1. 歌詞検索UtaTen
  2. コラム&特集
  3. J-POP
  4. ゴールデンボンバー

お祭り気分で楽しく新時代を迎えたい!ゴールデンボンバー「令和」

新天皇のご即位に伴い5月1日に改元され始まった新元号「令和」。物心ついてから初めて経験したという方も多かったのではないか。 今回奇才・鬼龍院翔は新しい時代の始まりを純粋に喜び、戸惑い、そこへ流れていく人々の心をどう表現したのだろう。
今年4月1日、新元号発表からわずか2時間で発表されたゴールデンボンバーの新曲「令和」。

新元号に関連するすべてにおいて、最もバズったコンテンツとして大きな注目を集めた。

ゴールデンボンバーならではのハチャメチャでハッピーな楽曲となったこの歌詞に込められたシンプルな思いを読み取っていきたい。

とにかく楽しくお祭り気分!

----------------
三十年続いた時の呼び方が
変わるだけで大騒ぎは何故なんだろう
平成最後!ヘイセイサイゴ!
Hey!Say!平成最高!
≪令和 歌詞より抜粋≫
----------------

慣れない改元の行事に戸惑った人も多いのではないだろうか。

事務作業はもちろん、GWの特大10連休、国民に親しまれた先代の天皇(現・上皇)陛下のご退位、新天皇のご即位。

どれも初めての経験だったという方も多いだろう。

世間の多くの人が、平成の30年間が自分の人生で最も長い時代となっていたのだ。

TVの街頭インタビューなどを見ても、
“平成の時代に生まれてよかった!"
“平成はいい時代だった!"
という声が妙に多かったのが印象に残っている。

それだけ人々に慣れ親しまれた一つの時代が終わった。

メディアでは大騒ぎされてはいるものの、実際全く実感は湧かない。

改元によって自分の生活が何か変わるわけではないし、おそらく多くの人がこれからも同じような生活を続けていく。

メディアでは改元改元と連日賑わったものの、“そんな大騒ぎするほどのことでも…"という冷めた目で見守った人もいたことだろう。

国民の一大イベントであるにも関わらず、盛り上がり方が分からなかった人もいたのではないだろうか。

そんな時に体を張って盛り上げてくれるゴールデンボンバーだ。

平成という時代の名残と寂しさに理解を示しながらも、先頭に立ってそれを楽しいお祭りに変えてしまう。

みんなで楽しくお祝いし、新たな時代をお迎えしようという思いが感じられる。

時代を作るのはいつだって「人」


----------------
次は変えよう 僕を変えよう
飛び込め歴史の渦へ

令和 時が流れて
令和 歳を重ねて
令和 変わる世界に
僕は何を残すだろう?

令和 新しい時代
令和 胸は騒めき
令和 ほんの僅かに
残る悔いは未来じゃもう要らない
≪令和 歌詞より抜粋≫
----------------

新元号「令和」に切り替わり人々が日常を取り戻した今、人々は「平成」に対しどんな思いを馳せているだろうか。

“一つの時代を一つの悔いもなく全力で生き抜いた!"と、自信を持って言える人は少ないだろう。
私が、あなたが、人々が平成に残せたものは何だろうか。

しかし、そんな思いとは裏腹に時代はどんどん流れていく。
意志の有無にかかわらず、時代に流されていく。

歴史はいつだって人が主体で造ってきたのだ。

----------------
令和 君が生まれて
令和 あの人は去って
令和 繋ぐバトンの
重さにこの腕ははち切れそう

伊達に何代も引き継いだ今日じゃないから
大丈夫 回ろう 共に 回ろう
みんな一つの塊
≪令和 歌詞より抜粋≫
----------------

時代の変化を全力で受け止め何かを変えようとする必要はない。

今までの歴史を創ってきたたくさんの人々がいるように、我々もその一人なのだ。

一人きりで何かを成し遂げようとする必要はない。新しい時代も皆で創っていける。

しかし、我々一人ひとりがまた新たな時代を創り、それを次の世代へ繋いでいかなければならないのもまた事実だ。

一人ずつでは何てことない小さな出来事も、皆が集まれば大きく偉大な歴史になる。それをしっかり次の世代へと引き継いでいこう。

ゴールデンボンバーは、そんな堅苦しい言葉を最大限楽しく、面白可笑しく伝えてくれている。


TEXT 島田たま子

この特集へのレビュー

この特集へのレビューを書いてみませんか?

この特集へのレビューを投稿

  • ※レビューは全角500文字以内で入力してください。
  • ※誹謗中傷はご遠慮ください。
  • ※ひとつの特集に1回のみ投稿できます。
  • ※投稿の編集・削除はできません。
UtaTenはreCAPTCHAで保護されています
プライバシー - 利用契約