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【歌詞コラム】映画「Diner ダイナー」で「千客万来」大繁盛するのは誰?

『Diner ダイナー』には個性豊かな殺し屋が多数登場する。初めて『千客万来』と聞いた際は、“殺人稼業が繁盛しているのかぁ”と穏やかでない想像をしてしまったが、どうやら違うかもしれない。

公開日:2019年7月27日 更新日:2019年8月1日


この記事の目次
  1. ・奇跡の共演
  2. ・ 誰もが内に秘める怠惰な心
  3. ・「千客万来」の意味。最後に笑うのは、誰?
  4. ・DAOKO × MIYAVI 最新情報
  5. ・リリース情報
  6. ・映画情報
  7. ・DAOKO × MIYAVI Profile

奇跡の共演

近年世界的な活躍の続くギタリスト・MIYAVIと、個性派ボイスが魅力のラップシンガー・DAOKO。彼らのまさかのコラボレーションが、映画『Diner ダイナー』の監督である蜷川実花によって実現した。

両名の大ファンであるという蜷川からラブコールを受けての、奇跡の共演だ。



歌の特性上、歌詞を見ながらでないとなかなか内容を理解するのが難しい『千客万来』。

じっくり見つめると、驚くほど映画の世界観に寄り添った表現がされていることが分かる。

誰もが内に秘める怠惰な心

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千客万来 プレイバック
人の影に隠れ生きていた
最低限な暮らしの中
最低な気持ちだが楽な生き方を選んだ
卑怯か?
≪千客万来 歌詞より抜粋≫
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限りなく普通の、それでいて楽な生活を求める人は多いのではないだろうか。「最低限な暮らし」から脱し、定義の曖昧な「普通」に憧れるというのは、そう珍しい話ではない。

なぜ、自分だけがこんな目に遭わなければいけないのだろう。自分は不幸だ。こんな世界から抜け出したい。



そんなことを思っているところに、ふと楽に切り抜けられる道を提案されると、恐れと不安を抱きながらもついそちらへ進んでしまうのが人間というものだ。

映画の主人公・オオバカナコはまさにそうして選択を誤り、「普通」から程遠い猟奇的な世界へと迷い込んで行く。

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「壊されたい」なんて願っていたって
だってガキのまんまじゃ 足も竦んでさ
逃げ出したい 脱出する己から
駆けてよ今 ほら Dash
≪千客万来 歌詞より抜粋≫
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入り込んでしまった以上、そこから抜け出さなければならない。しかし、その空間の狂気は恐ろしいスピードで自分を取り込み、巻き込もうとする。

逃げ出すのは、この空間からではない。人任せに楽な生き方へ逃げようとするような、怠惰で無力な自分から抜け出すのだ。

「千客万来」の意味。最後に笑うのは、誰?

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生きてても死んでるの
運勢がアンラッキーなら明日は 楽しそうね
気づいたら笑ってた 上手じゃない下手だけど
まっさらな私だった
≪千客万来 歌詞より抜粋≫
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(中略)
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ほら立ってよ 勇往邁進
やめたいと思ってやめられるもんか
≪千客万来 歌詞より抜粋≫
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今までの自分の生き方を捨てると、もう恐れるものは何もない。一度死んだも同然の、新しい自分だ。

「明日の運勢最悪よ」と言われれば、一体何が起こるのだろうという期待に溢れ悦びを覚える。

まっさらな心はうっかり笑い方を忘れてしまいそうになったが、それでも自然と笑みがこぼれるほどの解放感はたまらない。


 
己から脱け出したことで、新たな強さを手に入れた。その狂った世界の中で自分の進む道を見出だしたのだ。
 
つまり思うに、「千客万来」は暗殺稼業が大繁盛する殺人鬼を指しているのではない。

1人の人間が今までの己を捨てて生まれ変わったときの、“もう何も恐れない。何でもウェルカム。来るなら来い。”と、自分を飲み込もうとする世界へ向けて切った啖呵なのではないだろうか。

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あてもなく飛び出して驚いた
アンラッキーなんて嘘 空は高く
明るいさ 眩しいがいまならばわかるんだ
今の私 永遠だわ
≪千客万来 歌詞より抜粋≫
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すっかり生まれ変わったような自分。

たとえ元居た世界に戻ったとしても、それが揺らぐことはない。たとえ戻ることが叶わなくとも、今の自分は自らの足で新しい世界へも踏み込んでいける。

今まで知り得なかった開放感と、その世界の美しさ。それらを受け入れることのできるその精神は、もはや無敵だ。



さて、オオバカナコは果たしてこんな変貌を遂げることができたのだろうか。彼女は、迷い込んだ世界で一体どのような生き方を選択するのか。

是非この曲と共に見届けて頂きたい。

TEXT 島田たま子

DAOKO プロフィール 1997 年生まれ、東京都出身。ラップシンガー。イノセンスな歌声と、象徴的な映像で様々なクリエイターを魅了し続ける。 15歳の時にニコニコ動画に投稿した楽曲で世界中から注目を集め、2015 年メジャーデビュー。 2017 年、映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか···

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DAOKO × MIYAVI 最新情報

リリース情報

<デジタルシングル>
DAOKO × MIYAVI「千客万来」 (映画『Diner ダイナー』主題歌)
デジタル配信リリース
発売日:2019年7月3日(水)

映画『Diner ダイナー』予告映像 主題歌ver.
https://youtu.be/hkX3vx6w_i0

<アルバム>
『NO SLEEP TILL TOKYO』 2019年7月24日発売
2016年8月発売「Fire Bird」から実に3年ぶりとなる待望のソロアルバム!ボーナストラックには7月5日公開の映画『Diner ダイナー』主題歌、DAOKO × MIYAVI「千客万来」収録!ジャケットは石田スイ氏(「東京喰種トーキョーグール」作者)による描き下ろし!

CD収録楽曲 ※全形態共通
1.Stars
2.No Sleep Till Tokyo
3.Tears On Fire
4.Other Side
5.Samurai 45
6.Butterfly
7.Walk With Me
8.Under The Same Sky
9.We Can't Stop It (Rewind)
Bonus Track:DAOKO × MIYAVI「千客万来」 (映画『Diner ダイナー』主題歌)

◆◆初回限定盤(CD+DVD)\6,000(税別) TYCT-69155
【CD】全10曲収録
【DVD収録内容】MIYAVI Japan Tour 2019 "THE OTHER SIDE" at Zepp DiverCity(2019年5月11日収録)

◆◆通常盤(CD)\3,000(税別) TYCT-60144
【CD】全10曲収録

◆◆UNIVERSAL MUSIC STORE限定盤(初回限定盤+Tシャツ)\8,000(税別)
【CD】全10曲収録
【DVD収録内容】MIYAVI Japan Tour 2019 "THE OTHER SIDE" at Zepp DiverCity
【Tシャツ】『NO SLEEP TILL TOKYO』ジャケット・プリントTシャツ
https://store.universal-music.co.jp/product/d2ce3747/

映画情報

●2019年7月5日(金) 開店

映像化不可能と言われた原作小説「ダイナー」(平山夢明著・ポプラ社「ポプラ文庫」)が、藤原竜也×蜷川実花の運命の初タッグで映画化!

ヒロインに玉城ティナを迎え、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、さらに、小栗旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二ら豪華俳優たちが、全員“殺し屋”役で集結。本能を極限まで刺激するノンストップ・エンターテイメント映画「Diner ダイナー」が、7月5日(金)に公開します。(本映画の、映倫による区分は、どなたでもご覧になれる「G」区分となっております。)

主演は、幾多の超個性的なキャラクターを怪演してきた日本を代表する唯一無二の俳優:藤原竜也。一癖も二癖もある刺激的なキャラクターを演じ、観るものを魅了する藤原が今回演じるのは、殺し屋ばかりが集まる殺し屋専用の食堂<ダイナー>のオーナーで最狂の天才シェフ・ボンベロ。

監督は、写真家であり、「さくらん」(2007年)や、興行収入22億円を超え社会現象にもなった「ヘルタースケルター」(2012年)を手掛けてきた蜷川実花。蜷川幸雄氏演出によって芸能界デビューを果たし“まな弟子”として数多くの作品に出演し続けてきた藤原との運命の初タッグが化学反応を引き起こし、あなたの本能を極限まで刺激する!

【ストーリー】
ようこそ、殺し屋専用の食堂<ダイナー>へ――
そこは、命がゴミのように扱われる、殺し屋専用の食堂<ダイナー>。店主は、元殺し屋で天才シェフのボンベロ。「俺は、ここの王だ。砂糖の一粒までが俺に従う。」日給30万の怪しいアルバイトに手を出したオオバカナコは、ウェイトレスとしてダイナーに売られてしまう。

次々と店にやってくる殺し屋たち。オーダーは極上の料理か、殺し合いか…店主、ウェイトレス、殺し屋たち。新たな殺し合いが今、始まる――!

【出演者】
藤原竜也、玉城ティナ、窪田正孝、本郷奏多、武田真治、斎藤 工、佐藤江梨子、金子ノブアキ、小栗 旬、土屋アンナ、真矢ミキ、奥田瑛二

【製作陣】
原作:平山夢明「ダイナー」(ポプラ社「ポプラ文庫」)
脚本:後藤ひろひと、杉山嘉一、蜷川実花
監督:蜷川実花
音楽:大沢伸一
配給:ワーナー・ブラザース映画

Photo:(C)2019 「Diner ダイナー」製作委員会
Photo:(C)2019 蜷川実花/映画「Diner ダイナー」製作委員会

▷公式サイト
▷公式Twitter(@DinerMovie)
▷公式Instagram(@dinermovie)

DAOKO × MIYAVI Profile

DAOKO プロフィール
1997 年生まれ、東京都出身。ラップシンガー。イノセンスな歌声と、象徴的な映像で様々なクリエイターを魅了し続ける。
15歳の時にニコニコ動画に投稿した楽曲で世界中から注目を集め、2015 年メジャーデビュー。

2017 年、映画「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」主題歌に、米津玄師プロデュースによるDAOKO × 米津玄師『打上花火』が決定。そのアニメーションMVが約2億5千万再生を突破という大ヒットを記録し、6週連続 iTunesソング・ランキング1 位、サブスクリプション音楽配信サービスでは14冠を獲得するなど日本人として初めての快挙を成し遂げる。

同年、岡村靖幸プロデュースによるDAOKO × 岡村靖幸『ステップアップLOVE』がTV アニメ「血界戦線 & BEYOND」エンディング・テーマとなりMVと共に大ヒッ ト。

2018 年、小林武史プロデュースによる楽曲『終わらない世界で』が、任天堂 / Cygamesによるアクションロールプレイングゲームアプリ「ドラガリアロストTM」主題歌に、中田ヤスタカプロデュースによるDAOKO × 中田ヤスタカ『ぼくらのネットワーク』が挿入歌として起用される。12月、3rd Album『私的旅行』が発売され、第69回NHK紅白歌合戦に出場。

▷Official HP
▷TOY'S FACTORY HP
▷Instagram
▷Twitter

●MIYAVI プロフィール
アーティスト / ギタリスト
エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまでに約30カ国350公演以上のライブと共に、7度のワールドツアーを成功させている。

2017年11月にはジャンル・キャリア・国境も超えて様々なアーティストと真剣勝負を繰り広げる対戦型コラボレーション・アルバム『SAMURAI SESSIONS vol.2』をリリース。『Dancing With My Fingers / MIYAVI vs 三浦大知』iTunesロックチャート1位、iTunes Music Videoロックチャート1位を獲得。

また、アンジェリーナ・ジョリー監督映画「Unbroken」(2016年日本公開)では俳優としてハリウッドデビューも果たした他、「コングー髑髏島の巨神」「BLEACH」「ギャングース」への出演、モデルとしてYohji Yamamoto,Y-3パリコレでのデビュー。

さらに、映画「Mission: Impossible ‒Rogue Nation」日本版テーマソングのアレンジ制作、HONDA コマーシャル楽曲、SMAPへの楽曲提供をはじめ様々なアーティスト作品へ参加するなど、国内外のアーティスト/クリエイターから高い評価を受けている。2017年にはUNHCR大使に就任。

常に世界に向けて挑戦を続ける“サムライ・ギタリスト”であり、ワールドワイドに活躍する今後最も期待のおける日本人アーティストの一人である。

▷Official HP
▷UNIVERSAL MUSIC HP
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