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俺達は最高の相棒「DOUBLE DECKER!ダグ&キリル」

大人気『TIGER&BUNNY』のスタッフ再集結!新たな“バディ”の物語は、飄々としたベテラン刑事と正義感が空回る新人刑事の銃撃アクションドラマ!爽快感抜群!コメディが効いた今作の魅力をご紹介します!
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「DOUBLE DECKER!ダグ&キリル」とは?

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「薬の時間だ!」の決め台詞がカッコいいアニメ、『DOUBLE DECKERダグ&キリル』は、漫画家・桂正和とアニメ会社・サンライズのタッグが送る、海外ドラマ風刑事アクションアニメです。

このタッグといえば、人気アニメ『TIGER&BUNNY』(通称タイバニ)が浮かぶ方も多いではないでしょうか?

実は今作は、『タイバニ』の新アニメシリーズプロジェクト、“バディ(相棒)”シリーズとして制作された作品なんです。

『タイバニ』同様、桂正和のアメコミ風作画、緻密な街並みの背景描写、迫力と爽快感のあるアクションシーンは健在!

また、今作は、制作委員会方式で制作されており、サンライズとBANDAI VISUAL、BANDAI MUSICなどの企業が連携した、DD PARTNERSが制作しています。

しかも、今作のスタッフは超豪華!

監督は『七つの大罪 戒めの復活』を手掛けた古田丈司氏。

シリーズ構成・脚本には、あの『ワンパンマン』のメインライター・鈴木智尋が担当。

キャラクターデザインは、『TIGER&BUNNY』を担当した、板垣徳宏が続投。

全13話、番外編3話全編に渡って、総作画監督を担当しています。

タイバニ以上に安定した作画で、ストーリーに集中して楽しめますよ。

音楽には、『僕のヒーローアカデミア』、『HUGっと!プリキュア』など人気ヒーロー・ヒロインアニメを手がけた林ゆうきが携わっています。

また、コミカライズ版も『タイバニ』のコミカライズ版を担当した榊原瑞妃が続投。

アツいヒーロー作品を担当してきたスタッフ達の熱意が込められたアニメ作品です。

危険薬物を取り締まる刑事達の物語!

▲「DOUBLE DECKER! ダグ&キリル」PV

物語の舞台は、二つの太陽が見え、二階建てバスが行き交う都市国家・リスヴァレッタ。

街には、危険薬物“アンセム”による犯罪が後を絶ちません。

アンセムは裏ルートで取り引きされ、使用者は人間を越えた力を手に入れることができます。

アンセムに太刀打ちできるのは、専門捜査機関・SEVEN-O特殊犯捜査係の刑事達が使う弾丸!

それが、アンセムの効果を打ち消す特殊な薬剤の入った弾丸・対AMS弾です。

ヒーローへの憧れが空回りする警官キリル・ヴルーベリ(cv. 天﨑滉平)は、ひょんなことからベテラン刑事のダグこと、ダグラス・ビリンガム(cv.三上哲)と、事件現場の天井裏で出会います。

ダグの作戦の下、アンセムを使用した犯罪者に立ち向うキリル。

事件解決に一役買った彼は、ダグに推薦され、SEVEN-Oに配属。

コンビを組んだダグとキリルは、犯罪者に立ち向かいながら、アンセム密売に関与する犯罪組織・エスペランサと戦うのです。

コミカルなシーン重視のエピソードと、シリアスなエピソードが織り交ぜられ、視聴者を飽きさせない展開満載。

老若男女問わず、肩の力を抜いて楽しく見ることができる作品に仕上がっています。

個性派女性刑事も大活躍!

▲『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』 Blu-ray & DVD 第2巻 CM

SEVEN-Oの刑事は、ダグとキリル含め全員で6人。

2人1組の相棒を組む、“ダブルデッカーシステム”で事件を捜査しています。

残り4名の刑事は、なんと全員女性!

大胆不敵、乱暴な言動が印象的な敏腕刑事・ディーナ(cv.早見沙織)、彼女の相棒で優等生タイプの新人刑事・ケイ(cv.安済 知佳)、クールな姉御肌の実力派刑事・マックス(cv.大地葉)、その相棒の心優しいロボット刑事・ユリ(cv.種崎敦美)と個性的で、魅力的なヒロインばかり。

誰一人欠けてはいけない存在感がありますね。

男女比が『タイバニ』と正反対になっているので、男性も気軽に気兼ねなく見られますよ。

特にディーナは、言動も修正音が入るほど荒っぽい性格ですが、清楚で可憐、上品なイメージを持つ早見沙織の役幅を大きく広げたように感じます。 

他にも、頼りがいのない上司・トラヴィス(cv.小山力也)、トラヴィスの財布のお金をちゃっかり使う秘書兼オペレーターのソフィー(cv.遠藤綾)、天才だと褒められたい武器開発担当・アップル(cv.永塚拓馬)など個性派キャラクターがたくさん登場!

応援したくなるキャラクターが見つかりますよ。

相棒のピンチを助けるヒーローの活躍に注目!

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『DOUBLE DECKER!ダグ&キリル』の魅力は、伏線と見所満載のストーリーです!

各刑事達の魅力を深堀したストーリー展開は、人の心を動かす面白さがあります。

特に、ダグと因縁の犯罪者との決着、エスペランサの最強幹部に挑む最終決戦は必見。

ダグとキリルが相棒のピンチを助ける激アツ展開!

まさしくヒーローと言いたくなるかっこよさがあります!

怪物化した犯罪者に銃弾を打ち込むハードボイルドなアクションシーン、そこに至るまでのドラマは、見応えがあって面白いです。

今作と『タイバニ』の大きな違いは、ナレーションがキリルの発言に鋭いツッコミを入れる、コメディタッチの作風。

その語りは、『北斗の拳』のような勢いのある語りで、ツッコミのキレ味が鋭いです。

ナレーションの存在は、視聴者の評価が分かれるところなのですが、事件や物語を過度に重くさせない配慮を感じさせます。

そして、コミカルなシーンの中にも伏線を張る、抜けのない脚本!

警察密着24時の番組で、ダグとキリルが聞き込んでいた酔っ払いのおじさんの発言が後の展開の重要な伏線になるとは、誰も思っていなかったことでしょう。

シリアスとコメディの絶妙な塩梅の見逃せないストーリー展開、バディとの絆を結ぶ格好いい銃撃アクションシーンに注目してご覧いただきたいです。

Don't think, feel so goodなOP!

▲【Official Music Video:Full Size】霧雨アンダーテイカー「ステレオとモノローグ」
『DOUBLE DECKER!ダグ&キリル』の主題歌「ステレオとモノローグ」を歌うのは、2018年にこの楽曲でデビューした5人組バンド・霧雨アンダーテイカーです。

彼らは全員マスクを装着した、ミステリアスな覆面バンド。

しかも、メディアやネット動画で話すのは、ボーカル担当のジョシュア・K・キリサメと、ドラム担当で影のリーダーのダニエル・A・ヒサメのふたりだけなんです。

謎だらけの彼らですが、グループ名・霧雨アンダーテイカーには彼らの音楽に対するポリシーが込められています。

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実は、メンバーは全員雨男。

バンドで雨の憂鬱を吹き飛ばす音を奏でようという思いから名付けられています。

『ステレオとモノローグ』は、まさに雨を吹き飛ばすような爽やかなナンバー!

早速歌詞を見ていきましょう。

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片手で数えられるくらいの
譲れないものがここにあるから

選ばれなかった未来と選ぶ気なかったいつかを秤にかけながら
僕が手にしたもの
尖った言葉で隠した弱った心の片隅残ったいくつかの君が手にしたもの

それぞれの希望と (孤独と)
それぞれの正義と (痛みと)
それぞれの描いた未来が (光が) 明日に変わってく
ステレオとモノローグ いつしか空が泣きそうになっていたんだ
それはそれで 雨に濡れて 構いやしないっていつか思えるような
正しさ そのもっと向こうへ行こう
≪ステレオとモノローグ 歌詞より抜粋≫
----------------
ロックとデジタルサウンドが融合した爽やかなミュージック、透明感があり、突き抜けるようなボーカルが耳に残ります。

歌い出しから心を掴む、クリアなボーカル!

その歌に負けじと、鳴り響くシンセサイザーのサウンドが爽やかで格好いいです!

「片手で数えられるくらいの 譲れないものがここにあるから」というフレーズからも、力強い意志が感じ取れますね。 

歌詞には、“僕”と“君”のふたりが対照的に描かれています。 

Aメロ前半の望む未来へまっすぐ突き進む“僕”は、ヒーローになりたくて刑事の道まっしぐらのキリル。

後半の、言葉で表情を隠す“君”は、つかみどころのない表情と言動で、エスペランサへの憎悪と復讐心を隠すダグと印象が似ていますね。

「それぞれの希望と(孤独と)」は、ふたりの希望と孤独が違うことを印象づけています。

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ヒーローになりたい夢を持つキリルと、エスペランサ撲滅の夢を掲げるダグ。

同じ夢でも、復讐心を持つダグの方が印象が重いですよね。

孤独も、家族と生き別れ一人暮らしをしているキリルと、昔の相棒を失った時から時が止まっていたダグを象徴した言葉です。

サビ前の「それぞれの描いた未来が (光が) 明日に変わってく」は、互いの物語が始まる予感を感じせます。

それを考慮すると、『ステレオとモノローグ』とは、ドラマチックな過去を持つふたりが出会い、それぞれの生きる道を歩み出す楽曲ともいえますね。
歩む先に雨(試練や悲劇)があっても、構わず進む意志の強さが頼もしいです。

物語の世界観と重なる歌詞と、霧雨アンダーテイカーの爽やかな歌声とメロディーが化学反応。

その心地良い響きに、キリルのモットーである“Don't think, feel so good(考えるな、気分がいい)”と思える楽曲です。

EDはスタイリッシュなパーティーロックナンバー!


ED『Buntline Special』を歌うのは、ビッケブランカ。

独創的なピアノスタイルとジャンルを問わない作風が魅力のシンガーソングライターです。

昨今は、アニメ『フルーツバスケット』のED『Lucky Ending』を歌ったことでも有名ですね。

ED『Buntline Special』はビッケブランカが本作のために書き下ろしたもの。

彼の手がけた楽曲の中でも珍しい、エッジの効いたギター・リフが印象的なパワフルな楽曲に仕上っています。
  
早速歌詞を見ていきましょう。

----------------
don't give a 嫉妬 now i'm just in a rush
I hate bothersome things oh my gosh
面倒はごめんだね dance with me
don't give up, don't give in, I'm on the run
Eymen say to you face to face
逃げ切れよ君へ街を渡れ today
deadend すり抜けて sly
≪Buntline Special 歌詞より抜粋≫
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英語と日本語、スペイン語の混じったスタイリッシュな歌詞は、斬新な印象を受けますね。

力強いギターサウンド、“ランラララランラ”のノリのいいコーラスは聴いていて癖になるクオリティ!

歌詞の意味がよく分からなくても、体がノリノリになる不思議な魅力を持っています。

『Buntline Special』は、型破りな二人の刑事の物語というキーワードをもとに、ビッケブランカがイメージして作った楽曲。

嫉妬の感情を向けられるのは嫌、面倒なことは嫌いな歌詞の主役は、どこかつかみどころのないダグに似た雰囲気がありますね。

刑事達が、don't give up(諦めないで)、don't give in(屈しないで)、逃走する犯罪者をDeadend(行き止まり)に追い詰める様子を、ドラマティックに表現されていて、とても格好いいです!

また、エンディング映像も楽曲の印象に寄せていて魅力的でしたね。

『デュラララ!!』1期ED『Trust Me』のように縦に繋がりながら、銃口を向けるSEVEN-Oの刑事たち。

その勇姿をミラーボールの光が照らすというスタイリッシュなアニメーション映像は、楽曲の格好良さをより印象づけていました。

ロックサウンド全開、パーティーロック風のメロディーラインが耳に心地いい、クールで洗練された楽曲です。

祝「ダブデカ」1周年!OVAも好評配信&Blu-ray発売中!

▲『DOUBLE DECKER! ダグ&キリル』EXTRA Blu-ray & DVD PV

『DOUBLE DECKER!ダグ&キリル』は、2019年9月30日にテレビ放送1周年を迎えました。

Twitterではハッシュタグ“#ダブデカ1周年”で、1周年を祝う呟きを見ることができますよ。

ファンの呟きを一部引用してご紹介しましょう。

“1周年おめでとうございます!!

こんなアニメにどっぷりハマったのは久しぶりでした!!

毎週想像の斜め上を行く驚きの展開と笑いあり涙ありかっこいいバトルありの盛り沢山の内容にいつも元気貰ってます!!

これからもダブデカ大好きです!!!”

“1ひとつの作品をこんなにも繰り返し見たこと、今までなかったです。全人類に見てもらいたい、最高の作品です。このお話に出会えて本当によかった。今後も応援していきますので、是非クラウドファンディングしてください”

いかがですか?

コメントからも作品の人気と魅力が伝わってきますね!

続編が見たいという意見も、多く寄せられていました。

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ファンから、愛され続けている『DOUBLE DECKER!ダグ&キリル』ですが、現在、バンダイチャンネルにて全話+番外編3話を全て、見放題プランで見ることができます!

特に、番外編の中では、最終回後に起きた温泉旅行での珍事件は必見。

有名海外ドラマなどのパロディ満載!

クスッと笑えるシーンが随所に盛り込まれ、とても楽しい作品に仕上がっています。

2019年10月12日には新宿バルト9にて、TVアニメ全話オールナイト上映会が開催。

続編情報を首を長くして待ちながら、『ダブデカ』の世界を存分に、楽しんで下さいね!

最新情報はコチラから

▷「DOUBLE DECKER!ダグ&キリル」Twitter

▷「DOUBLE DECKER!ダグ&キリル」公式HP

TEXT Asakura Mika

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