これまでリリースされたCDは…
今や若者に絶大な支持を集めるWANIMA。これほどまでの人気なのに、意外にもCDとしてリリースされたシングルはインディーズで2枚、メジャーになってからは3枚。そしてアルバムに至ってはインディーズで2枚、メジャーではわずか1枚なんですね。
今回、WANIMAも時代の波に乗り、サブスク解禁となりましたが、”CD”というものに強い思い入れのある彼らはずいぶん悩んだそう…それは、このCDのリリース枚数によく表れていると思うんです。一枚一枚魂を込めて作り上げてきたCDですから、彼らの苦悩も納得できます。
普通、シングルCDの場合、曲名がそのままタイトルになりますが、WANIMAの場合、そうではなく、シングルにアルバムのようなタイトルが付いているんです。
ちなみに、メジャーになってからのシングルリリースは3枚、『Gotta Go!!』『Good Job!!』そしてこの7月にリリースされる『Summer Trap!!』です。
だがしかーし!!ぶっちゃけ、ファンにとってこれはとても喜ばしい!!…ことは否定できません。
もっともっと皆さんがWANIMAを聴き、好きになってくれ、どんどんファンの層が広がってくれるのは嬉しいことだと思いませんか?
ちなみに”サブスク”とは…サブスクリプションの略です。
簡単にご説明しますと、「期限の決っている使用許可」のことをいいます。これまでは我々が音楽を聴くのはCDを買い料金を支払っていましたが、ソフトウェアに対して利用している期間料金を支払えば安価でどんな音楽も聴き放題!…それをサブスクリプションサービスといい、略してカッコよく”サブスク”なんて呼ぶわけです。
今回はそんなそれぞれの想いを踏まえて、『Summer Trap!!』の中から先行配信されている『夏のどこかへ』を中心に、聴いてもらいたい楽曲たちをご紹介していきましょう♪♪
夏のどこかへ
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迷いを束ねて 夏の幕開け
悲しみ脱ぎ捨て 何度も誰よりも照らせ太陽
狙いを定めて 夏のどこかへ
予報通り晴れたらいいのにな
≪夏のどこかへ 歌詞より抜粋≫
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WANIMA楽曲は、ほぼヴォーカルであるKENTAが担当しています。『夏のどこかへ』ももちろん彼の作詞・作曲によるもの。
冒頭からカーッ!と晴れた夏の日が想像できます。
曲調も、とてもポップで、タイアップとなる”三ツ矢サイダー”のCMのイメージにぴったりな楽曲です。
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胸が弾けて
透き通る青空
ココロの地図広げ
やりきろうぜっ、ジブンらしく。
≪夏のどこかへ 歌詞より抜粋≫
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余談ですが、”サイダー”もWANIMAのイメージにしっくりくる…そんな気がします。
暑い夏、乾いた喉にグーっと飲むサイダー♪最高ですよね~♪
WANIMAはいってみれば、耳から飲むサイダー…爽快感ハンパない!これは他のバンドには負けません!
リベンジ
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まずは皆 手を叩け(oh yeah) まだ見ぬ明日へ
まだ見ぬその向こうへ
自ら 手を叩け(oh yeah) まだ見ぬ明日へ
まだ見ぬその向こうへ
≪リベンジ 歌詞より抜粋≫
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イントロから力がみなぎってくる楽曲といえば『リベンジ』です。
WANIMAの楽曲は、”元気”がテーマになってはいますが、よくよく解釈していくとそこにはもう一つ、KENTAからのメッセージが含まれています。
”不安な気持ちは皆一緒、俺だってそうなんだからその気持ちよく分かるよ。だから一緒に頑張ろう!”
WANIMAが若い世代に支持されるのは、こんな強いメッセージに共感できるからなんだと思うんです。
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Try Try Try また出来ずガッカリ 逃げる辛い辛い辛い道 遠回り
いつかはリベンジ…情けなくなった
逃げて許せば消えるタフネス
痛い痛い痛い また自分ばっかり 願う暗い暗い暗い
夜に月明かり
いつかのリベンジ… 果たす日は昨日だった…_| ̄|○
≪リベンジ 歌詞より抜粋≫
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この『リベンジ』はそんなWANIMAの楽曲の中でも、特に強く、メッセージ性が感じられる一曲です。
曲調・歌詞ともに、”ほら!元気出せ!オマエならもっと出来んだろ?!”と鼓舞されているかのように解釈できます。
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Good morning!!
開いたページ真っ白な描いたイメージをRemember
ビビってないで色足す好きな色 歌うフレーズ 花咲く未来を
開いたページ真っ白な描いたイメージをRemember
いつかのリベンジ 果たすためスタート
≪リベンジ 歌詞より抜粋≫
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学生さんや社会人も、生きていく上で、どうしようもなく八方ふさがりになってしまう時ってあるじゃないですか…そんな時にぜひ聴いていただきたいのが『リベンジ』なんです。
もうダメ!自分には無理無理…なんてすべてのことから逃げ出したい時には、この歌で自分を奮い立たせてください!
THANX
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待ちに待ったこの晴れ舞台 雲の上のあいつも笑う
記念日には花を添えて 離れるのは距離だけと
ありがとうを込めて歌った この気持ちに嘘は無いと
さよならが教えてくれた 必ずまた逢える
離れるのは距離だけと
≪THANX 歌詞より抜粋≫
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ありがとうと高らかに歌う『THANX』もおすすめの一曲です。この曲はライブなどでも必ず歌われる人気の楽曲なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
仲間や大事な人との別れは、人生において必ず訪れます。
さめざめと別れの余韻に浸るのも良いですが、時にはこんな元気ソングでお別れを明るいものにしてはいかがでしょう。
WANIMAは別れの時も”さようなら”ではなく”ありがとう”といいます。
この楽曲の印象的な部分は「離れるのは距離だけ」というところ。
今は離れ離れになってしまうけど、なんてことはない。
距離がちょっと遠くなるだけで、心はいつでもそばにいる…そんなKENTAらしい”別れ”の歌です。
Drive
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駆け抜けて
追い続けた後ろ姿 目を逸らさず
はぐれないように手を伸ばした
遠く遠くよみがえる懐かしい声
あの日の笑ってる横顔
嘘も本当も溢れ出して掻き混ぜ
≪Drive 歌詞より抜粋≫
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映画「OVER DRIVE」の主題歌となりました『Drive』です。この楽曲は配信シングルとしてリリースされた3曲の中の1曲ですね。
WANIMAは配信シングルすべてで日本レコード協会からの認定を受けています。
まず最初にリリースされた『やってみよう』ではダブル・プラチナ認定を、そして『ヒューマン』『Drive』でゴールド認定をそれぞれ受けています。
少しご説明しますと、ダブル・プラチナ認定とは着うた(R)に関して50万DL以上あった楽曲、ゴールド認定とはシングル、またはアルバムにおいて10万DL以上あった楽曲に対して認定されるものなんです。
配信のシングルすべてでこの認定を受けているのはスゴイことですよね。さすがWANIMAといったところでしょうか、やはり配信でも揺るがない人気です。
さて、本題に戻りましてこの『Drive』は車のラリー競技と兄弟の絆がテーマとなっている映画「OVER DRIVE」のために書き下ろされた楽曲です。
イントロからサビまではスローテンポ、そしてサビ部分で控えめなアップテンポへと変化します。
映画のストーリーが兄弟のすれ違いを経て、お互いの絆を深めていくという内容なので、少し抑えめでシリアスな印象もある楽曲に仕上がっています。しかしながらドラムアレンジなどはまさにWANIMAカラー。こんな雰囲気も、ちょっと大人っぽくてイイ感じです♪
この夏もWANIMAに期待!
先行配信となっている『夏のどこかへ』を中心にご紹介しましたが、この楽曲が収録される「Summer Trap」は全4曲、7月17日がリリースです。その収録曲の中には映画「ONE PIECE」の主題歌になることが決定している『GONG』も収録されていますので、こちらもとても期待が高まります!この夏はますますWANIMAから目が離せません!
TEXT 時雨