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【歌詞コラム】「天ノ弱」の歌詞から意味を読み解く!素直になれない主人公のリアルな恋愛。

ぎゅっとまとめ
  • 永遠に色褪せることのない楽曲の魅力を徹底解剖
  • 『天ノ弱』タイトルから分かる「天邪鬼」な主人公
  • 歌詞では素直になれないリアルな恋愛を描く
164が生み出した『天ノ弱』は、歌詞の意味を読み解くと素直になれずにもどかしい想いをしているリアルなラブソングを描いている大人気ボカロ曲です。公開から約9年経っても、たくさんの歌い手にカバーされ続け、色褪せることなく人気を誇り続ける理由と魅力に迫ります。

公開日:2019年4月1日 更新日:2020年8月13日


この記事の目次 []
  1. ・「天ノ弱」は実はラブソング!?
  2. ・「164」はボカロP・ギタリストとして活躍!
  3. ・「天ノ弱」漢字の意味とは?
  4. ・まだ素直に伝えられない想い

「天ノ弱」は実はラブソング!?


『天ノ弱』は2011年5月28日に公開されたボカロ曲で、ボカロP「164」の24作目にあたります。

ハードなギターロック調のサウンドとセンチメンタルな気持ちになる歌詞が話題になり、すぐさま人気曲の仲間入り。

2020年4月現在、YouTubeでは約1426万回再生、ニコニコ動画では約726万回再生を記録しています。合計すると2000万以上!とんでもない数字ですね。

ボーカロイドはGUMIを使用しており「GUMIの曲と言えば?」という質問があれば『天ノ弱』を真っ先に答えたくなる、という方も多いでしょう。

また『天ノ弱』というタイトルからはちょっと想像しづらいかもしれませんが、歌詞を読み解いていくとラブソングであることに気づいた方もいるのではないでしょうか?

ハードロックなサウンドとはギャップがありますが、ラブソングであることが分かると、逆にその音の激しさが溢れだす感情を表現しているように思えます。

聴く人の心に刺さる恋人への切ない思い、願いが詰め込まれた歌詞が印象的な『天ノ弱』の魅力に迫ります。

「164」はボカロP・ギタリストとして活躍!


永遠の人気曲『天ノ弱』を生み出したのは大人気ボカロPである「164」です。

山口県出身で、ボカロP、ギタリストとして活躍中で、ボカロPとしては、2008年9月に公開された「shiningray」でデビュー。

エモーショナルなロックサウンドを軸に、数多くの楽曲を発表しています。

2009年にはメジャーデビューも果たし、有名歌い手への楽曲提供やアニメのキャラクターソングも手がけており、プロのアーティストとしてその活動の幅を広げています。

2018年にはボカロPデビューから10周年という区切りで、通算8枚目のアルバム「ⅠⅥⅣ」をリリース。

長期に渡って活躍し続けている、人気コンポーザーの1人です。

「天ノ弱」漢字の意味とは?

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僕がずっと前から思ってる事を話そうか
友達に戻れたらこれ以上はもう望まないさ
君がそれでいいなら僕だってそれで構わないさ
嘘つきの僕が吐いた はんたいことばの愛のうた
≪天ノ弱 歌詞より抜粋≫
----------------

『天ノ弱』というタイトルは「天邪鬼」の当て字だと考えられますね。

「天邪鬼」という言葉は”素直ではない人”という意味があるので『天ノ弱』では素直ではない男の子が主人公の物語を描いているのでしょう。

「友達に戻れたら」この部分から、すでに二人の関係は友達以上であることが分かります。

そして「君がそれでいいなら僕だってそれで構わないさ」という発言。

別れ話のように聞こえますね。

主人公には恋人がいて、その関係が壊れそう。そんな状況が歌詞に綴られています。


----------------
今日はこっちの地方はどしゃぶりの晴天でした
昨日もずっと暇で一日満喫してました
別に君のことなんて考えてなんかいないさ
いやでもちょっと本当は考えてたかもなんて
≪天ノ弱 歌詞より抜粋≫
----------------

「こっちの地方は」と書かれている辺り、遠距離恋愛なのでしょうか。

「昨日もずっと暇で一日満喫してました」この曲の主人公は天邪鬼な性格でしたね。

そう考えると「別に君のことなんて考えてないさ」という言葉に説得力がありません。

まだ素直に伝えられない想い

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メリーゴーランドみたいに回る
僕の頭ん中はもうグルグルさ
≪天ノ弱 歌詞より抜粋≫
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考えが「メリーゴーランドのように回る」主人公の葛藤が見えてきますね。さて、葛藤とはどういうことでしょうか。

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この両手から零れそうなほど
君に貰った愛はどこに捨てよう?
限りのある消耗品なんて僕は
要らないよ
≪天ノ弱 歌詞より抜粋≫
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「君に貰った愛は」「要らないよ」とあります。

ここからも主人公がまだ素直になれていないことが伝わってきます。


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進む君と止まった僕の
縮まらない隙を何で埋めよう?
まだ素直に言葉に出来ない僕は
天性の弱虫さ
この両手から零れそうなほど
君に渡す愛を誰に譲ろう?
そんなんどこにも宛てがあるわけないだろ
≪天ノ弱 歌詞より抜粋≫
----------------

「進む君と止まった僕」恋人は前に進んでいるのに自分は止まってしまっている。

これが別れ話をされた男の子の歌なら、吹っ切りたい彼女と未練が残る彼氏、ということになるでしょう。

そう考えると「縮まらない隙を何で埋めよう?」相手との距離感が感じられるような表現にも納得がいきます。

そして引き止められない自分。

思っていることとは違うことばかり言ってしまう自分。

「まだ素直に言葉に出来ない僕は 天性の弱虫さ」

素直な言葉を言えない、天邪鬼。「天性の弱虫」つまり「天ノ弱」。

これでタイトルの回収が出来ましたね。

まっすぐな気持ちを吐き出したくても吐き出せない主人公。

それが前述した、葛藤です。

恥ずかしさからでしょうか?でもそんなことは言っていられない状況です。

好きな人が遠くに言ってしまうかもしれない。

だからこその、冒頭の「僕がずっと前から思ってる事を話そうか」です。

肝を据えて、話す決意をしたのです。


----------------
まだ待つよ
もういいかい
≪天ノ弱 歌詞より抜粋≫
----------------

話したから、君の答えを待つよという最後の歌詞。

でも焦っているのか、すぐに「もういいかい」と聞いてしまっています。

最初からもっと素直なら…なんて思ってしまいますね。

ラブソングではありますが、歌詞を追っていくと切ないですね。

この歌詞のリアルさ、メッセージ性が『天ノ弱』の人気の理由のひとつなのでしょう。


TEXT 荒木若干

この特集へのレビュー

女性

ゲシュテーバー

2020/06/06 16:21

この曲聞いて涙が止まらない。最高の曲です!

そのほか

イル

2020/06/16 22:14

解説見ながらも泣いた

女性

KAO

2020/08/13 13:01

半日ずっと聞いていたぐらい
いい歌!!!!!!!!!!

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