『唯我独尊SOUL』MVがやばい!
──では今作、『唯我独尊SOUL』のお話にいきたいと思います。メジャーデビュー1作目になりますけど、曲受け取った時の印象はどうでしたか?
渡邉善央:めちゃくちゃかっこよかったです!最初聴いた時「これだ」って思いました。
石橋拓也:ずいぶんざっくりしてるけど(笑)
渡邉善央:何回も聴いちゃいました。
──確かに中毒になりそうな感じありますよね、サビは特に。
渡邉善央:振り付けも渡される前からなんとなく自分でイメージしてみるのが楽しかったです。
──サビの振り付け好きです!
白上一成&石橋拓也:ありがとうございます。
──ミュージックビデオもかっこよかったです。始めに海外の方にも楽しんでもらえるような字幕アナウンスがあって、そこからシーンが変わって渡邉さんが映ったとき超鳥肌たちましたもん!
渡邉善央:いいところ頂きました(笑)!あの手だけで誰か分かったっていう人、多かったです。
石橋拓也:本当に大好きな人、すごいファンの人だね!それ特徴でわかったとかじゃないよ、多分!
東京力車『唯我独尊SOUL』
──ダンスやアクロバットの撮影はいかがでしたか?
石橋拓也:あれが今回は夜から朝方にかけての撮影っていう…。
渡邉善央:夜8時から、朝5〜6時っていうスケジュールでしたね。
石橋拓也:しかもそれまで浅草で人力車の観光案内をやって来てっていう。所謂往路ってやつです(笑)
──皆さん若いからいけたんじゃないですか?
山田和則:いけました。全然大丈夫でした(笑)
石橋拓也:やかましいわ(笑)!そういう体力的な勝負もありました。
渡邉善央:でも辛いとか眠いとかはなく。
石橋拓也:なによりもメジャーリリース1発目っていう気持ちが一番強かったです。
──1つの映像作品になるということで、自分の見せ方としてこだわったところはありますか?
田井裕一:僕の場合は、自分がライブとかでイメージしながら意識している表情と、実際に画面で見るときの、実はこう見えてんねや!っていう確認と気づきがあったというか、次のライブに活かせる学びが多かった撮影でした。
石橋拓也:僕はとにかく"唯我独尊"、自分が一番っていう感じの男らしさとかっていうものを表情で表すのが一番大事だと思いますので、極端な話ちょっと睨みつけるような鋭いまなざしで、一点を見つめるような部分を意識しましたね。
田井ちゃんが言ったんですけど、自分が思ってるより意外とそうでもないなっていうところは色々な過去の映像でも感じてきてはいるので、そこは特に意識して、男らしさを出せるようにしました。
渡邉善央:そうですね、僕もどう男らしく、かっこよく見せられるかっていうことをずっと意識ながらやってました。まさに"唯我独尊"っていう感じの意識で。
初めのシーンも結構目線を注意されて。同じことになるんですけど、自分が思ったより表情の付け方って難しくて、自分が良い感じにカメラを向いてると思いきや変な顔になってるとか(笑)、大変でした。
──MVの収録の裏側、観てみたいですね(笑)
石橋拓也:そうですね。
渡邉善央:撮ってるよね?!
石橋拓也:撮ってるね。
──いつか観れる?
石橋拓也:そうですね(笑)。なぜかものすごい笑われてたんですよ、俺。
渡邉善央:控室にモニターがあって、撮影の状況を外から見れるんですけど、皆で爆笑(笑)。表情の作り方とかも皆で笑ってて。
石橋拓也:すごい和やかな雰囲気でした。
白上一成:確かにね。
石橋拓也:ただ僕個人的にはスイッチを入れるのが大変でした(笑)
白上一成:みんな笑ってるしね(笑)。
僕も表情のところをすごい意識してたりとか、自分が思ってるのと違うなっていうのはあったんですけど、やっぱり撮影の時に意識したのは、どこのカット使うか分からないので本当に全部全力でっていうところですね。表情も体の動きも全部意識ピンピンにずっと張ってました。
渡邉善央:全部100%でね。
白上一成:そうそう。
山田和則:僕も皆言ったような感じで。でも楽しかったですね。ミュージックビデオの撮影ってそんなにできることでもないし、そもそも2回目の撮影で。新鮮な感じとかはすごい楽しかったです。
──ちなみに最後のシーンは、ご馳走様でした(笑)。どうしてあのようなシーンに?
田井裕一:やっぱり日本男児はお尻でしょ!
石橋拓也:ちがうわ。世界共通だろ!
渡邉善央:きれいなお尻を見せようっていう(笑)。
──結構自信あるんですね、やっぱり。
渡邉善央:美尻を。
山田和則:美尻(笑)
白上一成:ケツで語る(笑)
渡邉善央:ただ、やっぱりただカッコいいだけじゃ面白くないので。
石橋拓也:銭湯って海外の方も大好きだし、僕らも人力車やってて海外の方からそういう話とかも聞くので、やっぱり日本だけじゃなくて世界に日本文化を届けたいっていう思いがあるので、MVでもあのような形で日本文化も取り入れて。特に僕らNGもないし(笑)。
──NGなしでしたら前向いてほしかったです(笑)!
全員:(笑)
石橋拓也:こら(笑)。そういう"体を張る"じゃないですけど、なんでもかんでも頑張る一生懸命さ、そういう気持ちも伝わるかなって思います。
白上一成:前向くって、ダメでしょ(笑)
──まぁダメですよね(笑)。レコーディングについても伺いたいと思うんですが、『唯我独尊SOUL』って全体的に音程が低かったりするじゃないですか、意識されたところであったりこだわった部分について聞かせてください。
田井裕一:やっぱりレコーディングの時とライブの時って、僕は全く表現の仕方が全然違って、レコーディングの時はもちろんベースになるものとして録っているんですけど、ライブになるとそれが突き抜けちゃって(笑)。特に今回サビの「唯我独尊Soul」はテンション上がっちゃうんですよね。なので逆にレコーディングではちょっと抑えて音程に忠実にするっていうのが一番難しかったです。
──レコーディングの時からライブが待ち遠しかったようですね。
田井裕一:ライブではもうブチ抜いてます!
石橋拓也:僕は田井ちゃんとは逆なんですけど、僕が担当しているパートが「熱い血潮」だったりとかメロディーや音程というより雰囲気が重視されるところだったので、最初はかなり誇張したくらいで入って、ディレクターさんのコメントをいただいて荒い部分を削ってくる感じでした。
渡邉善央:僕とノリは掛け声の「エイサ!!」とか「ワッショイ!!」とか掛け声のパートが多くて、その掛け声のパターンっていうのがこんなにたくさん出せるのか!って思いました。
例えば「エイサ!!」だったら「エイサ↑」だったり「エイサ↓」だったり色々試しながらやっていくのが楽しかったです。
──ちなみに色々なパターンで撮った中で今回収録されている「エイサ!!」はどういうテンションですか?
渡邉善央:「エイサ↓!!」ですね!でも、ライブの時とかはちょっと変えたり。
──この「エイサ!!」とか「ワッショイ!!」ってお客さんは女性の方が多いと思うんですけど、一緒に言うような感じなんですか?
石橋拓也:これから一緒にやっていきたいですね!
──是非やってもらいましょう。白上さんはレコーディングいかがでした?
山田和則:僕はレコーディングの時は…僕だけかもしれないですけど、一人で録る寂しさみたいなのが(笑)
石橋拓也:どうした?
田井裕一:急に(笑)!寂しかったの?
山田和則:寂しかったです(笑)。掛け声の部分はどうしてもみんなの声に合わせにいっちゃったり、控え目に歌っちゃう。控え目過ぎても違うし、ライブくらいの勢いでいくのも違うし、苦戦しました。
白上一成:掛け声確かに難しかったね。
イケメン俥夫の「ソイヤ!」
──今回一世風靡セピアさんの『前略、道の上より』カバーも入っているっていうことで。
山田和則:僕弟がいるんですけど、弟が幼稚園で踊っていたんですよ!
石橋拓也:お遊戯会とかで?渋いね。
渡邉善央:すごいな(笑)、愛知渋い。僕は一世風靡セピアさん、母がファンクラブ入ってたのでDVDもあって。
──じゃあこの曲を歌うって聞いてお母さん喜んだんじゃ!?
渡邉善央:喜び半分、名を汚さないようにっていうプレッシャーを感じて。
──MVもあるそうですが、どんな感じに?
山田和則:最後の裸のシーンで前向いてます。冗談です(笑)
石橋拓也:一番盛り上がるところね(笑)。
山田和則:でも最後のシーンめっちゃ楽しいですよ!
渡邉善央:まあでも、ただカッコいいだけじゃダメっていうのが僕らなんで。最後はほんわかというか。
田井裕一:僕らは人力車っていうものを伝えつつ、歌っている姿も伝わるように、本当に全部がギュッと詰まってるミュージックビデオになってます。
石橋拓也:濃ゆい。
白上一成:我が強すぎるよね(笑)
──楽しい収録になったんじゃないですか?
石橋拓也:楽しかったです、150%で挑みました!
渡邉善央:めちゃめちゃ集中して、気合い入れて出来ました。