周りの目を気にしてしまう人へ
周りと違う自分でありたい、自分の個性を出したいと思う反面、流行を追って周りと同じような格好をしたり、周りに合わせて行動したりという矛盾で成り立っているのが人間である。
そして私達人間は、自分のアイデンティティを示しつつ、人に合わせることもできる。
しかし、周りで自分に似ている性格の人がいたとしても、全く自分と同じではない。
周りの目を気にしてしまうのは、自分の外見や内面が人からどう見えているのか気になり、周りから良く思われたいという気持ちがあるからだ。周りと自分は違うのだから、自分自身が自分のことを分かってあげられていればそれで充分。
OH!
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ずっと続くわけじゃないんだよ
今過ごしてるこの時間は
もう二度と帰ってくることのない今を
周りの目気にして無駄にすんなよ
≪OH! 歌詞より抜粋≫
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この歌詞にもあるが、日々周りの目を気にして生きることは勿体ないことだ。
いつまでこの世で生きていられるかも分からず、時間はどんどん先へ進んでいく。あっという間に時は過ぎてしまうのだから、自分の人生を有意義なものにすることを考えて生きていくべきだと思う。
周りの目があるから、あれができないこれができないではなく、自分がどうしたいかを一番に考えていこう。
一生懸命なことはカッコ悪いことではない
人が一生懸命にやっていることを笑ったり、カッコ悪いという人がいる。
そんな人に声を大にして言いたい。一生懸命やることは全くカッコ悪いことではない。むしろカッコいいことなのだ。
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クールじゃなくていいんだよ
君の全力を笑うやつ
見向きもせず走り続けたら
きっと誰よりカッコイイ君になれるでしょう
≪OH! 歌詞より抜粋≫
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自分の目標に向かって、何かに一生懸命取り組む姿を応援してくれる歌詞。
周りから何と言われようと、理想の自分に向かって励むことで自分自身が成長できるのだ。他人の目を気にして、その成長を止めてしまってはいけない。
多数派がいつも正しいとは限らない
多くの人から出された意見が正しいような風潮があるが、そうではない。少数派の意見の方が、正解に近いようなことだってあるのだ。
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皆が目を逸らしているけど
君だけは逃げちゃいけないよ
怖くても前を向いて 震えてもいいから走れ
≪OH! 歌詞より抜粋≫
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ここでは、多数の同じ意見の中で、自分の意見が言える強さを持つことの大切さが歌われている。自分1人だけ異なる意見を言うことは、勇気のいることである。
しかし、自分の意見がありながら、他の人の意見に賛同するのは、自分の為にならない。自分の意見持って、意見を言えることができること自分の殻を破り成長に繋がるのだ。
自分を受け入れてくれる人を大切に
先にも述べたように、人が一生懸命やっていることに対してカッコ悪いという人は、眼中に入れなくていい。しかし、自分を応援してくれる人や味方でいてくれる人のことは大切にしよう。
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OH! ダサくて何が悪い
OH! 汗だくで何が悪い
周りの目を気にしてる暇はない
前だけ見るので忙しいから
ありのままの君 全部丸ごと抱きしめてやるよ
≪OH! 歌詞より抜粋≫
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この歌詞の最後にある「ありのままの君全部丸ごと抱きしめてやるよ」は、SHISHAMOが自分たちの楽曲を聴いてくれる人に向けたメッセージだ。
自分が悩んでいたり、辛い思いをした時音楽に救われたという人も多い。
『OH!』は自分の信じた道を一生懸命突き進む人への応援歌であると共に、道中心が折れかけてしまった人への慰めにもなる歌なのだ。
TEXT 蓮実 あこ