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【インタビュー】メリー・ポピンズ演じる平原綾香、「自分を信じる心が一番の魔法」と語る (2/2)




自分を信じる心が一番の魔法

──『メリー・ポピンズ』のときに子供だった二人が大人になって、メリーとの思い出を空想だったと思ってしまっていたという、メリーにとっては寂しいシーンもあるそうですが、平原さんにも子供の頃だからこそ持っていた想像力が発揮されたような出来事ってありますか?私は子供の頃、自動販売機になって好きなだけジュースを飲みたいって思っていました(笑)。

平原綾香:そんなこと考えてたの(笑)!?かわいい!自動販売機になっても飲めないよ(笑)!


──そこまでぶっ飛んだことじゃなくても、子供だったからこその想像的な…(笑)。

平原綾香:私はバットマンが大好きで、子供の頃はバットマンが必ず私を迎えに来てくれると思ってました(笑)。

初めてバットマンを映画館に観に行った時に、あんまり内容は分からなかったんですけどずっと椅子に座ってて、ふと下を見たらバットマンがいたの!って言うと「平原さん大丈夫?」って言われるんだけど(笑)。本当にいたの!

それで“ハッ!”と思ったらバットマンが「シーッ」って言うから、“わかった、シーッね!”って。それからバットマンに恋をして、毎日バットマンに手紙を書いては自分のお家のポストに入れてました(笑)。


──かわいい〜〜〜♡

平原綾香:届かないよってね(笑)。住所が分からなかったからバットマンに取りに来てほしかったんです。


──どなたかが回収してくれてたんですかね?

平原綾香:ですかね(笑)?でも映画館での出来事は今でも私は信じています!


──想像力は現実を超えるってことですよね!

平原綾香:そう、メリーも「どんなことでもできる、不可能なことでも。」って言うんですけど、私はその言葉がとっても好きです。
彼女はいろんな魔法を使えて、いつもシャンとしていて、完璧なんです。だけど一番すごいところって、自分を信じる心だなって思うんです。それが一番の魔法だと。


──想像力って自分を信じる力と比例するものなのかもしれないですね!

平原綾香:そうですね!


メリーと平原綾香の共通点は?

──続いて、歌詞にもフォーカスを当てて行きたいと思うのですが、鳥肌必須の最初のフレーズ、「真夜中の狭間で 眠れずに 彷徨って 人は皆 探すの なくしたものが 住む場所を」という歌詞の部分。眠れないほど辛い夜のことをこう表現するのか…とディズニーらしさを感じましたし、また、訳詞を書かれてる高橋亜子さんも素晴らしい訳を書いてくださいましたよね。

平原綾香:高橋亜子さんはミュージカル『メリー・ポピンズ』の訳詞も書かれている方なんです。歌の歌詞にも、セリフにも、素敵な言葉がたくさん入っているんですよね。『幸せのありか』の歌詞にももちろんたくさんの名言が書かれていますし、劇中歌『小さな火を灯せ』っていう歌も大好きなんです。

“君は部屋の中で閉じこもって俯いたままでいるか、それとも僕と一緒に小さな火を灯すか?”っていうことを歌うんですけど、本当にその通りだなと思っていて。

私も例えば悲しくなったりした時に、不機嫌になるのか、それとも笑うのか。それなら私は小さな火をともしたいから笑おう!って思えるから、とても良いメッセージだなって思いますし、映画を観るだけでじわっと心が洗われる感じがあるんです。
言葉の魔法がたくさん詰まった映画だと思います。


──日本語しかわからない私なんかは、絶対に吹き替えで、歌詞の意味を噛みしめながら『メリー・ポピンズ リターンズ』を観たいです!

平原綾香:是非観てください!


──メリー・ポピンズ役の吹き替えもやられていて、メリーと平原さんとが共通する部分を感じられたことは?

平原綾香:メリーと共通するのは掃除が好きなことですかね!最近掃除が好きで(笑)。キレイにするってやっぱりいいですね!
ゲッターズ飯田さんも言っていたんですけど、部屋が汚いまま神社に行っても意味がないんですって!まず自分の部屋がキレイになってゼロ地点なんだそうです。


──うわ…だから去年の初詣でしたお願い叶わなかったんだ…。

平原綾香:(笑)。なので私も部屋をキレイにするようになりました。
部屋がキレイになると色んな考えがまとまるんですよね!


──2月6日に発売されたシングルには煙突掃除屋さんの目線で書かれた『Chim Chim Cher-ee』もカップリングに収録されていますよね!

平原綾香:この曲も、“煙突掃除って汚い仕事だと思うだろう?でも、一番上に立ってみんなよりも綺麗な夜景が見えるんだぜ?”っていう素敵なメッセージが込められているんです。


──昨年の夏に放送されたFNS歌謡祭では『チム・チム・チェリー』と『スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス』を日本語で披露されていましたよね!圧巻でした…。

平原綾香:話題になったそうで(笑)!あの『チム・チム・チェリー』も“スパカリ”も、ミュージカルとは全く違った振り付けだったので覚えるのが大変だったんですけど、視聴率が良かったそうなので頑張って良かったです(笑)。


──あのFNSでの感動が英語バージョンになって今作に収録されているということで必見ですね。最後に、平原さんにとって今作がどんな1枚になったか、お聞かせください。

平原綾香:まずは、この『幸せのありか』という名曲を是非みなさんに味わっていただきたいですね。唯一無二の作品に出会えたなって思います。

『Chim Chim Cher-ee』(“チムチム”)と『Supercalifragilisticexpialidocious』(“スパカリ”)は昨年出した15周年アルバムの中に収録したものを特別に収録させてもらったんですけど、さらに今回は“チムチム”と“スパカリ”のカラオケバージョンも入れたデラックスシングルみたいになっているので(笑)。


──カラオケ入れてもらっても絶対難しくて歌えないって思いました…(笑)

平原綾香:いやいやいや、是非歌ってください(笑)。本当に豪華な内容になっていて、ジャケットもメリー・ポピンズっぽくデザインを仕上げたので、世界観を楽しんでもらいたいです。
本当にいろんな年代の方に聴いてもらえるメリー・ポピンズのパワーがありますから、大人の方は“懐かしいな”とか、子供だったら新曲として、この曲を家族で楽しんでもらいたいですね!



Text 愛香
Photo TAKESHI KUDO

『メリー・ポピンズ リターンズ』公開後 編集後記

ミュージカル映画として、目と耳を楽しませてくれる映画でありながら、歌詞や俳優陣・声優陣の表現の中に込められた想いを感じることでさらに深みの増す『メリー・ポピンズ リターンズ』。

吹き替え版では、平原綾香の凛々しさの中に温かみを含んだ声が主人公メリー・ポピンズのキャラクターに彩りを添えます。

1964年に公開された映画『メリー・ポピンズ』を観ていない人でも楽しめる作品となっていますが、『幸せのありか』の歌詞に触れ、メリー・ポピンズの吹き替えとエンドソングを担当した平原綾香の想いを受けて観る『メリー・ポピンズ リターンズ』はまた格別に心を揺さぶられること間違いなしです!

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2003年12月17日にホルストの組曲『惑星』の『木星』に日本語詞をつけた『Jupiter』でデビュー。 2004年の日本レコード大賞新人賞や、2005年日本ゴールドディスク大賞特別賞をはじめ、様々な賞を獲得。 その後も、ドラマ『優しい時間』(フジテレビ系)主題歌『明日』、NHKトリノオリンピック···

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