インタビューアーティスト
「フェアリーズ」
「海外で勝負していける世界に通用する実力派グループ」をコンセプトに 2011 年 9 月「More Kiss / Song for you」でデビュー。同年第 53 回日本レコード大賞最優秀新人賞受賞。ボーカル、ダンススキルはデビュー時より一目置かれ、憧れの対象として同世代、女性のファンが多いことでも知られる。
下村実生
下村実生 (MIKI SHIMOMURA)誕生日 1998年10月22日
出身地 東京都
血液型 B型
天然キャラの愛らしいファッションリーダー。ギターも嗜み、楽器を触ることが好きで、作詞・作曲にも挑戦している。
井上理香子
井上理香子 (RIKAKO INOUE)誕生日 1996年5月29日
出身地 長崎県
血液型 B型
グループ最年長。 これまで数々の舞台に出演。タップダンスや演技など、ソロでも様々なジャンルに挑戦している。
伊藤萌々香
伊藤萌々香 (MOMOKA ITO)誕生日 1997年12月15日
出身地 埼玉県
血液型 O型
ボーカル・ダンススキルは言うに及ばず、唯一ソロデビューもしている。個人でも数々の舞台・バラエティTVなどに出演。
野元空
野元 空 (SORA NOMOTO)誕生日 1997年11月9日
出身地 鹿児島県
血液型 B型
グループ一の攻めキャラ、個性的なファッションセンスにも光るものがある。MCのまとめ役的存在。 ダンススキルの高さは、グループの中でも1、2を争う。
林田真尋
林田真尋 (MAHIRO HAYASHIDA)誕生日 1998年5月7日
出身地 兵庫県
血液型 O型
天真爛漫の明るいキャラは誰からも愛され、グループのムードメーカーとして向日葵のような存在。
インタビュー:豪華全曲MV有りのシングル!
──『Metropolis~メトロポリス~』は17枚目のシングルですね。3曲ともMV作られているとか!伊藤萌々香:そうなんです!初なんです。
──3曲とも表題曲ぐらいの勢いで。
伊藤萌々香:そうですね!
野元空:全部の曲がすごい良くて、それぞれのカラーはっきりしてるというか。MVも全然違う感じのやつができたので、全部推して行こうというような気持ちで撮りました。
下村実生:今回久しぶりのシングルなんですよ。この前がアルバムだったんですけど、その時はPVが確か3曲かな。
林田真尋:3曲あったね。
下村実生:で、みんなが喜んでくれたっていうか、好評だったんですよ。なので3曲作ったのかなって思います。
──現在YouTubeで公開されている『Mtropolis』『Change My Life』はガッツリ踊っているMVでしたね。最後の曲が『Tell Me…』
全員:『… How You Feel』!
──これはYouTubeでは公開されていないですが、踊ってる感じ?
伊藤萌々香:踊ってます!
野元空:踊ってないシーンもあるんですけど、そこはなんか彼氏目線みたいな。
林田真尋:ソロのシーンがあるんです。
野元空:めっちゃ可愛いっす!スクショ~!って感じ(笑)。
林田真尋:みんなと一緒にデートしてるよ、みたいな感じがあるので。
伊藤萌々香:「彼女とデートなう」に使っていいよ、みたいな。
林田真尋:それ狙ってます!
──なるほど。それ後で詳しく伺っていきます! 3曲が収録されてますけど、みなさんも楽曲のチョイスに関わってる感じ?
伊藤萌々香:そうですね、全部ではないですけど。
野元空:『Tell Me How You Fell』と『Change My Life』はスタッフさん含め話し合って、特に自分たちの意見を出させていただいた曲ですね。
──『Metropolis~メトロポリス~』をタイトル曲として最初受け取ったときの印象はいかがでした?
野元空:ユーロだ!って。
──ですよね!でもフェアリーズさんはユーロって世代ではないですよね!?
野元空:でもなんか、うちら前に1回ユーロやってて!
井上理香子:『HEY HEY ~Light Me Up~』っていう曲で。
林田真尋:パラパラってなんか、あ、でもこういうのとか。ジュリ扇、ジュリ扇とか。
──ジュリ扇とか知ってるんだ(笑)!
井上理香子:でも今回、イントロのインパクトがすごくて、ダン!ダン!ダン!っていうところから入るので、戦隊ものかな?!って最初は思ったんですよ(笑)。なんか、日曜日の朝やってるような。
野元空:アニソンとかね。
林田真尋:そう、主題歌っぽいよね、なんか。
井上理香子:主題歌になりそうな、インパクトあるなぁって、最初すごい思いましたね。「おはよう!」っていう感じの勢いが(笑)。
令和の女子高校生はヤバい。
──割とちょっとみなさんの歳よりは、ちょっと背伸びした感じの女性像も見えるような気がしました。野元空:でも割と、今回の曲の内容的には、夢を追って上京してきたっていう話なので、けっこう重なるというか、リンクするところがあったりとかして、でもけっこう等身大なんじゃないかなっていう。
──なるほど。夢を追って上京をしてきた人の話なんですね。
伊藤萌々香:そうなんです。
野元空:なんか、一緒に上京してきて、2人とかで、夢を追って。「じゃ、ダンスやろうよ!」って言って上京してきて、ずっと夢を追って東京でやってたけど、片方が夢を途中で諦めちゃって。
自分はここで諦めるのか、夢を追い続けるのか、迷うけど結局夢を追うよ、っていう歌詞なんですよ。
──なるほど。深読みされていますね。
野元空:歌詞を書いてくださったshungo.さんから、直接「これはこういう歌詞で、この詩にはこういう意味が込められてて」っていう解説を送っていただいて。それを読んだら、なるほどっていうところがすごく多くて。
ほんとに1個1個の言葉選びもすごくキャッチ―で。印象的な言葉が多いな、というふうに思うんですよ。
井上理香子:「夢という名のダリア」とか。
林田真尋:最初、これ歌詞もらった時は全然意味がわかんなかったんですけど、そのshungo.さんからいただいた解説を見て、あぁ、そういうことか、なるほど。って思える部分がいっぱいありました。
野元空:でも歌詞の中でははっきり言ってないところが、なんかちょっといいですよね。想像が働くって。
──人によって想像するストーリーが違うような。曲の中で、「先に大人にならないで」って歌詞があったと思うんですけど、フェアリーズのみなさんは8年ぐらい一緒にいるじゃないですか。メンバーに対して大人になったなぁって思うようなことってここ最近でありますか?
野元空:やっぱみんな見た目が。最初とかほんとにイモくさいというか(笑)。ほんとに、出身地もバラバラで、それぞれイモくさくて。
井上理香子:だいぶよね(笑)。
野元空:うん、だいぶ。だからそこから、それぞれ、好きなファッションとか、自分に似合うメイクとか、そういうのがちょっとずつわかってきて、今こうなったんで。あぁ、大人になったな、って思います。
伊藤萌々香:過去の作品で、けっこう今回の感じのイメージと近いようなジャケ写があったりするんですけど、もう圧倒的に昔は服に着られてる感があって(笑)。着こなせてない感じがあったんですけど、今回のジャケ写とかが出来上がって、あ、なんかやっとちゃんと着れるようになったな、って思いました。
林田真尋:昔は何が正解かもわかんなかったから。あとは最近握手会とかでファンの人に、「大人になったね」って言われることが多くなりました。おとなしくなったって言うか、すごいガキだったんですよ、前。もう「いぇ~い!」みたいな(笑)。最近そういうのがないからちょっと寂しいって言われました。
──逆に!?
林田真尋:逆になんか。「あの頃の真尋はちょっとどこ行ったの?」みたいな。
伊藤萌々香:今でも十分うるさいですよねぇ〜!
野元空:確かに、全然今でも全然うるさいよって思うけど、うちら一緒にたぶんいすぎて、その緩やかな変化に気づいてないのかなぁって。もっとたぶんギャーギャーしてたんだろうねっていう(笑)。
下村実生:デビューした時はみんな中学生だったんですけど、ファンの人も中学生だったんですよ。同世代の子とかがファンの子で多かったから、お互い中学生だったのに、みんな大人になって、子供産んでる人とかいるんですよ、たまに。
井上理香子:赤ちゃん連れてくるね。
下村実生:赤ちゃん連れてきて、「え、誰の子!?」ってなったり!
全員:(笑)
林田真尋:「産んだの?!」みたいなね。
下村実生:大人だって思いました。あと、スタッフさんも同い歳とかが多くなってきた。
伊藤萌々香:わかる~。
──今の子はなかなか見た目で年齢がわからないとこありますよね…。
野元空:街中とかにいつ今どきの女子高生ってめちゃ大人っぽいじゃないですか!
林田真尋:メイクばっちりで、みたいな。
野元空:自分らの学校は、けっこう厳しかったから…メイクとかも駄目だったし。
林田真尋:髪ぜったい結ばなきゃ駄目だった!
野元空:私たちはイモっぽい感じだったんですけど、今の女子高生ってメイクばっちりで髪巻いてて、超スカート短くて、みたいな!年上みたいなのに制服着てるから絶対年下なんですよ。びっくりしますね。
林田真尋:わかる、わかる。
伊藤萌々香:今どきの若い子ヤバい。
林田真尋:令和!
──私から見たら、みなさんもそうですけど(笑)。皆さんもさらにそうなんですね!
下村実生:あとちっちゃい子にすごい愛情注いじゃう。
林田真尋:母性!?
下村実生:母性がすごくて。
林田真尋:(笑) 早いよ。
野元空:でもわかる。自分が一人っ子なのもあるかもしれないですけど、あんまりちっちゃい子が得意ではないというか、どうやって接したらいいかもわかんなかったのが、今じゃ…あー、可愛い…(笑)。
下村実生:なっちゃうよね(笑)。
林田真尋:あと事務所の後輩が増えました。事務所の後輩ちゃんたちがもう今、中学生、高校生なので、その子から「お疲れ様です。真尋さん。」とか言われると「あ、あぁ。(ドヤ)」みたいな。(笑)
伊藤萌々香:先輩風(笑)!!
野元空:ウザい!(笑)
林田真尋:そんな風に接しちゃう(笑)。
野元空:気が付いたら中堅になってて。なんかね。上から下から挟まれて。
──1番難しい立場かもしれないですね。
野元空:ムズい。