話題の作品のアニメ化です!
アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」の原作は、2017年1月号より「別冊少年マガジン」にて連載中の漫画「荒ぶる季節の乙女どもよ。」少年少女の心の傷や葛藤を、繊細に、鋭く描いた「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の脚本家・岡田麿里が原作、作画は絵本奈央です。
話題作が、とうとうアニメ放送されましたね!
小さい頃から大事な存在だった、幼なじみの泉。けれども成長し、中身は変わらないのに外側だけ大人になり、好きの種類が恋愛へと変わってしまって…。
性を恐れ、同時に好奇心と憧れを持つ主人公・小野寺和紗。そして和紗を含む、高校の文芸部に所属する5人の女子高生。
彼女たちはみんな、自分で自分のコントロールがきかない思春期。けれども、文芸部員ゆえに知識は豊富で、想像力もたくましく…。
幾多の季節が廻り、恋に目覚め、性に心が荒ぶる…そんな可愛い乙女たちの物語。
性と恋愛、体と心のはざまで翻弄される、高校生の群像劇アニメ。それが「荒ぶる季節の乙女どもよ。」です!
少女から乙女へ、揺れる想い…
菅原氏の告白をきっかけに、心の内に秘めていた性の興味を加速させる、文芸部の乙女たち。そう、女の子だって「そういうこと」に興味はあるんです!TVアニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第1弾PV
和紗が「お母さんは処女じゃない」とひっそり考える場面は、少女が乙女になっていく過程の、現実に気持ちが追いつかない様子がよく出ていますね。
「セックス=えすいばつ」と隠語を作成し、性を冷静に検証しようとする部員たち。そのものずばりを声に出すのは恥ずかしい…でも、話題にしたい!
性に潔癖な曾根崎部長が、「かわいい」と言い続けてくれる天城くんのまっすぐさに心を動かされ、自分自身と向き合うところもイイですね。
恋の相談に乗っているうちに、和紗の好きな人が気になり始める菅原氏。
菅原氏に触発され、恋心を芽生えさせる百々子。
顧問の山岸先生と、秘密の関係を育む本郷先輩…。
女たちの花園・文芸部の、女同士の関係も変わっていきます。
痛くて暑くて苦しくて…これぞ青春!はたして、性に振り回される彼女たちの先にあるものは…!?
脚本担当は原作者!
アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」は、TVアニメ「マギ シンドバッドの冒険」などを手掛けるLay-duceが、アニメーション制作を担当。監督は「赤髪の白雪姫」の安藤真裕と「いつだって僕らの恋は10センチだった。」の塚田拓郎。キャラクターデザイン・総作画監督は「魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女」で作画監督を務めた石井かおり。
脚本は、原作者である 岡田麿里が手掛けました。
TVアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』 ♯01~08振り返りPV
≪声のキャスト≫
小野寺和紗:河野ひより
菅原新菜:安済知佳
須藤百々子:麻倉もも
本郷ひと葉:黒沢ともよ
曾根崎り香:上坂すみれ
典元泉:土屋神葉
山岸知明:福山潤
天城駿:広瀬裕也
三枝久:咲野俊介
ストーリーは面白く、演出も声優も作画も曲も良い!決して下ネタアニメではありません!真面目に、性に向き合っている作品なのです!
まだ見ていないという方は、UーNEXTで無料で見ることができますので、ぜひどうぞ。悩める乙女たちの青春を、ご覧ください!
OPは、ハニワの「乙女どもよ。」!
OP『乙女どもよ。』を歌っているのはCHiCO with HoneyWorks!作詞・作曲・編曲は、もちろんHoneyWorksですよ!
それでは、『乙女どもよ。』の歌詞の一部を見てみましょう。
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愛から生まれた一冊の本には
まだ書かれていない"恋"という一文字
退屈な 15 ページだった
次をめくると息が詰まり溺れた
文字にできないこの感情に
今日も理不尽に打ちのめされた
潔癖だった知りたくなかった
この苦しさの正体とか
だけど
キズついても 読むことをやめない
キレイじゃいられない
君を知るページ
荒ぶれ乙女たち 抗え乙女たち
痛みを知ってゆけ
栞はいらない
≪乙女どもよ。 歌詞より抜粋≫
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両親の愛から生まれた1人の人間(愛から生まれた一冊の本)
15年間恋をしたことがなかった自分(まだ書かれていない 恋という1文字 退屈な15ページ )
そんな自分が、君に恋をした(君を知るページ)
知らないままでいたかった
でも知りたい 傷ついてもいい!
綺麗なままじゃなくてもいいから あなたを知りたい
痛みを知っても、進んでいきたい!
と、揺れる想い…。
恐れ知らずで臆病な、矛盾をはらんだ思春期の乙女の心理が、よく表れていますね。乙女へと変わっていく少女たちの心の内が、実によく描かれています。
和紗たちが文芸部であることになぞらえて、人生を一冊の本に例えているのが素敵です!
爽やかで、どこか初々しくて切なくて、まさに青春。映像も、5人が走るシルエットのシーン他、青春していて、バッチリ合っていますね!
ハニワがあげているMVも、ドラマ性があって、青春しており、魅力的ですよ!
▽OPテーマ
EDは、麻倉ももが歌う「ユメシンデレラ」!
ED『ユメシンデレラ』は HoneyWorksプロデュースで、歌っているのは、 百々子役の麻倉もも!それでは、『ユメシンデレラ』の歌詞の一部を見てみましょう。
----------------周りの目や自分に臆病で、恋愛や性を一つの型にはめることでそれぞれに目を背けていた、和紗はじめ文芸部の5人。
恋をして大人ぶってるシンデレラは
キラキラ 窮屈で
ガラスの靴を脱ぎ捨てた
背伸びやめて力抜いて深呼吸して
そうだよ楽しもう今の私を
あっという間の夢を大切にして
≪ユメシンデレラ 歌詞より抜粋≫
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でも、恋を知ってしまったら、型にはまっているのは窮屈で、
その窮屈な殻を脱ぎ捨てて、自分らしく生きたくなってしまう
背伸びしないでよけいな力を抜いて、今の自分を楽しもう
青春なんてあっという間だから、今、この瞬間を大切にしよう
と、確実に前を向いて、一歩ずつ踏み出し始めました!
この青春感!「荒ぶる季節の乙女どもよ。」にぴったり!毎回ラストの引きが秀逸なアニメの、一服の清涼剤のような良曲です!麻倉ももの歌声も、美しいですね!
▽EDテーマ
原作はとうとう最終回!
▲画像引用元 (Amazon)
等身大の思春期の女の子たちが、悩み、もがき、荒ぶっている、「荒ぶる季節の乙女どもよ。」!
グッズの数も多くて、人気の高さを物語ります。
アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」は、原作者が脚本担当なだけあって、原作の再現度が高く秀逸ですね!
そんな原作マンガもとうとう最終回!
感動のフィナーレですよ!
最新情報はこちらから
TVアニメ『荒ぶる季節の乙女どもよ。』公式サイト荒ぶる季節の乙女どもよ。【公式】Twitter
TEXT 有紀