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何気ない日常の大何切さを描く「きのう何食べた?」の主題歌、OAUの「帰り道」

ドラマ「きのう何食べた?」のオープニングテーマになり、優しい歌声と曲調が聴き手に安心感を与えてくれるOAUの「帰り道」。この楽曲の歌詞には、毎日を共に過ごす大切な人に向けられたメッセージが込められている。

優しくあったかいOAUの『帰り道』

イケメンで大人気の俳優 西島秀俊と内野聖陽が主演で話題のドラマ『きのう何食べた?』。このドラマの主題歌に選ばれたOAUの『帰り道』。

この歌詞には、日常の中で誰もが大事にすべき大切なメッセージ込められているんです。曲の背景や歌詞の意味を踏まえながら、そのメッセージを紹介していきます!

■OAU「帰り道」


楽曲の背景

あなたは家へと向かう帰り道で、どんなことを考えていますか?

この楽曲には、歌詞の中に登場する主人公の、同居人である大切な人への思いが描かれている。

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先回りして
君を待ってる
帰り道の坂の途中
誰にも言わず
かくれているよ
あと少し探して
≪帰り道 歌詞より抜粋≫
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歌詞の主人公が先に家に帰り着いていて、後から帰ってくる同居人の“君"が後から帰ってくる。

ある時、いつもの時間に家路についていた主人公は、“君"を帰り道で驚かせたくて、大人であるにも関わらず、かくれんぼを始める。

“君"が自分のことを探す姿を見たかったという理由もあるが、最近自分のことを求めてくれない“君"に、少し意地悪をしたかったのだ。

一緒に暮らし始めた日の事

2人が一緒に暮らし始めてから、長い月日が流れた。

今はもう、最初の頃の様に初々しい恋心はなく、淡々としてただ一緒に暮らしているというだけの空気が2人の間に流れている。

“一緒に暮らし始めた頃の関係に戻りたい"という感情が主人公の中で生まれたのだった。

----------------
忘れられない
いまさらを
胸にしまい込んで
思い出してよ
おかえりの
声が聞こえた日のことを
≪帰り道 歌詞より抜粋≫
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一緒にいる時間が長くなれば長くるほど、いい意味でも悪い意味でも、お互いに気を遣うことは少なくなってくる。

返った時の「おかえり」という一言だってそうだ。

主人公は、“君"が帰ってくる時間は大体このくらい、“君"の方は“この時間帯だったら、先に相手が帰り着いていることを理解している。

一緒にいることが当たり前になっている毎日の中で、交わす言葉も少なくなっていく。

しかしまた、最初の頃のように「おかえり」と“君"のことを温かく迎えいれたいという気になっている主人公の心情が歌詞から読み取ることができる。

"君“と“もっと話がしたい"

相手とよく話をしないと、相手が何を考えているかなんて分からない。

言葉はとても大切なものであり、人と人とを繋いでくれる。

----------------
夜が始まる手前の街で
誰にも言えぬ
本当のことを
少しだけ話して
≪帰り道 歌詞より抜粋≫
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ある程度心を許した相手でないと、本心を言えないという人は少なくないだろう。

主人公は“君"の本心が知りたいのだ。最初の頃は、お互い何でも話していたのに、まともに会話をすることもなくなった今。

こんな現状を“どうにか変えたい、もっと話がしたい"という主人公の気持ちが歌詞に表現されている。

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忘れていくよ
喜びも深い悲しみも
思い出せない
ただいまと
扉の開いた日のことを
≪帰り道 歌詞より抜粋≫
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「おかえり」「ただいま」のやり取りがなくなったり、一緒に喜んだり悲しんだり、様々な感情を分かち合った日のことを遠く感じて寂しくなる主人公。

この「帰り道」でOAUが聴き手に伝えたかったことは、日常で交わす言葉と相手への気遣いの大切さだ。

この2つのことを心がけるようにすれば、お互いがいつまでも居心地よく過ごせることだろう。

同じように過ぎていく日常は当たり前のことではない。

大切な人と一緒にいられることも当たり前のことではない。

毎日を大切に過ごすことの大切さを教えてくれる楽曲が、この『帰り道』なのだ。


TEXT 蓮実 あこ

OAU official site OAU YouTube CHANNEL SMASH official site

この特集へのレビュー

男性

Martan

2020/02/12 14:46

たしかに、今日1日を頑張って明日に向かってもっともっとよく生きていくことが一番大切だと思う。いまある"愛"とか"優しさ"は情熱的で躍動感があって喜び満たすものなのだと思う。
でも、過ぎ去った昨日、一昨日、、、
きっと毎日言ってるけど忘れてしまう「ただいま」「おかえりなさい」という当たり前の言葉。それこそがほんとうの"幸せ"かもしれない。そしてそれは静かに感じるものであり、まさにこの歌の歌詞、楽曲の雰囲気に合っていると思う。PVに出てくる登場人物も本当に生活をしているかのような表情であり、本当にコーヒーの香りまでもしてきそうな映像である。

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