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笑いのセンスは芸人越え!日本一泣けるコミックバンド「四星球」って何者?

白いブリーフに法被という衝撃的なビジュアルのバンド、「四星球」。思わず笑ってしまうような楽曲や破天荒すぎるライブパフォーマンスが話題を呼び、今やフェスに引っ張りだこです。しかし、彼らはただの面白バンドではありません。日本一、泣けるんです……!

コミックバンドなのに泣ける…!?

数多存在するコミックバンドの中でも、一際存在感を放つ「四星球」。

彼らのキャッチフレーズでもある“日本一泣けるコミックバンド“とは一体どういうことなのでしょうか?

コミックバンド界の古株



「ヤバイTシャツ屋さん」や「打首獄門同好会」など、続々と頭角を表すコミックバンド達の中でもやや古株的な存在なのが「四星球」。

彼らの魅力は何と言ってもその面白さ……だけではありません。

四星球の真の魅力はズバリ、「あたたかさ」にあります。

確かに、楽曲タイトルやライブパフォーマンスはおふざけ多めです。(笑)

でも、その向こう側にあるものをぜひ見ていただきたい。

例えば、どんな失敗も、叶わなかった夢も、すべて笑い話にする彼らの強さ。

それらを元に聞き手を励まそうとする人の良さ。

そして何より、そんな四星球の生き様。

これらが現れた楽曲は、よくよく聞くと胸を打つようなあたたかい言葉に溢れています。

最初は笑っていても、気がつくとホロリ……なんてこともしばしば。

だからこそ彼ら四星球は「日本一泣ける」コミックバンドなのです!

ライブはライブで必見

楽曲とは一転、破天荒すぎる四星球のライブもまた見ものです。

歌いながらフラフープを回したり、派手なコスチュームで出てきたり……。

正直、そこらへんのお笑い芸人よりよっぽど四星球は面白いのです。(笑)

四星球ライブの特徴であるダンボール工作も必見。

「なんでそれ作った!?」と突っ込まずにはいられないアイテムが続々出てきます。

これは筆者が文で説明するよりも、動画を見た方が絶対面白い!(笑)
ぜひチェックして見てくださいね!

ちなみに、バンド名はドラゴンボールの「四星球」からとったという彼ら。

ライブのSEにドラゴンボールの主題歌が使われていたこともありました。

登場からのライブ映像はなかなかありませんが、パフォーマンス共々必見です!

セットリスト常連の3曲をご紹介!

妖怪泣き笑い



神経を集中させて聞かないと意味がわからない曲。

でも、分かるとすごい深いんです!

声を大にしてお伝えしたいのは、サビの部分。

----------------
たくさん笑えば 涙が出るなら たくさん泣いたら 笑えるのかな
≪妖怪泣き笑い 歌詞より抜粋≫
----------------

爆笑すると起こる、「笑い泣き」。

笑っているのに涙が出てしまう不思議な現象ですよね。

そんな「笑い泣き」があるなら、辛いときはたくさん泣けば逆に笑えるのでは?
……という発想。

素晴らしすぎませんか?

初めて聞いたとき、純粋さとポジティブさに愕然としました。(笑)

また、下記の歌詞も素敵です。

----------------
あいつだけには負けたくないとか 世界には70億人いるのに
そんなことはもうどうでも良いだろ 世界には70億人いるのに
僕は他の誰とも違うとか 世界には70億人いるのに
絶対誰かと被ってるだろう 世界には70億人いるのに
≪妖怪泣き笑い 歌詞より抜粋≫
----------------

世界の大きさと、自分の小ささに気づかれますね。

これが、四星球の魅力です。

言うてますけども





こちらもタイトルだけだとふざけて見える曲。

でも、歌詞をよく見てください。



素晴らしい発想がたくさん並んでいますよね!

個人的に特に好きなのは下記の部分。



「死にたい」って思うことを、別に否定はしていないんです。

でも、それを肯定する「正」の字じゃなくて「生」の方で数えろと……!

面白おかしく茶化しながらも、元気を与えてくれますよね。

また、下記の部分にもご注目!



「丸くなったねぇ〜」なんて言われること、あると思います。

これも別に否定されているわけではないけれど、でもなんだか悶々としますよね。

「昔ほどの勢いがないのかなー」とか、「もう若くないんだなー」とか。

しかし!
四星球の手にかかればそんな気持ちもひっくり返るんです。

「丸くなる」ために削られた部分も、捨てたり失ったりしたわけじゃない。

むしろ残りの寿命に足してこれからの人生の糧にしている、と。

もう素晴らしすぎて言葉になりません。(笑)

いい歌ができたんだ、この曲じゃないけれど



タイトルだけで吹き出してしまいそうになる名曲。(笑)

この発想力は本当に素晴らしいです。



とても素直かつ率直な気持ちが綴られていますね。(笑)

でもふざけているようでいて、絶妙な気持ちも歌われています。

それが、下記の部分。

----------------
いい歌ができたんだ 僕は音楽が大好きなのに
いい歌ができたんだ あなたの好きなアーティストのあら探しをしてしまう
≪いい歌ができたんだ、この歌じゃないけれど 歌詞より抜粋≫
----------------

趣味や生業をも超える愛の強さ、そして嫉妬心。

このふざけた歌の間に入れ込むあたりがさすがです。

ちなみに、途中で出てくる顔文字の羅列……

気になった方はぜひ楽曲を聞いて見てくださいね♪(笑)

これであなたも笑顔に…!



以上、四星球についてご紹介いたしました!

ただのコミックバンドだと思っていた方、歌詞の深さに驚かれたのではないでしょうか?

辛いときや苦しいとき、ひたすらに落ち込むのもいいでしょう。

また、前向きな曲を聴いて頑張ろうとするのもありです。

しかし、時にはその辛さや苦しさを笑いに変えてみるのも1つの手!

ぜひ四星球を聴いて、泣いて笑って元気になりましょう♪

そしてぜひ、お笑い要素たっぷりのライブにも足を運んでみてくださいね!


TEXT ゆとりーな

シンガー:北島康雄 / Ba:U太 / Gu:まさやん / Dr:モリス 2002年、北島康雄とU太を中心に鳴門教育大学の音楽サークルで結成、2009年、現在のメンバーとなる。 まるで運動会のような型破りのライブパフォーマンスに加え、森羅万象の「あるあるネタ」をロックに昇華させた"泣けるコミックソ···

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