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【歌詞コラム】スカパラからの大きな愛の贈り物「リボン feat.桜井和寿」

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2019年にデビュー30周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラ。記念シングルとしてリリースされた「リボン feat.桜井和寿」は、音楽と向き合い続けてきたスカパラが説得力を持って聴く者の背中を押してくれる前向きな一曲だ。

公開日:2019年11月1日 更新日:2019年11月1日

Column


この記事の目次 []
  1. ・デビュー30周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラ
  2. ・哀しみを塗りつぶす音楽の力
  3. ・リボンで結ばれるのはプレゼントだけだはなく…
東京スカパラダイスオーケストラが、デビュー30周年記念“歌モノ”シングルとしてリリースした「リボン feat.桜井和寿」は、『哀しみはデタラメに塗り潰せ』という歌詞からも伝わるように、スカパラの音楽が持つ“太陽”のような力を感じさせる。

スカパラが30年間で培ってきた強さも優しさもふんだんに盛り込まれたこの曲のメッセージを紐解いていく。

デビュー30周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラ


今年、デビュー30周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラ。

その長いキャリアの中では、スカパラ単体の活動だけでなく様々なアーティストとのコラボ楽曲やパフォーマンスも、スカパラの歴史を語る上では欠かせないものだ。

2019年8月7日にリリースされた、スカパラデビュー30周年記念“歌モノ”シングル「リボン feat.桜井和寿」は、Mr.Childrenの桜井和寿とのコラボ楽曲だ。

これまで音楽を通して多くの景色を見てきて、音楽を通して様々なメッセージを送ってきた彼ら。

多幸感溢れるメロディーに乗せて、東京スカパラダイスオーケストラと桜井和寿の調和が生んだ、『移りゆく時代と、音楽の力』というメッセージを紐解いていく。

哀しみを塗りつぶす音楽の力


----------------
夜明けに空を譲るように
君を慰めた美しい星たちが
尊い役目を 終えてゆくよ
消えてゆくのは太陽が現れたから

時代の朝日が昇る
ah つまらない思い出は消したい
≪リボン feat.桜井和寿 歌詞より抜粋≫
----------------
“人生を変えた一曲” “勇気をくれた一曲”

きっと音楽好きなら誰しもが“自分にとって特別な一曲”を思い浮かべることができるだろう。

前に進む力を与えてくれたり、辛い心を慰めてくれたり、そのあり方は様々だろうが、確かに存在するはずだ。

しかし、どんな人や物にも平等に時間は流れている。

流行り廃りのなかで、大切にしていた音楽はいつしかセピア色に染まっていくし、大好きなアーティストもその活動の歩みを止めることもある。

それでも、万人に平等に流れている時間というものは、誰にも平等に「朝日」をもたらす。

時代の潮流で消えてしまう音楽もあるけれど、消えていくものへの悲しみを塗り替えるほど明るくて暖かい「朝日」のような音楽を生み出したい。

そんなスカパラからの前向きなメッセージを受け取ることができる。


----------------
しあわせよ、こんにちは。そばにいて
君の手を引いて 息を切らせば
音にならない口笛も 風の唄

祈るように待つのはもうやめた
哀しみはデタラメに塗り潰せ

そのために来たんだ
大騒ぎしよう
≪リボン feat.桜井和寿 歌詞より抜粋≫
----------------
この曲で紡がれる「哀しみ」は決して、“特別な一曲”が時代の中で遠ざかってしまう哀しみだけではない。

この世界には、数え切れないほどの哀しみが繁茂しており、その一つ一つが時にたくさんの人を俯かせ、その歩みを止めさせてしまう。

しかし、そんな「哀しみ」を「塗りつぶす」ことができるのもまた音楽だ。

哀しみが根本からなくなることはないし、音楽に哀しみを“消す”力はないかもしれない。

それでも、お祭りのような音楽が哀しいことを忘れさせてしまうことはある。

そのあり方は、東京スカパラダイスオーケストラが30年間貫き続けてきたものだろう。

リボンで結ばれるのはプレゼントだけだはなく…


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しあわせよ、こんにちは。そばにいて
会えない間も 手は繋いでた
たまには嘘もついてたね
元気です!と

傷ついたことも忘れるくらい
しあわせな 時間を過ごせるのなら
どんな卑怯なことしても
引き留めようか
≪リボン feat.桜井和寿 歌詞より抜粋≫
----------------
“どんなに大きな舞台に出て、物理的な距離が離れてしまおうとも、音楽はずっとあなたの隣にいる”

たまに無理をして強がった時にも、辛くて一人涙を流した夜にも、時代を超えて“あなたにとって特別な一曲”は変わらずあなたのそばにいる。

それは、音楽を受け取る側だけでなく、音楽を送る側も同じなのかもしれない。

音楽を介して、時代を超えたメッセージのやりとりができる。

それはある意味で、“リボンを解いて開いたプレゼントを、またリボンを結んで次の時代へ送り届ける”行為と言えるだろう。

変わる時代の中に、変わらない確かなものがあって、もしそのことを忘れてしまいそうになった時は、力づくでもスカパラはあなたの腕を引くのだろう。


----------------
しあわせよ、こんにちは。そばにいて
一緒にいないと 消えそうだから
もう二度と離さないよ
ここがパラダイス

僕が 出来る プレゼントは
君の 未来を 包む
大きな 愛を 贈ること
ふたりで リボンを 結ぼう
≪リボン feat.桜井和寿 歌詞より抜粋≫
----------------
30年間、“音楽の贈り物”をし続けてきたスカパラだからこそ紡がれたこの歌詞はきっとこれから先、時代を超えて多くの人がそのリボンをほどいては結んで、また新しい時代へ運ばれていく。

しかし「リボン」は決してプレゼントを包むためだけのものではない。

奏でた人、聴いた人、紡いだ人、歌った人。

それぞれを繋いで離さない長い長い「リボン」が時代を超えて、それぞれの人生を守っていくのだろう。

“あなたにとって特別な一曲”を大切に肯定し、背中を押してくれるこの曲は、デビュー30周年を迎えたスカパラから私たちへの、「大きな愛」のプレゼントだ。

TEXT DĀ

ジャマイカ生まれのスカという音楽を、自ら演奏する楽曲は"トーキョースカ"と称して独自のジャンルを築き上げ、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、南米と世界を股にかけ活躍する大所帯スカバンド。 アメリカ最大のフェスティバル”Coachella Music Festival”では日本人バンド初となるメインステージ···

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