/グレイ】CD シングル 両A面 アーティスト:sajou no hana
・『メモセピア』 作詞・作曲:渡辺翔/編曲:キタニタツヤ
(『モブサイコ100Ⅱ期』のED曲)
・『グレイ』作詞・作曲・編曲:キタニタツヤ
(『モブサイコ100Ⅱ期』のED曲)
・『目蓋の裏』 作詞・作曲:渡辺翔/編曲:キタニタツヤ
音楽配信情報
今回も、Ⅰ期同様、『99.9』の攻撃的、挑戦的な旋律が、Ⅱ期のオープニング映像をひきたてています。『メモセピア』もどちらかというと、排他的な歌詞ですが、飛躍しようとしているイメージがします。エンディング映像はコミカルです。『グレイ』は、優しい歌声とメロディに癒され、切なさの中にも希望を感じる歌詞に勇気を貰えます。リリースまで待てない方は、Amazonや、iTunesなどで先行配信もしています。
・99.9
(TVアニメ「モブサイコ100Ⅱ」オープニングテーマ)
【iTunes】
【mora】
【amazon】
【animelo mix】
・グレイ
(TVアニメ「モブサイコ100Ⅱ」エンディングテーマ)
【iTunes】
【mora】
【amazon】
【animelo mix】
最新情報
・『モブサイコ 100』twitterアカウントhttps://twitter.com/mobpsycho_anime
・『モブサイコ100』公式ホームページ
http://mobpsycho100.com/
・『sajou no hana』公式ホームページ
http://whv-amusic.com/sajounohana/
・『sajou no hana』twitterアカウント
https://twitter.com/sajounohana
TEXT 郷 菜美