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グッバイ、ヒーロー!今年のハロウィンは『ANTI-HERO』にお任せあれ

モンスターやお化け、悪役が自由に行き来するハロウィン。だったら、『ANTI-HERO』が主役でも良いんじゃない?

ハロウィンの主役って…


ハロウィンって、モンスターやお化け、悪役が自由に行き来するモノ。だったら、『ANTI-HERO』が主役でも良いと思わない?

世代を問わず愛される人気ロックバンドSEKAI NO OWARI。ポップソングのイメージが強い彼らだが今年、新たな新境地を開いた。

セカオワが切り開いた新境地

それが、8枚目のシングルとなる『ANTI-HERO』。映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」のタイアップ用に書き下ろされた楽曲である。

優れた人格を持って、ことの解決にあたるヒーローの真逆の存在―アンタイ・ヒーロー。他人から見て、悪役に近い行動もとることからヒーローの影の部分として描かれることが多い。

しかし、彼らは自分の中の正義に基づいて行動している。―周りから見れば、悪に加担しているようにしか見えなくても。

ハロウィンのお化けたちもお菓子をくれないからイタズラをする。好き勝手しているようでいて、目的がきちんとあるのだ。つまり、アンタイ・ヒーローが主役になっても可笑しくはない日とも言える。

だって、ハロウィンは自分の目的を最優先にしたお化けやモンスターが集う日だから。正義そっちのけの歌が、とても似合うことだろう。

ANTI-HERO



ーーーーーーーーーーーーーーー
You know I don't give a damn about whay's right
Or pleasing everyone around me
Cause I know this world that brought us life
Wasn't made to keep everyone Happy

[日本語訳]
俺は正義なんかなる気はないな
人の期待にも答える気はないな
みんながハッピーな世の中など
出来るようにはできていないから
ーーーーーーーーーーーーーーー


(中略)

ーーーーーーーーーーーーーーー
I'm gonna be the Anti-hero-
Feared and hated by everybody
I'm gonna be the Anti-hero-
So i can save you when the time comes

[日本語訳]
オレは悪でいたいのさ
みんなに嫌われ恐怖されていたいのさ
オレは悪でいたいのさ
お前を守るとき手段なんか選びたくないから
ーーーーーーーーーーーーーーー


かつては彼らもヒーローだった。しかし、守ろうとしていた仲間や社会の裏切り、強い憎しみや復讐心からその心は黒く染まった。


ーーーーーーーーーーーーーーー
Cause I know this world that brought us life
Wasn't made to keep everyone Happy

[日本語訳]
みんながハッピーな世の中など
出来るようにはできていないから
ーーーーーーーーーーーーーーー


けれど、彼らは後悔なんてしない。みんなのヒーローである必要なんてないから。

ーーーーーーーーーーーーーーー
I'm gonna be the Anti-hero-
So i can save you when the time comes

[日本語訳]
オレは悪でいたいのさ
お前を守るとき手段なんか選びたくないから
ーーーーーーーーーーーーーーー


正義の名の下では、守るものが多すぎる。自分を犠牲にして、ボロボロになって。いざって時に一番大切なものを守れなかったらどうする?誰か1人でも理解してくれていれば、ヒーローである必要なんてないのだ。

テーマは悪役のラブソング


この楽曲のテーマは「悪役のラブソング」。大切な人を守る時に躊躇いたくない、世間の目なんか気にしたくないという思いからきている。世間の目に縛られたヒーローは、永遠に選ぶことができない想いのカタチだ。

ヒーローのみなさん。きっと、ハロウィンもヒーロー稼業で忙しいことでしょう。でも、大丈夫。今年は、『ANTI-HERO』が主役ですから。

あなた達の出番はありません。

TEXT:空屋まひろ

2010年、突如音楽シーンに現れた4人組バンド「SEKAI NO OWARI」。 同年1stアルバム「EARTH」をリリース後、2011年にメジャーデビュー。 圧倒的なポップセンスとキャッチーな存在感、テーマパークの様な世界観溢れるライブ演出で、子供から大人まで幅広いリスナーに浸透し、「セカオワ現象」とも···

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