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脅威のインディーズバンド、感覚ピエロの魅力に迫る

下ネタを入れ込んだとことんふざけたような楽曲を歌うバンドかと思いきや、タイアップ曲などでは最高にかっこいい楽曲やメッセージ性の強い歌詞を披露する。掴み切れない多面性にとことん惹き込まれる、感覚ピエロといいうバンドの魅力に迫ってみました。

独自のスタイルを貫く感覚ピエロ



感覚ピエロは2013年7月に結成されたバンドで、愛称は「感エロ」。自主レーベルである「JIJI RECORDS」に所属しています。

実は感覚ピエロは結成当初から今まですべての活動を自分たちで運営しており、音楽レーベルなどには所属せずに活動しています。

レコーディングなども、マスタリングまですべて自分たちで手掛けており、自主レーベルに所属するインディーズバンドでありながら、多数のフェスに出演したり、ドラマや映画などさまざまな作品に楽曲がタイアップされるなどの実力と人気を持つバンドです。

代表曲である『O・P・P・A・I』のような遊び心に溢れる楽曲や、『拝啓、いつかの君へ』や美しさと激しさを兼ね備えたロックチューンである『ハルカミライ』のような深みのある楽曲まで、コントラストの強い音楽性の幅広さが特徴です。

感覚ピエロのおすすめソングをご紹介!

O・P・P・A・I


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OPPAI
スリムボディに悩殺寸前さ
OPPAIを鷲掴みして
show time
OPPAI
Tシャツ越しに
透けてるブラジャーが
OPPAIの妄想を
加速させるのです
≪O・P・P・A・I 歌詞より抜粋≫
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感覚ピエロの代表曲とも言える『O・P・P・A・I』。歌詞はとにかく変態。

ただ、歌詞は最低なのにサウンドとメロディーは最高にかっこいいのです。思わず体が動いてしまうリズムについついハマってしまいます。

歌詞やタイトルでこの曲に偏見を持っているリスナーも少なからずいますが、一度聴けばしっかり考えこまれたリズムの変化やサウンド、メロディーが頭から離れなくなってしまうのです。

みんなで歌って踊れる曲ということで、バンドのコピー曲としても人気な『O・P・P・A・I』ですが、ふざけきったセンスが光るMVも必見です。

A BANANA


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How are you doing? Summer's fault. Yeah! Yeah!
How are you doing? Banana boat.
How are you doing? Summer's fault. Yeah! Yeah!
How are you doing? Big Banana boat.
≪A BANANA 歌詞より抜粋≫
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YouTubeに公開されたMVには年齢制限がかかるほど下ネタ満載で過激な楽曲です。

「やりたいことを楽しんでやっている」ところが感覚ピエロの魅力でもあると、こういった曲を聴くと感じさせられます。とことんふりきった解放感に溢れたこの楽曲は、感覚ピエロらしさがあってファンからの人気も非常に高い作品となっています。

野外のフェスで踊りながら聴いたら、嫌なことも全部忘れられそうな弾けたバカさ加減もこの曲の魅力になっているのではないでしょうか。

ワンナイト・ラヴゲーム


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Trick or treate. さあ、もっとヤらしく
Trick or treate. さあ、且つ大胆に
Trick or treate. イタズラしてあげる
Trick or treate. So, ワンナイト・ラヴゲーム
≪ワンナイト・ラヴゲーム 歌詞より抜粋≫
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遊び心溢れるハロウィンソング。

ダークな雰囲気のサウンドとメロディーが印象的で、ハロウィンの季節に限らずオールシーズンでファンからも人気の楽曲です。

人間の本能的な部分をむき出しにしたような感覚ピエロらしい楽曲で、相変わらず演奏のかっこよさがクセになります。

拝啓、いつかの君へ


日本テレビ系のドラマ「ゆとりですがなにか」の主題歌に起用され話題となった『拝啓、いつかの君へ』。

これまでにご紹介した曲とは打って変わって、深いメッセージ性が込められた歌詞や美しいメロディーが印象的です。

人によって変わる正義。誰かにとっての正義が、誰かにとっては悪であることもあります。「あんたの正義は一体なんだ?」という問いかけ、そして、最後には「あんたの正義に覚悟はあるのか?」と突きつける。

自分の生き方を、“正義”という観点から改めて見つめなおすきっかけをくれる楽曲だと思います。

疑問疑答


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- あなたの世界は、何色か? -
止め処なく繰り返す この時間に表情
この盲目の世界とやらに 飽き飽きしてんだ
希望絶望 誹謗中傷 そこに意味はあるか?
この目に映る世界が 既に色褪せて
「この声に乗せた言葉を受け止める覚悟は?」
≪疑問疑答 歌詞より抜粋≫
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2017年6月に公開された映画「22年目の告白 -私が殺人犯です-」の主題歌に起用された『疑問疑答』。他の楽曲とはまたガラッと変わり、妖艶な雰囲気が魅力的な1曲です。

MVにはファッションモデルのIVANさんが出演しており、その姿や表情がとてもかっこいいということでも注目を集めました。

複雑なサウンドとメロディーは、感覚ピエロの演奏力やボーカルである横山直弘の歌唱力を改めて見せつけてくれます。

メリーさん


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「もっともっと単純なことを誰かに望んでみたい」
さめざめじみた音がして忘れてるんじゃないの?
「はい、3.2.1!ほら、イっちゃっていいよ!」
脳内麻薬クスリ漬け
≪メリーさん 歌詞より抜粋≫
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尖った歌詞とサウンドが人気の『メリーさん』。ギターから始まるイントロ。そこから一気に惹き込まれ、ジリジリと煽るようなAメロにリズム感がたまらないBメロ。

そして、歌詞の通り、麻薬のような中毒性と作用が感じられるサビがとても印象的な楽曲です。

ギャップがたまらない!



感覚ピエロの音楽は同じバンドの曲とは信じられないほど、1曲1曲でまったく印象が変わります。

時にはとことんふざけてファンを楽しませ、時には深いメッセージを世の中に突きつけ、時にはかっこいいサウンドでしびれさせる。

感覚ピエロは、どこまで追いかけてもファンを飽きさせないいろんな魅力を見せてくれるバンドなのです。

リリースされる楽曲の曲調が変わると、前の方がいい、今の方がいいなど評価がわかれたりすることもよくあります。しかし感覚ピエロの場合、タイアップされるような名曲もとことんバカをして楽しんでいる曲も、どんな楽曲でも評価が高くファンから人気で、楽曲の幅広さをここまで自分たちの武器にできる実力とセンスは本当にすごいと思います。

「ギャップ萌え」なんていう言葉もあり、演奏している姿と普段の姿のギャップというのはよく見ることもありますが、感覚ピエロは楽曲自体でここまでギャップを感じさせるところにおもしろみや魅力を感じさせてくれるのです。

TEXT ぽんつ

Vo & Gt - 横山直弘 Gt - 秋月琢登 Ba - 滝口大樹 Dr - アキレス健太 爆発力のあるサウンドと、挑発するような楽曲を武器に活動するロックバンド。 2013年大阪にて、横山直弘(Vo/Gt)、秋月琢登(Gt)、滝口大樹(Ba)、アキレス健太(Dr)によって結成された。秋月が代表を務める···

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