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実力派シンガーmajiko(まじ娘)、カリスマ歌い手の正体とは!?

ここ最近「majiko」という変わった名前を耳にしますよね。彼女は元々ニコニコ動画の歌い手「まじ娘」であり、今でも多くのユーザーに支持されています。この記事では、ぐんぐんと活躍の場を広げる彼女の正体と魅力について解説します。

ニコニコ発実力派シンガー "majiko"

▲ひび割れた世界 / MV

majikoはボーカルトレーナーの母とドラマーの父の間に生まれ、幼い頃から音楽と共に育ち、それらに裏付けされた彼女のシンガーとしての実力が評価され、近年は彼女が歌う『ひび割れた世界』がフジテレビ系ドラマ「限界団地」の主題歌に抜擢。

更には人気ロックバンド「ストレイテナー」のトリビュートアルバムへの参加や「YouTube FanFest 2018」への出演など、彼女の人気はますます加速しています。

歌い手のカリスマ的存在「まじ娘」


彼女は2010年に「まじ娘」として初めての歌ってみた動画をニコニコ動画で公開し、その後も『マトリョシカ』や『カゲロウデイズ』をはじめ数々のボカロの名曲を歌い上げました。

その人気は瞬く間に拡がり、2013年にはETA (EXIT TUNES ACADEMY)主催のライブイベントに初出演。そして2015年には若干23歳にして1stアルバム『Contrast』でデビューを果たしました。

同アルバムには人気ロックバンド「ストレイテナー」のホリエアツシの書き下ろし楽曲や『心做し』をはじめとした人気ボカロ曲のカヴァーも多数収録され話題となり、同年6月に初のワンマンライブも成功させているのです。

カリスマ歌い手、そしてメジャーシンガーとして凄まじい勢いでその名を轟かせた「まじ娘」は、その勢いそのままに「majiko」と名を変え躍進したのです。

majiko(まじ娘)の歌の魅力

majiko(まじ娘)の最大の魅力はやはり歌唱力でしょう。彼女はあまりビブラートをかけず、聴いていて絶妙に気持ちの良いアンニュイなトーンで歌います。

また、ハイピッチを出す際のはち切れんばかりのロックなボーカリゼーションは楽曲のエモーショナルな部分を強烈にリスナーにぶつけてきます。

majiko(まじ娘)の1stシングル『ひび割れた世界』に収録されている楽曲『パラノイア』は、そんな彼女の歌の魅力が存分に堪能できる楽曲の1つです。

どんなジャンルの楽曲でも歌いこなし、楽曲に込められている感情やメッセージを丁寧に表現するmajiko(まじ娘)のシンガーとしてのスタイルは、持ち前のパワフルな声をただ荒げるのではなく、1つの上質な音楽をリスナーに届けてくれます。

●パラノイア / MV


歌以外の大きな魅力

majiko(まじ娘)のトレードマークであるのが金色のインナーカラーの入ったボブヘアー。そしてエスニック要素の強い個性的なファッションです。

彼女のライブ会場に行くと、彼女と同じ髪型や服装をしたファンが多数見受けられます。

音楽以外の部分においてのmajiko(まじ娘)のアーティスト性の高さを認めざるを得ないというくらいいわゆる彼女の熱狂的な信者は多く、そして今もなお増え続けているのです。

majiko(まじ娘)の魅力がわかる!選り抜き3選


majiko(まじ娘)はデビューしてからのキャリアはまだ短いですが、ニコニコ動画で歌い手として活動を始めた頃から考えると実に多くの楽曲を歌っています。

最後にそんな多くのmajiko(まじ娘)の歌の中から、特にmajiko(まじ娘)の魅力が感じられる映像を3つご紹介したいと思います。

世田谷ナイトサファリ

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ガジュマルの木に登り 井の頭線パトロール
ひらひらな蝶々の群れに 見つけた哀れな少女
SBY-SKZ 監視 ワンピースいっちょで
純と不純の瀬戸際 ねえ ほらよく見えるよ
≪世田谷ナイトサファリ 歌詞より抜粋≫
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ボカロPとして有名であり、『いーあるふぁんくらぶ』や『ロキ』を作曲したみきとPはmajiko(まじ娘)をシンガーとしてとても気に入っており、この『世田谷ナイトサファリ』や『ロキ』ではステージでの共演もしています。

この楽曲をmajiko(まじ娘)はロックな側面を全開にしてたまらなく格好良い雰囲気を表現しています。

ただ高い声が出るだけのシンガーではないということがこの楽曲で証明されていると言えるでしょう。

●世田谷ナイトサファリ LIVE映像 / まじ娘、みきとP


心做し

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ねぇ、もしも全て投げ捨てられたら
笑って生きることが楽になるの?
また胸が痛くなるから
もう何も言わないでよ
≪心做し 歌詞より抜粋≫
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ボカロの名曲として名高く、多くの素晴らしい歌ってみた動画が存在する『心做し』ですが、その中でもこのまじ娘バージョンはニコニコ動画ユーザーの中では殿堂入りとまでされています。

この楽曲のサビのハイピッチを最も魅力的に歌っているのはmajiko(まじ娘)なのではないだろうかと思うくらい素晴らしく、まさに唯一無二の存在です。

●心做し / REC映像


Avenir

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When I opened my eyes, the darkness was no longer there
わたしが目を覚ましたとき、暗闇はもはやそこにはなかった
≪Avenir 歌詞より抜粋≫
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この楽曲の最大のポイントは、作詞作曲がmajiko(まじ娘)本人だという点です。

優れたソングライターでもあるmajiko(まじ娘)は、この楽曲以外でも提供楽曲以外に自身が制作した楽曲を歌っており、それらの楽曲から感じられるのはmajiko(まじ娘)のパーソナリティと彼女自身のアーティスト像です。

この楽曲を聴くと、彼女のエスニック風のファッションにも納得がいきます。

そして何より彼女がただのポップシンガーではなく、独自の音楽性を提示していきたいという彼女自身の「majiko(まじ娘)像」が色濃く感じられます。

●Avenir / Music & Lyrics:majiko


"女の子" としても魅力的なんです


ここまで、majiko(まじ娘)の音楽の魅力はお伝えしてきましたが、最後に隠された彼女の魅力をお教えします。

実は彼女はかなりの天然で、インタビューで「哺乳瓶にハマっている」などと言ったりしています。またライブのMCも全く気取っておらず、やはり可愛らしい女の子なんだなとついこちらもニヤニヤしてしまいます。

またかなりのお酒好きで、ライブの打ち上げ後に自宅の階段から転倒し肋骨にヒビが入ったというエピソードもあります。

こんなお茶目で可愛らしい次世代のトップシンガーに、今後も注目していきましょう。

TEXT:武山和正

1992年10月28日生まれ   幼少のころからROCK、SOUL、JAZZなど様々な音楽を聴き、2010年より「まじ娘(こ)」として動画共有サイトに「歌ってみた」音源を投稿、徐々にネットシーンから人気を集める。 近年ではライブイベントにも多数出演し、バンドシーンでも注目されている女性ボーカリスト···

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