東京力車、メンバーの母の日は?
──最後の曲『ARIGATOU』ですけど、歌物と言いますか、ボーカルグループらしい一面がみられる曲でした。この曲を受け取った時はいかがでしたか?田井裕一:応援歌で元気を届けるというスタイルが多かったんですけど、『ARIGATOU』は僕自身が一番欲しかった曲というか。歌で一番大事なのが"感謝"っていうところを前面に出した曲が僕自身は欲しくて、何曲か候補があった中で、この曲が一番好きでした。歌詞がとにかく好きで、僕らっぽいなって思っています。
──どの辺が共感ポイントですか?

あとはサビの後半の「この場所から見える景色をずっと忘れずにいたい」っていう歌詞も好きです。去年新体制になってから1年経って、応援して下さる方も増えて、ステージもどんどん大きなところに立たせてもらって、良い波に乗っている時期もあれば原点に返って"自分たちが届けたい曲ってなんなんだろう"って話し合うこともあるんです。
ずっと初期から応援して下さっている人もいるし、全国インストアまわってそこからファンになってくれた方もいるけど、どんなに景色が変わっても、そこに僕らの歌を聞いてくれる方がいるからこそ立てるステージだというのをちゃんと言葉にできた歌詞なので、僕はすごく好きです。
石橋拓也:僕も「ありがとう」っていう歌詞がシンプルでストレートだから伝わりやすくて僕らも聴いてくれる方も感情が入りやすいんじゃないかと思ってます。『ARIGATOU』という曲に僕らが出会ったことで、歌詞で歌われているような気持ちを忘れない、初心を忘れない気持ちを教えてくれる曲でもあると思っているので、大切にしていきたいと思います。
──ちなみに落ちサビのソロパートを歌っているのは?

──このリリースの時は父の日が近かったり、この間母の日でしたが、何かしましたか?父の日にしようと思ってるとか。

石橋拓也:なにお前。かっけえじゃん。

田井裕一:女子力高いね。
石橋拓也:お母さん女子力高めなの?
山田和則:オーガニックみたいなのとか。
渡邉善央:なかなか地方から出て来る人って親に会う機会っていうのがないと思うんで。
白上一成:一応メッセージとか送ったんですけど。
山田和則:母の日にラインプレゼントみたいなのあげた。
石橋拓也:僕は母の日に、母親から連絡が来ました。
全員:(笑)
石橋拓也:飯食ってんのか?みたいな。
白上一成:今日なんの日か察しろよ!?みたいな(笑)?

田井裕一:僕も携帯電話でスタバカード500円のやつ送りました。前にメンバーが誕生日にあげたって言ってて、そんなのできんねや、って思って。
母の日って、LINEで「母の日」って打ったらトークの背景がピンクっぽい感じになるんですよ。一応母の日おめでとうって言ったらおかんから背景がなんちゃらって言われて、"あ、喜んでるわ"って。
山田和則:スタバに感動したんじゃなくて?(笑)
最後に…

──最後に、今後リリースイベントやライブがあると思いますが、どういう感じで楽しんでもらいたいなとか、ライブへの思いを一言ずついただきたいと思います。
山田和則:ライブっていうリアルな場所で『ARIGATOU』の歌詞を聴いてほしいです!
白上一成:『唯我独尊SOUL』もカップリング曲も、僕たちの個性が活きるような楽曲だったりダンスだったり、歌もそうだしアクロバットもあるので、東京力車だけしかできないパフォーマンスで、浅草の古き良き文化であったりに関心を持ってもらえたら嬉しいなって思います。
渡邉善央:『唯我独尊SOUL』は盛り上がれる曲なので、みんなで一緒にタオルを振り回して最後はバラード『ARIGATOU』でひとつになれたらいいなと思います。
石橋拓也:東京力車のユニットを通して浅草を好きになってもらったり、浅草に来て僕らを知ってもらうのもすごく嬉しいですし、きっかけを繋げていきたいなという思いは強くあります。

『ARIGATOU』の歌詞にもある気持ちは忘れずに変わらないものとしてやっていくので、来年の東京オリンピックへの流れも糧にしながら、浅草・日本の良さを伝えてもっと仲間を増やしていけるように、僕たちもまだまだですけど、頑張って前を向いていきたいと思います!
──日本の文化も東京力車も、世界に伝えていってください!インタビューは以上です、ありがとうございました。
全員:ありがとうございました!

TEXT 愛香
PHOTO 片山拓