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2019年全編再アニメ化決定!感動少女漫画フルーツバスケット!

2001年7月から12月までテレビ東京系列で放送されていたアニメ『フルーツバスケット』。放送終了から18年が経った2019年に再アニメ化が決定。当時のOP・EDは、今も人々の心に残っています。『フルーツバスケット』の魅力を見ていきましょう。


フルーツバスケットとは

少女漫画雑誌『花とゆめ』で、1998年から 2006年まで連載されていた漫画です。原作者は、高屋奈月、コミック巻数は全23巻、愛蔵版が2015年に全12巻発売されています。2018年には、世界累計発行部数3000万部を突破しており「もっとも売れている少女マンガ」として2007年にギネスブックに認定されている大ベストセラーの少女漫画です。

2001年版フルーツバスケット

 画像引用元 (Amazon)

アニメ『フルーツバスケット』は、全26話放送。第1巻から5巻の全話+6~8巻の一部をアニメ化していました。原作で登場する草摩紅野や草摩依鈴などのキャラクターは登場しません。

2001年に放送された『フルーツバスケット』は、続編を希望する声も相次いでありました。しかしながら、監督を務めた大地丙太郎氏やOP・ED・挿入歌を担当した岡崎律子さんを含むスタッフの全員が力を出し切ってしまったため、もう作れないと語っています。

たくさんのファンの方に、続編を望まれている作品でしたが、それでも作ることができないと決めた監督の意思が強くあったアニメでもありました。

2001年に放送されたアニメ『フルーツバスケット』の声優も豪華な顔ぶれでした。

本田 透(ほんだ とおる) 声優:堀江由衣
草摩 由希(子)(そうま ゆき)  声優:久川綾
草摩 夾(猫)(そうま きょう)声優:関智一
草摩 紫呉(戌)(そうま しぐれ)声優:置鮎龍太郎
草摩 楽羅(猪)(そうま かぐら)声優:三石琴乃
草摩 紅葉(卯)(そうま  もみじ)声優:齋藤彩夏
草摩 はとり(辰)(そうま はとり)声優:井上和彦
魚谷 ありさ(うおたに ありさ)声優:今井由香
花島 咲(はなじま さき)声優: 安原麗子

本田 透
本作の主人公。父を幼いころに亡くし、母を交通事故で亡くした女子高生。父方の実家に引き取られましたが、改築工事をすることになり、1人暮らしを決意。草摩家の敷地内でテント暮らしをしている所を、草摩由希や紫呉に見られてしまいます。テントがあったところも土砂崩れがおきてしまい、草摩家で暮らすことになります。そして、草摩家のある秘密を知り深くかかわっていくことになります。

草摩 由希
十二支の子(ねずみ)が憑いています。十二支の頂点にある子が憑りついており、草摩一族の中では特別な存在。学校でもファンクラブが作られるほどの美形。男であるが、中世的な顔立ちであることがコンプレックス。夾とは仲が悪いが、夾の人を引き付ける力などを羨ましがる一面もあります。慊人に幼いころ受けたいじめがトラウマや、友達の記憶隠蔽などが原因で人に心を開くことができなくなってしまいました。

草摩 夾
十二支に入ることができなった猫が憑いています。本来の姿である「異形(いにょう)」が別にある。透や由希と同じ高校に通うようになり、由希とは仲が悪かったが、透との出会いのおかげで徐々に打ち解けることができるようになっていく。由希の何でも 持っているところを羨ましがる面もあります。

フルーツバスケットの魅力

『フルーツバスケット』の魅力は、「透の優しさ」や「言葉」などです。
透は、誰に対しても優しく、たとえ友達であっても必ず語尾は「~です。」などを使い会話をしています。

心に傷を負った草摩家の人々が、本田透と出会うことで心に抱えていた暗い過去や、傷を少しずつ癒していくことができるという心温かいストーリーになっています。そして、読み手側が、必ずといっていいほど心に残るシーンがあるというのも魅力の1つです。

前OPは感動の名曲

 画像引用元 (Amazon)

2001年の『フルーツバスケット』は、OPとED、挿入歌を岡崎律子さんが担当しました。
OPタイトルは『For フルーツバスケット』です。

2001年のアニメの監督を務めた大地丙太郎氏が、岡崎律子さんに「アニメっぽくないテーマソングを作ってほしい」とお願いして制作したという秘話があります。岡崎さんは、タイトルを決める前に「For~」というもので曲を作っていたそうです。それを見た監督が『For フルーツバスケット』のタイトルを気に入り、そのまま採用されたという逸話があります。


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とてもうれしかったよ 君が笑いかけてた
すべてを溶かす微笑みで

春はまだ遠くて つめたい土の中で
芽吹く瞬間を待ってたんだ
昨日の傷を残していても
信じたい 心ほどいてゆけると
≪For フルーツバスケット 歌詞より抜粋≫
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『For フルーツバスケット』は、イントロと岡崎さんの優しいコーラスが印象的です。優しいそよ風に包まれたようなメロディーと岡崎さんの歌声で、人の心が温かくなるような歌です。

歌詞を見ていただくと『フルーツバスケット』のストーリーとぴったりな歌詞になっています。歌詞の中の「君」=主人公の透だと考えられます。透の優しさが表現された歌詞でありながら、草摩家の人々の心の中の氷が溶けて、少しずつ春を迎えるようなそんなイメージができます。

『For フルーツバスケット』は、泣けるアニソンや心に残るアニソンとして人々の心に残り続ける楽曲です。

前EDは心温かい歌詞に注目

アニメ『フルーツバスケット』のEDは、『小さな祈り』です。第1話から第24話、最終回で流れました。『小さな祈り』は、優しく軽やかな音色が特徴の楽曲です。曲は、約3分30秒の長さで制作されていて、歌詞も短くまとめられています。OP同様、アニメ『フルーツバスケット』の世界観にぴったりの楽曲になっています。

『小さな祈り』の歌詞です。これは、アニメのEDで流れていた部分です。

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今日の涙は ほら 明日の力にして
la・la・la 素晴らしき love & life
≪小さな祈り 歌詞より抜粋≫
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前向きになれる歌詞になっています。楽しく夕ご飯をみんなで囲みましょう。どんなにつらくても素晴らしい毎日が待っている。と言うような意味が込められていると感じます。

『フルーツバスケット』というアニメは、心に闇を抱えていながらも支えてくれる人はいる、助けてくれる人がいる。などという意味が込められていたのではないでしょうか?辛いことがあっても、“明日からまた頑張ろう”というような意味もこの『小さな祈り』には込められていると思います。

挿入歌:セレナーデ

アニメ『フルーツバスケット』最終回前の第25話で、初めてエンディングで『セレナーデ』が流れました。こちらの楽曲にも歌詞はついてありますが、第25話で流れた時はピアノバージョンのみでした。そのピアノバージョンも大きく反響があったようです。

第25話では、本当の姿になった夾が、透に見られてしまったことがショックで逃げ出してしまいます。一方で、透も本当の姿になった夾を見て、大きなショックを受けてしまいそのまま草摩家から逃げてしまいます。

そして、大好きなお母さんのお墓の前で透が倒れていると、友達のありさと咲がやってきます。透を抱きしめようとするありさを必死で泣きながら止める咲は、透に戻るように促し、そのまま透は森の中へと消えていったのです。

そこで、ピアノバージョンの『セレナーデ』が優しく包み込むように流れ、最終回へと続いていく展開でした。

『セレナーデ』の歌詞は、とても暖かく、まっすぐな歌詞になっています。悩み事や辛い時に聴くと涙が出るような優しい音色に包まれる歌になっています。

岡崎律子の歌は今もたくさんの人の心に

岡崎律子は2004年5月5日に病気のため逝去しています。これまでに制作された楽曲は数多くあります。声優の林原めぐみや飯塚雅弓、緒方恵美、堀江由衣などに楽曲提供もしています。

そして、平成アニソン大賞が先日発表され、「平成アニソン大賞 ベスト楽曲賞」を岡崎律子と日向めぐみのツインボーカルユニットのメロキュアの『Agape』に決まりました。

亡くなって14年が経過していますが、今も尚、多くの人の心に残っている楽曲がたくさんあります。フルーツバスケットに提供された楽曲全てをたくさんの人が、辛い時、苦しい時などに聴いている歌です。平成が終わっても、次の元号にも受け継がれていく楽曲になるでしょう。素敵な楽曲に出会えたことに喜びを感じるとともにご冥福をお祈りいたします。


2019年版「フルーツバスケット」情報

 画像引用元 (Amazon)

アニメ『フルーツバスケット』は新スタッフ・新キャストのもと構成されます。放送開始時期は、2019年4月よりテレビ東京系列で放送されることが、現在発表になっています。そして、つい先日、放送時間の発表がありました。4月5日(金)深夜1:23~放送スタートします!

原作者の思いとは?

原作者である高屋奈月は、再アニメ化に対して二つの要望を出したそうです。
「すべて新しいメンバーで作る」ことと「高屋奈月の絵に寄せないこと」の2つです。一度閉じた蓋をまた開けるということで、”再構築してほしい”という思いが強くあったようです。

なので、前回とは違うキャスト、スタッフで”再構築”することとなりました。新しく”再構築”を希望している原作者の思いが詰まった作品が、いよいよ2019年4月に放送開始されます!

2019年版「フルーツバスケット」キャスト一覧

本田 透(ほんだ とおる) 声優:石見舞菜香
草摩 由希(鼠)(そうま ゆき)  声優:島﨑信長
草摩 夾(猫)(そうま きょう)声優:内田雄馬
草摩 紫呉(戌)(そうま しぐれ)声優:中村悠一
草摩 楽羅(猪)(そうま かぐら)声優:釘宮理恵
草摩 紅葉(卯)(そうま  もみじ)声優:潘めぐみ
草摩 はとり(辰)(そうま はとり)声優:興津和幸
草摩 潑春(丑)(そうま はつはる)声優:古川慎
草摩 綾女(巳)(そうま あやめ)声優:櫻井孝宏
草摩 慊人(そうま あきと)声優:坂本真綾
魚谷 ありさ(うおたに ありさ)声優: 種﨑敦美
花島 咲(はなじま さき)声優:佐藤聡美
本田今日子(ほんだ きょうこ)声優:沢城みゆき


2019年2月末時点で発表になっているキャスト陣は、以上の方々です。主人公の本田透を演じるのは、新人声優の石見舞菜香です。そして、草摩家のキャラクターなど主要メンバーを演じるのは、人気の高い声優陣が務め『フルーツバスケット』を支えます。

まだ、声優発表になっていないキャラクターもいますので続報を待ちましょう!

2019年4月いよいよ放送開始

2001年にテレビアニメ『フルーツバスケット』が放送されてから18年が経過した今、再アニメ化されると聞いたときは本当にうれしかったです。前述で「前監督の続編は作れない」という話もありましたが、新キャスト・新スタッフで構成されることは少し寂しい気持ちにもなってしまいます。

2001年に放送された『フルーツバスケット』は、あの当時描かれたアニメとしての良さもたくさん詰まっています。一つの作品ですが、二つの作品が生まれることになると考えていいと思います。2019年に放送される『フルーツバスケット』のアニメの主題歌にも注目していきたいです。

原作者である高屋奈月完全監修のもと全編アニメ化になるということで、2001年には描かれなかったあのアニメの最終回の後も映像で見られることができます。

新キャスト・新スタッフの皆さんで制作される『フルーツバスケット』をぜひ最終回まで見届けましょう。


『フルーツバスケット』最新情報もチェック!



2019年4月より放送開始予定のアニメ『フルーツバスケット』の情報は、公式サイトや公式ツイッターなどで順次更新中です。

そして、漫画『フルーツバスケットanother』も連載中。2019年3月20日に第3巻が発売予定です!こちらも要チェックです。

公式ツイッター :@fruba_PR
https://twitter.com/fruba_pr/

公式ホームページ
https://fruba.jp/

白泉社フルーツバスケット特集
https://www.hakusensha.co.jp/tokusetsu/fruba/


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