大ヒットを多数叩き出しながら活躍する色物バンド達!しかし高い音楽性もあり国民的にとても愛されています。
打首獄門同好会、ヤバイTシャツ屋さん、四星球をゲストに迎え、さらにゴールデンボンバーの鬼龍院を司会に迎えます!
関ジャニ∞が、音楽のプロを迎えトークを繰り広げる番組「関ジャム 完全燃SHOW」。今回は9月1日の内容をお届けします!
一見コミカルでも超人気バンド
1980年代、ソニー3大色物バンドと呼ばれるバンド、米米CLUB、聖飢魔Ⅱ、爆風スランプが存在しました。
米米CLUBは奇抜な衣装やダンスを踊ったりすることが多くありました。さらに、観客と共にフリをする先駆けを行ったバンドとしても知られています。
聖飢魔Ⅱは人間ではなく悪魔という設定であり、ハードロックやヘヴィメタルを広げた立役者でもあります。その歌唱力は色物の見た目からは想像できないほどの影響を与えました。
爆風スランプは名曲を残していますが、デビュー当初はコスプレしたりパフォーマンスを主にしていました。
1990年代はウルフルズがいます。バカ殿の衣装を着たコミカルなMVが話題になりました。ソウルフルなロックスター像を描いたバンドです。
2000年代は氣志團が挙げられます。高い演奏力を持ちながら抜群のメロディーセンスも備えています。一発屋と呼ばれることもありましたが、楽曲以外の功績も挙げられています。
2010年代はゴールデンボンバーが代表に挙げられます。その勢いは今だ衰えず、コミカルを追求したエアーバンドとして有名になっています。令和になった1時間後に新曲「令和」を発表しMVも作っていた等展開力もあるバンドです。
打首獄門同好会のスゴさ
大槻ケンヂは「日本のロックを産業的に変えるかもしれないバンド」、古坂大魔王は「メロディー、歌詞、女性ボーカルの入るタイミング……完璧!! 素晴らしい!!」と様々な先輩たちからプッシュされているバンドです。
ベースのJunkoは還暦を迎えているという事を暴露し、さらには関ジャニのファンである事を明かしました。それに対し丸山は「情報多いわ!」と楽しそうにしていました。ファンであるのは結成時期が一緒という所もあったそうです。
特に安田の作った曲の「わたし鏡」という曲が好きだという事で、安田は「知ってくださってるんですか!? めっちゃ前っすよ! マニアックな曲ですよ」と恐縮していました。
それに対して大倉が「全然有名じゃない」と言うと「全然有名じゃないって言うな」とツッコミを入れていました。
打首獄門同好会は、通常6弦ギターと4弦ベースの所を、7弦ギターと5弦ベースを駆使しています。そこから繰り出される高い演奏力に加え、とんがった歌詞を使う事で海外でも有名になっています。
彼らは日常をありのまま歌う、生活密着型ラウドロックという新しいジャンルのバンドです。食品メーカーからのコラボもあり、ヒーローチックな不思議なPVも作られました。
食べ物系の曲が多い打首獄門同好会ですが、錦戸が「いつからこういった色物系になっていったのか」と質問しました。
それに対しギターと作詞を担当している大澤は「このバンドが出来るまで作詞をしたことがなかった。作詞し始めてから方向性がおかしくなった」と語っていました。
ヤバイTシャツ屋さんのスゴさ
2013年に大阪芸術大学のサークル仲間で結成。大阪を拠点に活動する男女ツインボーカル3ピースバンド、ヤバイTシャツ屋さん(通称:ヤバT) こやまたくや(Gt.Vo.) しばたありぼぼ(Ba.Vo.) もりもりもと(Dr.Cho.) そこまでヤバくないです。 2016年のデビューから何かと大注目され、···
鬼龍院は「ネット世代に向けた面白さ、現代の若者がどうやって音楽を消費しているのかをすっごくよくわかっている人たち」と語りました。
ロックシーンでの実力は非常に高く、カッコいいのにふざけた魅力があります。メジャーデビュー曲「あつまれ!パーティーピーポー」では1カットMVであり、予算の使い方がおかしいと話題になりました。
ロケをしている所から飛び出し、車に揺られて行くとそこはハリウッドだったというオチでした。1カットでそういった使い方をするバンドはまさに何かがヤバくなっています。
「ヤバみ」では1カットMVであり、1曲を通して顔が一切見えないという試みに加え、MVであるのに喋りで曲を聴かせないというダブルで突っ込みを入れたくなる物になっています。
硬派なロックでありながら、細かすぎる目線の歌詞ばかりです。コミカルと本物のロックバンドを組み合わせたスゴさがヤバTの魅力です。
さらにヤバTは企業との癒着が激しいと鬼龍院に言われます。「曲作りが器用。企業の要望に合わせて曲作りが出来る」と語りました。炎上対策に力を入れていると語っていたことからもかなり丁寧に曲作りを行っていることが分かります。
タイアップの多さから大倉も「癒着やんこれ」と笑っていました。
四星球のスゴさ
シンガー:北島康雄 / Ba:U太 / Gu:まさやん / Dr:モリス 2002年、北島康雄とU太を中心に鳴門教育大学の音楽サークルで結成、2009年、現在のメンバーとなる。 まるで運動会のような型破りのライブパフォーマンスに加え、森羅万象の「あるあるネタ」をロックに昇華させた"泣けるコミックソ···
ブリーフに法被、コミックバンドと自称する彼らは吉本新喜劇ともコラボする異色のバンドです。しかしそれ以上に他のバンドからの評価も非常に高くなっています。
DragonAshのKJは「パンイチでふざけている奴らを観て、名だたるバンドマンが袖で号泣」、ハマ・オカモトは「彼らと同じことをやろうとしているバンドはいくつか挙げられますけど、根本が違う」と高評価です。
ネタ満載のライブ演出が激しく、観客を巻き込んだパフォーマンスが有名です。それはかなり行き過ぎであり、観客もそれを大いに楽しんでいます。ライブ中ではそれが特に顕著であり、ライブ中に他のバンドのライブを観に行くという前代未聞な行動もありました。
ギターのまさやんは段ボール工作を得意としていて、今までにライブのために作った工作は500点を超える勢いになっています。そしてそれが目に止まり段ボール工場とタイアップまでしています。
「君の膵臓を食べたい」で有名な住野よるは「メロディーはとても美しくて、歌詞は更に輪をかけて美しいです。ふいにユーモアの隙間から覗かせる結晶のような美しさに涙してしまうのだと思います」とコメントを残していました。
「妖怪泣き笑い」のフレーズでは、ふざけた中に真っすぐなメッセージを残しています。それに対し丸山は「いやー、彼らのやり口はずるいですねぇ。マネする奴らでてくるでぇ」とコメントしました。
さらに四星球はヤバイTシャツ屋さんの結成のきっかけになったバンドでもあります。四星球のライブを観た事でヤバイTシャツ屋さんは作られたと語り、四星球は今回出演した2つのバンドとも深い関わりがある事が分かりました。
関ジャムセッションは「日本の米は世界一」
安田と錦戸が打首獄門同好会と共に演奏をすることになり、Junkoは安田の大ファンなため尋常じゃない喜びようでした。テンションが高まりすぎて「このまま墓場に直行するつもりで行きます」とコメントしました。打首獄門同好会がライブで使うVJシステムも導入し、全員で楽しくやっていました。米への愛を叫びながら錦戸も安田も全力で歌っている様子が伺えました。
まとめ
色物系バンドと言えばゴールデンボンバーが有名でしたが、最近ではさらに色々なバンドが出てきています。鬼龍院は色物バンドがいつ終わるかわからない、関ジャムがこういった特集をしてくれて嬉しいと語っていました。音楽には色々な方向性があると教えてくれる特集でした。この特集を機会に、新しいジャンルや色物バンドの曲を聴いてみるのもいいかもしれませんね。
番組概要
関ジャム完全燃SHOW放送:9月1日(日) 23:10 ~ 0:05 (一部除く)
朝日放送:2019年9月2日(月) 1:55 ~ 2:55
■出演者
関ジャニ∞:村上信五・丸山隆平・錦戸亮・安田章大・大倉忠義・横山裕
支配人:古田新太
アーティストゲスト:鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)、四星球、打首獄門同好会、ヤバイTシャツ屋さん
トークゲスト:カズレーザー(メイプル超合金)、夏菜
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TEXT こがさいし