人と吸血鬼の運命に翻弄される3人の男女！「ヴァンパイア騎士」

ヴァンパイア騎士とは

樋野まつり原作の「ヴァンパイア騎士（ナイト）」は、2005年～2013年まで月刊LaLaにて連載されていました。単行本は全19巻。

連載終了後は、LaLaファンタジーやLaLaDXにて特別篇が掲載され、2016年からLaLaDXで続編「ヴァンパイア騎士memories」の連載が始まりました。

こちらの単行本は現在4巻まで出版されています。

アニメ放送は2008年に第1期「ヴァンパイア騎士」が4月~6月、第2期「ヴァンパイア騎士Guilty」が10月~12月に放送されていました。

アニメ放送当時は原作が未完結だったため、ラストシーンはオリジナルの内容が描かれています。

2015年には舞台化もされ、キャストは全員女性で演じられました。

あらすじ

私立黒主学園には普通科（デイ・クラス）と夜間部（ナイト・クラス）の、2つのクラスに分けられていました。ナイト・クラスの生徒たちは全員美形のエリート集団。しかし彼らには秘密が…。なんと彼らは全員ヴァンパイアだったのです。

デイ・クラスとナイト・クラスの生徒たちが、必要以上に触れあわないために取り締まるのが風紀委員で通称「学園守護係」の黒主優姫と錐生零。2人はナイト・クラスの生徒がヴァンパイアであることを知りながら活動をしています。

登場人物

黒主　優姫（くろす　ゆうき）
幼馴染の零と共に、学園の風紀委員としてナイト・クラスの秘密を守るために活動中。
生まれてから5歳までの記憶がなく、10年前の冬にヴァンパイアに襲われたところを枢に助けられる過去を持つ。

錐生　零（きりゅう　ぜろ）
優姫と共に、風紀委員として活動している。
数年前にヴァンパイアハンターをしていた両親を、純血種のヴァンパイアに殺される。そのとき弟を連れ去られ、零自身は吸血されてヴァンパイアになってしまう。

玖蘭　枢（くらん　かなめ）
ナイト・クラスに通うヴァンパイア。
ナイト・クラスのクラス長であり、彼らが住む寮「月の寮」の寮長も務めている。
10年前にヴァンパイアに襲われている優姫を助けた。

一条　拓麻（いちじょう　たくま）

・藍堂　英（あいどう　はなぶさ）

・支葵　千里（しき　せんり）

・架院　暁（かいん　あかつき）

・早園　瑠佳（そうえん　るか）

・遠矢　莉磨（とうや　りま）

・星煉（せいれん）

黒主　灰閻（くろす　かいえん）
黒主学園の理事長。ナイト・クラスの創設者。
優姫の養父でもある。

錐生　壱縷（きりゅう　いちる）
零の弟。
閑に家族が襲われたとき、一緒に着いて行き行方不明になっていた。

緋桜　閑（ひおう　しずか）
ヴァンパイアの中でも数少ない純血種。
自身の僕（しもべ）であった元人間のヴァンパイアを殺された復讐として零の両親を襲い、零をヴァンパイアにした。

吸血鬼（ヴァンパイア）について

外見では人間と見分けがつかないが、人間よりも老化が遅く遥かに長命。優れた知能と身体能力があり、美しい容姿をしているのが特徴。

ヴァンパイアにはクラス分けがされていて、純血種（Aクラス）・貴族階級（Bクラス）・一般階級（Cクラス）・元人間（Dクラス）と分かれています。

純血種は先祖代々、人間の血が一滴も混ざっていない純粋な吸血鬼。牙で直接吸血した人間を、吸血鬼に変えてしまう能力を持っています。

ヴァンパイアになってしまった元人間は、最終的に理性を失い本能のままに吸血行為をしてしまう「レベルE-END」になります。

第1期　OP 「ふたつの鼓動と赤い罠」　ON/OFF

OP『ふたつの鼓動と赤い罠』を担当したON/OFFは、一卵性双子兄弟の坂本直弥（兄）と和弥（弟）で結成されたデュオ。

2001年に結成。その後ストリートライブ経て、2007年のドラマ「風魔の小次郎」のED『永遠の刹那』でデビュー。同ドラマに出演もしています。

2014年に弟の和弥が、体調不良を理由に芸能界を引退。2015年にラストライブを開催し解散しています。

ヴァンパイアになってしまった元人間の、堕ちていく姿を想像させる歌詞。“もう二度と普通の人間には戻れない”元人間のヴァンパイアである零の苦しみや葛藤が伝わってきます。

ON/OFFの2人はメインキャラクターである、3人の過去を思い出し感情を込めて歌っています。こちらにも注目して聴いてください。

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赤く赤く赤く揺れて
夢の夢の果てへ
出逢ってしまった運命が廻り出す
誰も誰も知らない秘密
堕ちて堕ちて堕ちて
もう戻れない 罪を刻んでも きっと
≪ふたつの鼓動と赤い罪 歌詞より抜粋≫
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第1期　ED「still doll」　分島花音

ED『still doll』を歌っている分島花音は現在、シンガーソングライター・チェリスト・イラストレーター・衣装デザイナーとして活躍中。

2008年にSony Music主催のオーディションのファイナリストに選出され、その後Sony Musicと契約。

ヴィジュアル系アーティストManaのプロデュースにより、『still doll』でデビューします。このとき作詞は分島花音が担当。現在も数々のアニメ作品のテーマ曲を担当しています。

共に「学園守護係」として活動していた零がヴァンパイアだったと知り、彼の苦しむ姿を傍で見守る優姫。ヴァンパイアに襲われそうになったところを、助けてくれた枢。2人の間で揺れ動く、優姫の感情が歌詞になっています。

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Hi Miss Alice.
あなた 硝子の眼で
どんな夢を
見られるの?
魅入られるの?
またあたし
こころが裂けて
流れ出る
繕った
隙間に刺さる
記憶たち
≪still doll 歌詞より抜粋≫
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第2期　OP「輪廻ーロンドー」　ON/OFF

本当の自分は純血種のヴァンパイアと知る優姫。零と枢の間で悩みながらも枢を選んだ優姫だけれど、人間だと思っていた頃から惹かれていた枢と結ばれます。幼い頃の記憶を失くしていても、枢と結ばれる運命だったと歌詞から伝わってきますね。

歌謡曲のような雰囲気と、ヴァンパイア騎士の世界観にピッタリの華麗で妖艶なゴシック調が魅力的です。

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果てしなく遠く 限りなく深く 交わった運命のように
何度もつかんで 何度も失って やっと廻り合えた事
空が地を求め 花が雨を待ち 夜が明日を恋うように
二つの心が 一つだったこと こんなにも求めてたの
≪輪廻ーロンドー 歌詞より抜粋≫
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第2期　ED「砂のお城」　分島花音

人間とヴァンパイア、それぞれの運命に翻弄される彼らが、救われるようにと自分を犠牲にしてでも救いたいと願う優姫。救いたいと願うのは優姫だけでなく、零も枢も同じ。しかし運命はそう簡単にはいかないものです…。

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消えかかる祈り
風に煽られながら
それでも灯り続けて
わたしが幾度も縺れながら
冷えゆく手で
つくる砂のお城を
待ち伏せた波がさらう
≪砂のお城 歌詞より抜粋≫
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優姫と零、枢の続編が描かれている「ヴァンパイア騎士memories」

枢が優姫によって人間として蘇生するまでの千年の間にあった、優姫と零の出来事が新シリーズでは描かれています。

新シリーズでは優姫と枢の子ども「愛」と「恋」が誕生。枢が眠っている間、優姫と零に一体何があったのか…。真相を知りたい方はぜひ、「ヴァンパイア騎士memories」をチェックしてみてくださいね！

ヴァンパイア騎士アニメ公式サイト
ヴァンパイア騎士memories

TEXTあるこ