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【歌詞コラム】フレデリック「逃避行」面白い現実を手に入れるための最高の逃げ方

今年の2月に発売されたアルバム、「フレデリズム2」に収録されている『逃避行』。マイナスのイメージだと捉えられやすいタイトルだが、聴く前と聴いた後では間違いなく180度見方が変わる。そして、そっと背中を押してもらえる曲になっている。

公開日:2019年8月1日 更新日:2019年8月1日


この記事の目次
  1. ・逃避行の序章
  2. ・プラスの意味のばっくれる
  3. ・マイノリティである不安や恐怖
  4. ・始まった逃避行
  5. ・フレデリック 最新情報
  6. ・リリース情報
  7. ・ライブ情報
  8. ・フレデリック Profile

逃避行の序章

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搖れる列車の窓からふたつの目が覗いた
見つめあったのは起点と終点の二人
目指す終着駅には何が見えているのか
溢れ返るターミナルに向かって君は走っていた
≪逃避行 歌詞より抜粋≫
----------------

起点にいる君と終点にいる僕という設定。



“溢れ返るターミナル“は君がまだマジョリティ、つまり退屈な現実に居ることを指している。

----------------
立ち止まった君をずっと待っているのに
絡み合った手を掴んではさ連れさってしまったんだ
≪逃避行 歌詞より抜粋≫
----------------

少し立ち止まって迷いが生じた君の答えを僕は待っていたが、ついにその手を掴んで連れ去った。

面白い現実を手に入れるための序章だ。

プラスの意味のばっくれる

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君とばっくれたいのさ このままばっくれたいのさ
ばっくれたいのさ このまま正解不正解掻っ攫って
さぁ 飛び出して 誰も知らないまだ見ぬ街へ
ばっくれたいのさ このまま現在過去未来掻っ攫って
≪逃避行 歌詞より抜粋≫
----------------

サビの“ばっくれたいのさ”。
フレデリックらしさ全開でこの言葉をリピートするのだが、マイナスな意味合いで使うイメージがある人が多いだろう。

そのステレオタイプの中で“ばっくれる”というワードを使うセンスこそ作詞作曲を務める三原康司(Ba)だ。

正解も不正解も現在過去未来━すべて関係ない。

ただ飛び出して誰も知らない、まだ見たことのない楽しい世界に君と行きたい、という強い気持ちが込められている。

マイノリティである不安や恐怖

一番の歌詞では自信たっぷりな僕が、二番の歌詞で少し変化する。

----------------
辿る前例の中には誰が見えているのか
分かち合ったのは自分の安心のくせに
とても文学的にはなり切れない僕でも
思い当たる気持ちを裏切れますか
≪逃避行 歌詞より抜粋≫
----------------

どんなことにでも開拓者がいて、最初はみんなマイノリティなのだ。例えば、地動説を提唱した天文学者・コペルニクス。今となっては、誰も信じて疑わない周知の事実だが、当時、この説を支持するだけで火あぶりの刑にされたぐらいだ(さすがにビビる)。

例えが大袈裟になってしまったが、要は、“人と違うことをすること”というのは多かれ少なかれ勇気がいることなのだ。

“辿る前例”とはその開拓者たちのことである。

あの人もこの人もマイノリティを選んで“逃避行”した故に成功しているじゃないか、と君に諭している。

しかし、僕自身も逃避行が少し怖くなってきていることがこの部分の歌詞からうかがえる。

この事実を分かち合ったのは、君を安心させるため、というよりかは、自分自身に言い聞かせる暗示のようなものである。

文学的にかっこよくなりきれない僕でも、不安や恐怖という逃避行に対する気持ちを裏切りたい、挑戦したい、という気持ちが歌われている。

始まった逃避行

----------------
君とばっくれたいのさ このままばっくれたいのさ
ばっくれたいのさ このまま喜怒哀楽でさえ掻っ攫って
さぁ飛び出して 誰も知らないまだ見ぬ街へ
ばっくれたいのさ このまま まだ見ぬ街へ
≪逃避行 歌詞より抜粋≫
----------------

今は、喜怒哀楽でさえ無くして、まだ見ぬ街へ行くことだけに集中する。

二人で逃避行して面白い現実を手に入れるのだ。

----------------
指を折って君をずっと待っているから
君はどうだ 僕はきっと 君の知らない街にお招きするんだ
だからばっくれたいのさ 退屈をしらばっくれたいのさ
ばっくれたいのさ このまま正解不正解掻っ攫って
さぁ 抜け出して 誰も知らない秘密の先へ
ばっくれたいのさ このまま まだ見ぬ街へ
≪逃避行 歌詞より抜粋≫
----------------

最後のサビだ。



勇気を出して先に足を踏み入れた。

退屈をしらばっくれて、正解不正解もない面白い現実へ。そして、誰も知らない秘密の先へ。君の見たことのない世界を見せてあげるよ、と言わんばかりに。

フレデリックにはストーリー仕立てになっている歌詞も多く、次はどんな展開が?とハラハラドキドキさせられることが多い。

『逃避行』もその代表格だろう。一つの映画を見せてもらっているような、壮大な作品の一つだと私は感じている。

また、“逃避行”と“ばっくれる”という二つのマイナスなイメージの言葉を掛け合わせてプラスに表現している作品だ。

到底真似できるような表現法ではないことに舌を巻く。

卑怯な逃げ方ではなく、一度きりの人生を楽しく、面白く過ごすために自分の興味が向く方へ、わくわくする方へ逃げることは必ずしも悪いことではない。

思わず体を揺らしてしまうリズムとそこに乗せられた言葉たちと、最高の逃げ方をしよう。

TEXT 坂倉花梨

フレデリックは、2009年6月、兵庫県神戸市にて結成した、三原健司(ボーカル&ギター)、三原康司(ベース&ボーカル)、赤頭隆児(ギター)、高橋武(ドラムス)の4人からなる日本のロックバンドである。2014年9月、A-Sketchよりミニアルバム「oddloop」をリリースしメジャーデビューを果たすと、2···

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フレデリック 最新情報

リリース情報

●2019年10月9日 リリース
2nd EP「VISION」

★初回限定盤
価格:¥2,200(tax out)
品番:AZZS-98
内容:CD+DVD

★通常盤
価格:¥1,300(tax out)
品番:AZCS-1086
内容:CD

【CD収録曲】
●初回限定盤
1 VISION
2 イマジネーション
3 終わらないMUSIC
4 シンセンス(FAB!!) Live at 新木場 STUDIO COAST 2019
5 かなしいうれしい(FAB!!) Live at 新木場 STUDIO COAST 2019
6 夜にロックを聴いてしまったら Live at 新木場 STUDIO COAST 2019

●通常盤
1 VISION
2 イマジネーション
3 終わらないMUSIC
4 シンセンス(FAB!!) Live at 新木場 STUDIO COAST 2019
5 かなしいうれしい(FAB!!) Live at 新木場 STUDIO COAST 2019

【初回限定盤DVD収録内容(約70分)】

●「FREDERHYTHM TOUR 2019〜夜にロックを聴いてしまったら編〜」at 新木場 STUDIO COAST (2019.04.13)

1 LIGHT
2 スキライズム
3 RAINY CHINA GIRL
4 人魚のはなし
5 他所のピラニア
6 逃避行
7 エンドレスメーデー
8 夜にロックを聴いてしまったら

●「FREDERHYTHM TOUR 2019-2020」SEASON1-SEASON2 Documentary


【CDショップ先着予約購入特典】
タワーレコード:「VISION」オリジナルジャケットステッカー
一般CDショップ:「VISION」オリジナルB3ポスターカレンダー

*タワーレコード早期予約特典*
期間:8/13(火)18:00 ~ 9/11(水)
特典内容:「VISION」 オリジナルツイストバンド

CD購入者限定特典
QRコード付きスペシャルラミネートパス封入(初回プレス分のみ)
※こちらに付属するQRコードからスペシャルな映像がご覧になれます

ライブ情報

FREDERHYTHEM TOUR 2019-2020

●FREDERHYTHM TOUR 2019〜UMIMOYASU編〜

10月11日(金)
岡山 CRAZYMAMA KINGDOM ※SOLD OUT

10月12日(土)
広島 BLUE LIVE ※SOLD OUT

10月14日(月/祝)
高知 キャラバンサライ※SOLD OUT

10月18日(金)
宮城 仙台Rensa ※SOLD OUT

10月20日(日)
新潟 LOTS ※SOLD OUT

10月22日(火/祝)
石川 金沢 EIGHT HALL ※SOLD OUT

●FREDERHYTHM TOUR 2019〜VISION編〜

11月16日(土)
北海道 Zepp Sapporo

11月29日(金)
愛知 Zepp Nagoya

12月7日(土)
福岡 Zepp Fukuoka

12月14日(土)
大阪 Zepp Osaka Bayside

イープラスプレオーダー:08月27日(火)12:00 - 09月02日(月)23:59

●FREDERHYTHM ARENA 2020〜終わらないMUSIC〜

2020年2月24日(月/祝)
神奈川 横浜アリーナ

イープラスプレオーダー(一次):08月27日(火)12:00 - 09月02日(月)23:59

フレデリック Profile

神戸にて結成された三原健司(Vo./Gt.)、三原康司(Ba.)の双子の兄弟と、赤頭隆児(Gt.)、高橋武(Dr.)で編成される4人組バンド。

初年度MASH A&Rオーディションにて特別賞を受賞。独特なユーモア性、そして幅広い音楽的背景から生みだされる繰り返されるリズムと歌詞は中毒性が高く、”忘れさせてくれない”と話題になり、一筋縄ではいかないスタンスを持ったバンドとしてシーンを席巻。

印象的なMusic Videoやアートワーク等楽曲以外のクリエイティブも関心を集めている。

また、ライブならではの楽曲アレンジや多彩な演出でライブバンドとしても定評があり、2018年4月には初のアリーナ単独公演を開催。

どのシーンにも属さない「オンリーワン」の楽曲とそのスタンスに注目が高まっている。

【フレデリックInformation】
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おとなの防具屋さん、魅力的すぎるキャラ…

あいみょん「君はロックを聴かない」で“…