バンド好きなら要チェック!レルエ
今絶対チェックしておきたいバンド、レルエ。バイオリンとエレクトロニックなサウンドに透明感のある美しい歌声が混ざり合いながら、しっかりとしたギターとベースの音が確かなバンドサウンドも感じさせてくれる、リスナーにとってはまるで宝石箱のように贅沢なバンドです。レルエってどんなバンド?
レルエの結成は2013年。メンバーは櫻井健太郎(Vo./Gt.)、エンドウリョウ(Ba.)、saya(Violin/Syn./Cho.)の3人組。
バンドサウンドの中にバイオリンがあり、ドラムがいないというという少し変わった構成のバンドです。
レルエの音楽はバイオリンと打ち込みの音が特徴で、打ち込みを取り入れているからこそドラムがいなくても成り立つサウンドとなっています。
透明感のある繊細な歌声や美しいバイオリンの音色、ベースのかっこよさや心地いい打ち込みのサウンド、そしてセンスのあるメロディーや楽曲構成などとにかくどこを取っても高い評価を受けています。
2019年9月18日には1stアルバムとなる『Alice』をリリース。
すでに“レルエらしさ”といえる世界観が確立されていて、しかもまだまだ化けそうな予感も感じさせるレルエ。
今夏の大型フェス「イナズマロックフェス」や「METROCK 2019」などへも続々と出演を果たしており、今注目度ナンバー1のバンドです。
音楽番組「バズリズム」で、番組がピックアップした楽曲の中からゲストが独自のベスト3を選ぶというコーナーに人気絶頂の俳優である中村倫也さんが登場した際には、なんと1位にレルエの『青のゲート』を選出したことでも話題となりました。
ポップで聴きやすくありながら夜のネオンのような幻想的で儚い雰囲気の漂うレルエの音楽。
このサウンドは、耳に心地よく心にスッと滲みるような魅力があります。
心を掴まれるレルエのおすすめ曲
時鳴りの街
2019年の9月17日に発売のアルバムAliceに収録されているこの「時鳴りの街」。ドラマチックなイントロだけでも心をつかまれます。
バイオリンと打ち込みの音によって作り上げられる幻想的な世界。
そして曲が進むにつれて高まっていく期待の中、いい意味で見事に裏切ってくるサビ。
あえての違和感によってこの曲自体がばっちり記憶に残り、ずっと頭の中で流れてまた聴きたくなってしまいます。
ただ奇をてらっているだけではなく外し方もしっかり考えられているためとても心地よく、中毒性のある1曲に仕上がっています。
火花
こちらは、2018年の9月19日に発売された作品UNITEの収録曲である『火花』。
体を包み込んでくれるようなサウンドやサビのメロディーがたまらなく気持ちいい『火花』。
美しくて幻想的な雰囲気の楽曲ですが、くすぶって今にも爆発しそうな感情も感じられるようなレルエの作品です。
まるで異世界に迷い込んだような感覚になる間奏のサウンドやねっとりとした空気感を持つサビが妙に心地よく、一度聴いたら頭から離れずに何度も聴きたくなる魅力を持っています。
青とゲート
この楽曲も2018年の9月19日に発売されたUNITEに収録された一曲「青とゲート」。この曲は、「バズリズム」でも紹介されたレルエの『青とゲート』。
レルエらしいサウンドが全開で、イントロから既に完璧に作りこまれた音楽であることを感じさせてくれます。
繊細でありながらもどこか挑戦的な歌い方の櫻井を見ると、サウンドに対してだけでなく音楽的なセンスや表現力を兼ね備えた存在であることを改めて感じさせられます。
夜はエモーション
この作品も「UNITE」に収録曲です。テレビ東京系のバラエティ番組「ゴッドタン」の2018年11月度のエンディングテーマに起用された『夜はモーション』。
切ない雰囲気の溢れるイントロからやられてしまいます。
Bメロのサウンドの切なさは鳥肌もので、そこからサビへ向かうときの感情の持ち上げ方がレルエはとてもうまいです。
この曲を聴いていると無意識にも体がリズムを刻んでしまい、気付いたら『夜はモーション』の、そしてレルエの音楽の虜にさせられてしまいます。
さよならマジョリティ
「さよならマジョリティ」もUNITE収録曲です。ポップなメロディーと心地いいリズム感が印象的な『さよならマジョリティ』。
壮大な物語が始まるような雰囲気からパッと光るようなエレクトロニックな世界へと導いてくれるイントロ、そこからあっという間にサビへと駆け抜けていく勢いのよさ。
ライブにも映えそうな体を揺らすリズムが癖になる一曲です。
プレイアデス
この作品は、冒頭で紹介したAlice収録曲です。イントロだけでも涙腺が崩壊しそうなくらい、心を揺さぶられる感動的で幻想的な世界が広がります。
レルエの強い世界観が反映された暗い歌い出しから、儚さが溢れるサビへと広がっていくという壮大さ・音楽の美しさに心をつかまれます。
バンドサウンドにバイオリンを入れたことの魅力を余すことなく見せ付ける間奏は必聴です。
再注目バンド レルエから目を離すな!
いかがでしたでしょうか?新時代を感じさせるべく出現したエレクトロニックバンド、レルエ。
キャッチーな部分もありながら、他とは確かに違うサウンドの魅力に心をわしづかみにされます。
今年の11月にはワンマンツアーの開催も決定しており、これからどんどんレルエの快進撃が始まるのではないかと楽しみでなりません。
レルエを知らないなんて時代遅れ、と言われる日もすぐそこなのではないでしょうか。
ハズレ曲が1曲もないバンドとレルエは評価されており、これから売れること間違いなしだと思います。
が、個人的には今のまま変わらずレルエらしい自分たちの音楽を追求しながらどんどん大きくなってほしいバンドだと思います。
TEXT ぽんつ