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【インタビュー】足立佳奈「今日好き」夏休み編を飾る切なラブソングをリリース! (1/2)

シンガーソングライター足立佳奈が8月21日に6枚目のシングル『ひとりよがり』をリリース。表題曲「ひとりよがり」はAbemaTV「今日、好きになりました。夏休み編」のテーマソングにも決まっており、7月22日より先行配信が開始された。 そんな「ひとりよがり」やカップリング収録曲の制作秘話や、足立佳奈の憧れる夏の恋について話を伺った。

"今日好き"テーマソングは切なラブソング!

──なんか声がまた大人っぽくなりましたね!?

足立佳奈:ありがとうございます(笑)。


──リリースの度に"また大人っぽくなったなぁ"と思うんですけど、ご自身でも感じることってあります?

足立佳奈:意識をしてちょっとずつ力を抜いて、なにか状況を自分で思い浮かべながら変えたりはしています。


──なるほど、じゃあ曲によってまた変わってくる感じ。

足立佳奈:そうですね。


──今作『ひとりよがり』の中で、歌ってて1番気持ちいいフレーズってどの部分になりますか?

足立佳奈:「忘れない 忘れられない」のところが結構感情こもりやすいかなと!


──必聴ですね!『ひとりよがり』はAbemaTVの「今日、好きになりました。夏休み編」のテーマソングということですが、書き下ろしのような形で書かれたんですか?

足立佳奈:はい。今回もテーマソングにまた選んでいただいたということもあって、夏休み編なので夏の終わりの切ないラブソングにしたいなと思って、そういうテーマの曲を作りました。



──夏と恋愛は濃く結びつくものだと思いますが、切なくさせたかったんですね。

足立佳奈:はい。いつもキュンキュンした可愛らしいラブソングが多かったので、そうじゃないところで同じラブソングでも違った角度からアプローチできたらいいなと思って作りました。


──曲制作はどのように進められたんですか?

足立佳奈:今回は共作させていただいたCarlos K.さんにテーマをお伝えして、曲を作っていただいて。そのあとに「ここのメロディちょっと変えたいです」ていうことだったり「このギターの音ちょっとこういう音にしたいです」とか、アレンジの部分を一緒に作っていった感じです。


──ギターの音ひとつをとっても、こだわりが詰め込まれたような。

足立佳奈:私もまだわからないところが多くて。色々な大人の人の意見を聞いて、こういう音にするとこういう雰囲気になるしっていうのもまた勉強させてもらいながらできました。


──それは今作で足立さんの意識が変わってきた部分も?

足立佳奈:そうですね。丁寧に作るといいますか、もっともっと色々な人の意見を聞きながら自分の意見を最後にふまえて完成させるっていうのは今までにあんまりなかったやり方で。
今までは即興というか1日で完成させちゃうようなものの作り方だったので、それはちょっと違いますね。


──感覚的に作られることが多かったけど、理論的にも曲を作れるようにというような。

足立佳奈:そうですね!


──歌詞を書くにあたって、はじめに決まったフレーズというか、そこがフックになって広がっていったような歌詞ってありました?

足立佳奈:「まだ終わらないで夏」とか、サビ前のフレーズはみんなで「それいいね!」っていう風になりました。


──「まだ終わらないで夏」と「連れていかないで夏」ですね。詩的でエモいフレーズですけど、この夏を擬人化したような言葉がサビの前に来ることでサビの切なさが増します。

足立佳奈:1番では主人公の「僕」が好きな女の子と海辺で夏祭を楽しんでいて、手を繋いだりとか色々あって。幸せな時間を過ごしたけど「砂に残る足跡」を見て「まだ終わらないで夏」って思うんですよね。

でもサビで「会いたいな 何度でも 会えないの? もう二度と」って歌っているように、夏が終わったらもう会えなくなっちゃうんじゃないかって薄々感じながら彼女と過ごしていて。


──2番になって少し状況や気持ちに進展があるような。

足立佳奈:2番に入って「君と過ごせる僕は幸せものです いつか終わりがくると分かっているのに また明日って その笑顔」って歌っているんですけど、彼女は僕が好きなことを知らないから友達のように「じゃーねー!また明日ねー!」って言うけど、いつか終わりが来るんだっていうのを僕は分かっていて。僕にとっては夏が彼女を連れて行ってしまうような感覚だから「連れていかないで夏」という表現にしました。

1番に出てきた「砂に残る足跡」が2番では「波が消した足跡」になっていたり、そういう対比も歌詞から感じて欲しいです!


──エモーい!どうして夏の恋って夏と一緒に終わっちゃう感じ、あるんですかね。

足立佳奈:そんなイメージありますよね。「連れていかないで夏」の後の歌詞は、もう彼女がいなくなってしまってから心で想っているっていう設定で歌っています。


──なるほど。最後の一言がまた切ないですよね…

足立佳奈:最後の「君と過ごせて幸せでした」っていうのは、ちょっと大人な恋だったから、諦めてはいないし彼女のことは想っているけど、もうこれ以上は追わないっていう決意も込めた言葉なんです。


──切ない!!!タイトルについてですけど、『ひとりよがり』ってだいぶ卑下しているような感じもあるなぁと思ったんです。このタイトルはどういう意図でつけられたんですか?

足立佳奈:全体の歌詞を見て、この主人公の男の子は彼女のことを追い続けないっていう控えめな子でもありつつ、でも、色々なことを願って自分のことを客観的にみてサビのところで「バカみたいだな」って思ったりとか、そうやって行ったり来たりしているその姿がちょっと『ひとりよがり』じゃないかなって思って。


──『ひとりよがり』の歌詞から、足立さんが1番気に入ってるフレーズを教えてください。

足立佳奈:もちろん「まだ終わらないで夏」とかは好きだったりするんですけど、サビの終わりのほうの「このまま時が止まればいいのに」のメロディと、その歌詞のハマり具合が好きです。


──レコーディングに関して、印象に残っていることってありますか?

足立佳奈:スタジオというよりか、Carlos K.さんのご自宅で普通にみんなで話しているところを録らせてもらったっていう感じで、今までにないスタイルでのレコーディングでした。


──Carlos K.さんとは他の楽曲でもご一緒されていますし、分かりあえている仲で、尚且つお家での収録ということでリラックスした状態でレコーディングできたという。

足立佳奈:はい、そうですね!


──『ひとりよがり』がテーマソングになっている番組「今日、好きになりました。夏休み編」は出演者の恋愛発展していくところを見ていくような番組ですよね。足立さんが期待している恋愛の展開とか、こういうの見たいな~っていうようなシーンとかってあります?

足立佳奈:シーンでいうと、やっぱりバーベキューとかみんなでして、男の子が活躍して女の子がキュンとするみたいなのは王道なものなのかもしれないですけど、ちょっとみんなの様子見てみたいなとは思います(笑)。


──いいですね〜。バーベキューは男女で役割分担をする印象ですが、足立さんご自身は調理や焼く作業をやりたいタイップですか?

足立佳奈:みんなひとそれぞれ焼き方にこだわりがあると思うんですけど、私は自分でやりたい派ですね。私はレアが好きなんです(笑)。


──こだわりの焼き方も披露しながら楽しむバーベキュー、いいですね。

足立佳奈:はい!それが1番いいです。

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岐阜県海津市出身のシンガーソングライター。 2014年、LINE×SONY MUSICオーディションで12万5094人の中からグランプリを獲得し、2017年8月メジャーデビュー。 Twitter・Instagram・TikTok・LINEなどのSNSフォロワーが計130万を超え、リリースした楽曲のストリーミング総再生数は1億3500万再生を···

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