シンガーソングライター・絢香を知る
歌うことが好きで、幼い頃からずっと歌っていた絢香は、中学生の進路希望時には「歌手」になると明言しています。高校2年生の時には毎週末、片道4時間かけて「音楽塾ヴォイス」に通い、高校3年生の時にデビューのために上京します。
2006年1月15日『I believe』の着うたダウンロード配信開始。テレビドラマ「輪舞曲」の主題歌にも採用されました。
2006年2月1日にファーストシングル『I believe』の発売で正式にメジャーデビューします。
5月には自身初の全国ツアーがスタートします。
4thシングル「三日月」をリリースし、翌週のウィークリーオリコンチャートで初登場1位を獲得しました。
日本有線大賞で最優秀新人賞、日本レコード大賞で最優秀新人賞を受賞し、『NHK紅白歌合戦を果たしました。
その後も続々と名曲を生み出してきた絢香。
そんな彼女の名曲をご紹介します。
絢香のデビュー曲にしてヒット曲『I believe』
『I believe』は、2006年1月15日に配信を開始し、配信開始からわずか42日で着うたダウンロード件数が100万DLを突破。
配信開始から42日での着うた100万DL突破は、女性歌手のデビュー曲では最短記録です。
また、2月1日にはファーストシングル『I believe』の発売で正式にメジャーデビューします。
『I believe』はTBS系ドラマ「輪舞曲」の主題歌に起用され、さらには彼女の親友であるトップフィギュアスケーターの安藤美姫の2006-2007シーズンでエキシビジョン使用曲にも抜擢されました。
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この胸の中に隠れてる 不安のうず
目の前にある 自分の進むべき
道はどれか
人に流されてた日々 そんな自分に「さよなら」
I believe myself 信じることで
全てが始まる気がするの
I believe myself あたたかい光は
まちがっちゃいない 歩いて行こう
I believe
≪I believe 歌詞より抜粋≫
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不安を抱えた「自分」がこの先の道について悩んでいる情景が想像できます。
自分を信じることが、次への一歩につながるということ。
自分を輝かせてくれる希望の光を信じて歩いていこうということが歌詞で描かれています。
『I believe』
『I believe 2016 ver』
NHK連続テレビ小説の主題歌『にじいろ』
NHK連続テレビ小説「花子とアン」の主題歌でも有名な『にじいろ』。
2014年4月28日にレコチョク、4月30日にiTunes Storeでそれぞれ先行配信が開始された後、6月18日にCD盤が13枚目のシングルとしてリリースされました。
ドラマの世界観に寄り添い、テンポ自体は速すぎないものの、つい口ずさみたくなるようなリズミカルさが特徴です。
活動休止前の最後のシングル『みんな空の下』
『みんな空の下』は、2009年7月8日に絢香の10枚目のシングルとして発売されました。
メジャーデビューしてから精力的な活動を続けていた絢香でしたが、デビュー翌年から甲状腺の病気であるバセドウ病を患い、治療に専念するために2010年より活動を休止することを発表し、『みんな空の下』が活動休止前の最後の作品となりました。
元々は友人に向けて書いたという「みんな空の下」ですが、活動休止前というタイミングでふり返るとまるで自分のことを歌っているように感じたと語っています。
また、NHK紅白歌合戦に出場した際は、トリから2番目という重要な位置でこの曲が披露されました。
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あなたの笑顔は誰よりも輝き
くもり空まで晴れにしてしまう
何度も高い壁 乗り越えたから
何も怖くない ひとりじゃないよ
みんな空の下
≪みんな空の下 歌詞より抜粋≫
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絢香の表現力・歌唱力を最大限に活かした感動のバラードとなっていて、「あなたはひとりじゃない」というメッセージが歌われ、頑張ることに疲れた人を優しく包み込んで癒してくれます。
アカペラで歌いあげているMVにも注目です。
絢香の人気を不動のものにした大ヒット作『三日月』
2006年9月27日にリリースされた絢香の4枚目のシングル『三日月』は、遠距離恋愛をテーマにしています。
この曲で絢香は、自身初となるオリコン週間チャート初登場1位を獲得しました。
『三日月』は、絢香自身が「上京して地元を離れる」時期に、それまで同じ時間を過ごしてきた地元の大切な人たちへの想いを綴ったものです。
絢香はこの曲で、「第48回日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞。
NHK紅白歌合戦にも出場を果たし、アーティストとして一気に飛躍しました。
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君がいない夜だって
そうno more cry もう泣かないよ
がんばっているからねって 強くなるからねって
君も見ているだろう
この消えそうな三日月
つながっているからねって 愛してるからねって
≪三日月 歌詞より抜粋≫
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2人で一緒に歩いた思い出をふり返るほど、1人きりになった今の孤独感がより増していき、寂しさを吐き出す場所もなく、思わず涙がこぼれそうになります。
しかし、そんな主人公には寂しさだけでなく、「もう泣かないよ」と決意し、同じ三日月を見上げている大切な人とのつながり、離れ離れになっても相手を想う切ない気持ちを、「三日月」が印象づけています。
「帰る場所」というテーマで書き下ろされた曲『おかえり』
2008年5月14日に発売された8枚目のシングル『おかえり』。
絢香の夫でもある水嶋ヒロが出演している、フジテレビ系ドラマ「絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜」の主題歌として起用されました。
『おかえり』は、「帰る場所」というテーマで書き下ろされた曲です。
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おかえり I'm home
一言で満たされる心
おかえり sweet home
帰る場所 愛をありがとう
おかえり I'm home
≪おかえり 歌詞より抜粋≫
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「おかえり」という一言は、帰る場所を示しているんだよ。
「おかえり」の一言で満たされるんだよ。というような、温かい愛に包まれた歌詞となっています。
母となり、30歳を迎えた絢香
30歳を迎えた節目の年に、3年半ぶりのオリジナルアルバム「30 y/o」をリリース。
映画「人魚の眠る家」の主題歌として「あいことば」、高橋書店のキャンペーンソング「365」なども収録されています。
現在絢香は全国ツアー「絢香”30 y/o” Tour 2018-2019」を開催しているので、絢香のまっすぐな歌声を聴きたい方はぜひ行ってみてください!
TEXT UTAKATA