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若き日のMIYAVIが生み出したラブソングの聴き方

今や世界的に活躍するアーティストとなった、サムライギタリスト・MIYAVI。今回はあえて過去作を遡り、彼がヴィジュアル系シンガー・雅-miyavi-として活躍していた頃の楽曲、『愛しい人(ベタですまん。)』の歌詞を取り上げたい。

公開日:2019年10月12日 更新日:2019年10月12日


この記事の目次 []
  1. ・目の前にいるかのような語り口
  2. ・共に生きるということ
  3. ・時が流れた現在、この曲の聴き方とは
グローバルな躍進が止まらないギタリスト・MIYAVI。

今から10年以上前、彼がNeo Visual系として一世を風靡していた時代を知る人はどれくらいいるだろうか。

当時から才を放つギターテクが印象的ではあったが、彼の今の音楽性とは少々異なる世界観の作品が多い。

当時のヴィジュアルシーンでも珍しいもので、非常に高い人気を誇っていた。

今回はそんな懐かしい楽曲達の中から、ラブソングとして女性人気の高い『愛しい人(ベタですまん。)』の歌詞を読み解いていきたい。

目の前にいるかのような語り口


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愛しい人
泣かないで、笑ってみせて。
泪がみたくて「好き」って言ったんじゃないんだよ?
≪愛しい人(ベタですまん。) 歌詞より抜粋≫
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今でこそ英語を交えた軽快な歌詞のイメージが強いMIYAVIだが、当時は比較的日本語の歌詞が多かったように思われる。

そして、哲学的だったり小難しいことを並べてそれっぽく仕上げた歌詞ではなく、目の前にいる恋人や友人に語りかけているかのようなラフな口調が魅力の一つだった。

それに合わせ歌詞の中の世界観も非現実的でなく、リアリティのあるシチュエーションで描かれている。

聴く者が想像しやすい、身近な日常の一コマを思い浮かべることが出来るのだ。

シンプルな表現ではあるが、語尾の「?」等からも彼の語り口がリアルに再現された歌詞である。

共に生きるということ


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愛しい人

「貴方の為なら死ねる」じゃなくて
「貴方の為に生きる」事にしたよ。
もちろん貴方もご一緒に、この先も、その先も。
≪愛しい人(ベタですまん。) 歌詞より抜粋≫
----------------
使い古された壮大な愛情表現ではあるが、「貴方のためなら命も惜しくない」と言われ喜びを感じる方ももちろんいるだろう。

だが実際のところ、自分のために命を犠牲にされ孤独に生きていくよりは、可能な限りの時間を二人で末永く共有できた方が(当たり前だが)幸せに決まっているのだ。

相手のために命をかけることは容易い。だがそれ以上に、相手と共に生きることに努めていきたい。

現代的で柔らかい言葉にも思えるが、とても愛情深い表現だ。 


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もっと自分自身、愛してやりなよ。
僕はその余った分でいーから。
≪愛しい人(ベタですまん。) 歌詞より抜粋≫
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そのためには、相手に自分自身をもっと愛し、大切にして欲しい。

自分のことを二の次にして他人にばかり目を向けるのではなく、まず自分自身を大切にいたわって欲しい。

自分を愛してくれる誰かのためにもだ。

時が流れた現在、この曲の聴き方とは


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愛しい人

たとえ生まれ変わったとしても僕はこの僕でいるから、
貴方もその貴方でいてね。
そしてまたこのセリフ(おなじこと)言うんだ。ずっと、ずぅっと。
≪愛しい人(ベタですまん。) 歌詞より抜粋≫
----------------
何度だってまた貴方と結ばれたい。それほどに大切に想う相手は、離ればなれになったとしても必ずまた見つけ出せる。

今私自身が書いていて恥ずかしくなるほどの壮大でベタな言葉だが、彼が歌うとそんないやらしさを全く感じさせないのが面白い。

タイトルの「ベタですまん。」というフレーズにも、照れ隠しのような可愛らしさを感じさせているのが大きなポイントだろう。


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愛しい人
ゆっくりその目あけてごらんよ。いつもと同じでしょう?

それでいいんだよ。

それでいいんだよ。
≪愛しい人(ベタですまん。) 歌詞より抜粋≫
----------------
今のままの貴方でいて欲しい。何も変えようとする必要など無い。ただ何時ものように、自分と一緒にいてくれたらそれで良い。それだけで良い。

どストレートでキザなラブソングだが、きっと偽りの無い、それほどに大きな愛情なのだ。

現在テレビやライブでハイレベルなパフォーマンスを見せつけ、プライベートでは2児の父親となっているMIYAVI。

そんな彼を「こんな歌を歌っていた頃があったなぁ」と思い浮かべながら、さながら親戚のような感情でニヤニヤと聴くのが非常に楽しい。

知っている世代の方も、知らない世代の方も、是非この若き日の名曲を改めて一度聴いて頂きたい。

TEXT 島田たま子

アーティスト / ギタリスト エレクトリックギターをピックを使わずに全て指で弾くという独自の“スラップ奏法”でギタリストとして世界中から注目を集め、これまでに約30カ国350公演以上のライブと共に、8度のワールドツアーを成功させている。 昨年7月には3年ぶりのオリジナルアルバム『NO SLE···

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