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【歌詞コラム】米津玄師『海の幽霊』で描かれたある夏の日の記憶とは?

米津玄師『海の幽霊』は、アニメーション映画「海獣の子供」の主題歌になり、幻想的でノスタルジックな歌詞が印象的な楽曲だ。夏が来る度に思い出す、忘れることのできない記憶を手繰り寄せていきたい。

公開日:2019年6月21日 更新日:2019年6月21日


この記事の目次
  1. ・子供の頃の不思議な経験
  2. ・海の幽霊
  3. ・少年と少女の関係性
  4. ・〝海の幽霊″とは何を指しているのか
  5. ・米津玄師 最新情報
  6. ・リリース情報
  7. ・映画情報
  8. ・米津玄師 Profile

子供の頃の不思議な経験


ある夏の日に少女は海に訪れた。海の側には空き家が一軒あり、そこに人が住んでいる気配はない。

歌詞に描かれているのは、海を舞台にした物語だ。

海の幽霊

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開け放たれた この部屋には誰もいない
潮風の匂い 滲みついた椅子がひとつ

あなたが迷わないように 空けておくよ
軋む戸を叩いて
なにから話せばいいのか わからなくなるかな
≪海の幽霊 歌詞より抜粋≫
----------------

少女は海で、一人の少年に出逢う。海で泳いだり、砂浜で貝殻を拾ったり、空き家で日が暮れるのを忘れて話す時もあった。

冒頭のこの歌詞では、少女が大人になり再び海を訪れた時に、海で出逢った少年と過ごした日々を懐かしみながら思い出す回想シーンが描かれている。

翌年の夏からも毎年海に訪れたが、少年と再び出会うことはなかった。 “空き家にいたら、また会えるかな”と椅子に腰かけ、日が暮れるまで待ったこともあった。

しかし、再会の願いは叶うことなく、幾度もの夏が通り過ぎていったのだった。

少年と少女の関係性


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星が降る夜にあなたにあえた
あの夜を忘れはしない
大切なことは言葉にならない
夏の日に起きた全て
思いがけず光るのは 海の幽霊
≪海の幽霊 歌詞より抜粋≫
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少女が少年と初めて出逢ったのは、夏の夜だった。星を見に海辺に散歩に来た少女は、砂浜で一人佇む少年を見つけたのだ。少年の横に立ち、そっと覗き込んだ少年の顔は、静寂を伴う暗闇の中で月の光に照らされ、異様な美しさを放っていた。

最初は言葉少なく、どこか儚げな雰囲気の少年だったが、言葉を交わすごとに徐々に少女に心を許していってくれているかのようだった。

ひと夏少女が海辺に滞在している間、毎日少年に会いに行き、一日の大半を2人は一緒に過ごした。しかし、2 人の間に恋が生まれることはなかった。恋よりも友情よりも大切なものが芽生えたのだ。

それは “絆”だ。

例えもう会えなかったとしても、お互い忘れることのできない大切な存在になっていったのだった。

〝海の幽霊″とは何を指しているのか


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あなたがどこかで笑う 声が聞こえる
熱い頬の手触り
ねじれた道を進んだら その瞼が開く
≪海の幽霊 歌詞より抜粋≫
----------------

一緒に過ごした中で何度も聞いた笑い声を忘れることができない。夏が来て、海に来ると鮮明に記憶が蘇る。

日に焼けた少年の頬は熱を帯びていた。少年に会えることが嬉しくて、駆けていった海岸までの道が今はただただ物悲しい。

----------------
離れ離れでもときめくもの
叫ぼう今は幸せと
≪海の幽霊 歌詞より抜粋≫
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会えない悲しさに打ちひしがれていても前に進むことはできない。

“いつかまた会えるかもしれない”といった期待はすれど、心のどこかでもう会うことができないことも何となく理解してしまっている自分もいる。

いつまでも少年との思い出に未練を残していても、前に進むことはできない。だから少女は少年のことを“海の幽霊”として、あの夏の出来事は幽霊と共に過ごした幻だったと思うことにしたのだ。

こうでも思わないと、会えなくて辛い気持ちを断ち切ることができそうにないから。

思いに区切りをつけ、成長した少女は、今年の夏もまた海に訪れる。そして、どこにいるのかも分からない少年に心の中で、自分が今幸せに生きていることを伝え、彼も幸せに生きられていることを願うのだった。

TEXT 蓮実 あこ

米津玄師よねづけんし(本名)、1991年3月10日、徳島県徳島市生まれ。 2009年5月より、ハチという名前でボーカロイドで制作したオリジナル楽曲をニコニコ動画に投稿しはじめる。中毒性の高い圧倒的音楽センスにより、人気が出はじめる。ハチ時代のブログ「電子帖八番街」で、「enjoy. Award 2009 ···

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米津玄師 最新情報

リリース情報

●2019年6月3日(月) 配信限定リリース
『海の幽霊』
▷販売サイト
(映画「海獣の子供」主題歌)





●2019年9月11日(水) リリース
New SINGLE 『馬と鹿』
▷『馬と鹿』特設ページ

★ノーサイド盤(初回限定)
価格:1,900円(税抜)
品番:SECL-2493~94
内容:CD+ホイッスル型ペンダント(レザージャケ)

★映像盤(初回限定)
価格:1,500円(税抜)
品番:SECL-2495~96
内容:CD+DVD(紙ジャケ)

★通常盤
価格:1,000円(税抜)
品番:SECL-2497
内容:CD only

【収録内容】
[CD](全形態共通)
01. 馬と鹿
02. 海の幽霊
03. でしょましょ

[DVD]※「映像盤(初回限定)」のみに収録
01. 「米津玄師 2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」LIVE Teaser
・Flamingo
・LOSER
・砂の惑星
・飛燕
・かいじゅうのマーチ
・春雷
・TEENAGE RIOT
・amen
・Undercover
・Lemon
・ごめんね

02. 「海の幽霊」MV

《購入者店舗特典》
共通特典あり(詳細は後日発表)
※特典は「先着」となり、数に限りがあります。一部の店舗/ECサイトでは特典が付かない場合がございます。ご予約ご購入の際は、特典の有無を必ず店頭/ECサイトでご確認下さい。

映画情報

●映画『海獣の子供』作品概要
2019年6月7日(金) 全国ロードショー

【原作】
五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX刊)

【キャスト】
芦田愛菜
石橋陽彩
浦上晟周
森崎ウィン
稲垣吾郎
蒼井 優
渡辺 徹
田中泯
富司純子

【スタッフ】
監督/渡辺 歩
キャラクターデザイン・総作画監督・演出/小西賢一
美術監督/木村真二
CGI監督/秋本賢一郎
色彩設計/伊東美由樹
音響監督/笠松広司
プロデューサー/田中栄子

【音楽】久石譲

米津玄師 Profile

●米津玄師(ヨネヅケンシ)

ハチ名義でボカロシーンを席巻し、2012年本名の米津玄師としての活動を開始。その独特なサウンドメイクをした楽曲の強さと、リアルな言葉の数々は圧倒的で、今の音楽シーンにはない新鮮さを鮮烈に刻み話題に。

2015年リリースの3rdアルバム『Bremen』ではオリコン週間アルバムランキング1位、iTunes週間チャート1位、Billboard Japan週間チャート1位という三冠を達成、2015年度レコード大賞優秀アルバム賞受賞した。

2016年はユニバーサル・スタジオ・ジャパン15周年企画 “やり過ぎ” コラボ、ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~」公式イメージソング、佐藤健・有村架純らが主演の映画「何者」の主題歌を中田ヤスタカ×米津玄師として初のコラボレーション作品として発表したりと、多岐にわたる才能を披露した。

同年9月に発売したシングル『LOSER / ナンバーナイン』はオリコン週間シングルランキング自身最高の2位を記録。

2017年2月には羽海野チカ原作のTVアニメ「3月のライオン」エンディングテーマを務め、自身初のアニメタイアップとなったシングル『orion』は、iTunesチャートを始め、各配信ダウンロードサイトで軒並み1位を獲得し、配信11冠という快挙を達成した。

6月に発売したTV アニメ「僕のヒーローアカデミア」のオープニングテーマとして書き下ろした『ピースサイン』がオリコン週間シングルランキング2位を獲得。iTunesチャートでもシングル・バンドルと1位を獲得。

8月には、初音ミク10周年「マジカルミライ2017」テーマソングとして、ハチ名義の『砂の惑星』を発表し、ニコニコ動画でボカロ最速ミリオンの記録を樹立。また、映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」主題歌をプロデュースし、『打上花火』DAOKO×米津玄師として発表した。

11月には4枚目のアルバム『BOOTLEG』を発表し、オリコン週間アルバムランキング1位、iTunes週間チャート1位、Billboard Japan週間チャート1位を始めウィークリー1位の23冠という快挙を達成。

2018年1月からはTBS金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌として『Lemon』を書き下ろし“ミリオン”セールスを記録。「第96回ドラマアカデミー賞」にて【最優秀ドラマソング賞】を受賞。日本レコード協会にて「史上最速」の200万DL認定など音楽史に残る記録を残している。

8月には「<NHK>2020応援ソング」として、小学生ユニットFoorinがうたう『パプリカ』を発表。10/31には『Flamingo / TEENAGE RIOT』をリリース。表題曲の1つ『Flamingo』Music VideoはYouTube公開から3時間で100万再生突破、オリコン週間シングルランキングで1位を獲得。

『Lemon』は発表後、1年を通してその支持が拡大し続け、2018年各主要年間チャートを総なめにし、昨年末には紅白歌合戦に初出場、初のテレビでの歌唱が話題を呼び現在も大きな支持を受けている。

現在MVは3.9億再生を突破、2018年3月14日にリリースされたシングルは、デジタルダウンロードと合わせて300万セールスを超え、驚異の“トリプルミリオンセールス”を記録した。(ビルボードジャパン調べ)。

またミュージックビデオ『Lemon』『アイネクライネ』『LOSER』『ピースサイン』『灰色と青(+菅田将暉)』『orion』という新作旧作が立て続けにYouTubeでの再生回数1億を超え、2017年に発表し1億再生突破している『打上花火』含め、7作品が1億越えを達成。公式YouTubeチャンネル登録者数は380万人を突破している。

2019年1月19日より全国で自身初のアリーナツアー「米津玄師2019 TOUR / 脊椎がオパールになる頃」をスタートし17万人以上を熱狂させた。そして3/19には初の海外公演を上海・台北にて敢行し、大きな声援と反響のなか大成功をおさめた。
▷米津玄師 オフィシャルHP
▷▷米津玄師 公式twitter

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