三兄弟から溢れ出るプリン愛
プリンへの愛を歌うジャニーズなんて、今までにいただろうか?
そんな楽曲を作り、堂々とリリースしたのは「三兄弟」と呼ばれるジャニーズユニット。関ジャニ∞メンバーの横山裕くん、渋谷すばるくん、安田章大くんの3名で2002年に結成された。
兄弟構成は作詞担当で長男のユウ(横山裕)、作曲でアコースティックギター担当の次男チパ(安田章大)、ボーカル担当で末っ子の春バル(渋谷すばる)。2003年12月「関ジャニ∞Xmasパーティー2003」に初登場して以来、2005年までクリスマス公演で新曲を披露していた。
バンドもするユニットで、『プリン』の他「アメちゃん」や「みかん」など食べ物の名前を使った楽曲が特徴。歌っている途中でセリフも入ったりするが、子供の主張を聴いているようでとても和む。
ヤンキー風のコスチュームを着ているため、硬派に見えるがプリンへの愛は本物。彼らの真剣な告白に「プリンになりたい…!」と思わずにはいられない。
プリン
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ねぇプリン君はみんなに好かれてる事知ってる?
ねぇプリン君は僕が恋してる事知ってる?
その甘い誘惑キュートな茶色い瞳愛らしい卵肌
あぁやっぱり心から言う君が好き
やわらかけれぱいいんじゃない大きけりゃいいんじゃない
今の君が好き
可愛けれぱいいんじゃない甘ければいいんじゃない
大好きさプリン
≪プリン 歌詞より抜粋≫
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この楽曲では、プリンはすでに食べられてしまった後である。三兄弟の“おかん”が、勝手に食べてしまったからだ。
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なぁ、おかん、なんでオレのプリン勝手に食べたん?
オレがどんだけ楽しみにしてたか、知ってた?
また買ってくるとかそんな問題ちゃうやん!
なぁ、おかん、聞いてんの?間いてんの!?
≪プリン 歌詞より抜粋≫
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プリンがどれほど好きなのか、語らずともこの4行でしっかりと伝わってくる。また買えば良いという問題ではない、あのプリンが好きだったのだ、と。さっさと食べてしまえば良かったような気もするが、楽しみは最後にって気持ちはわからなくもない。
実は横山くんの実話
実は、このエピソードは長男であるユウ(横山くん)の身に実際に起こったことである。関西ジャニ∞メンバーが合宿生活をしていた頃の話で、ファンの間ではプリン事件と呼ばれている。
簡単にまとめると、きちんと「横」と名前を書き、後で食べようと冷やしておいたプリンが何者かによって食べられてしまったようだ。
この時、三男の春(渋谷くん)のコーヒーも飲まれてしまっていたという。この事件の犯人は、元メンバーだった内博貴くん。ある雑誌にて、「横山くんごめんなさい俺が食べました」と語っている。
横山くんがよく話すエピソードの1つだそうだが、食べ物の恨みは怖いというか実際にそれを再現したようである。そして、ついには楽曲にまでしてしまったのだから。
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やわらかければいいんじゃない大きけりゃいいんじゃない
今の君が好き
≪プリン 歌詞より抜粋≫
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『プリン』には、無限の愛が広がっている。
TEXT:空屋まひろ
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