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【特集】今とは一味違う、デビュー当時の「シド」をチェック!

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「鋼の錬金術師」や「黒執事」など、多くのテレビアニメのテーマソングを手がけるヴィジュアル系バンド「シド」。メロディアスな楽曲はヴィジュアル系の中でも比較的聴きやすく、ファンも多くいます。 しかし、デビュー当時のシドは、現在と少し毛色が違ったのをご存知ですか?今回は初期のシドが手がけた楽曲やその歌詞に迫ります。

公開日:2019年11月12日 更新日:2019年11月14日


この記事の目次
  1. ・V系ブームの一時代を築いた名バンド
  2. ・作詞はボーカル・マオ
  3. ・まるで昭和歌謡!初期のシドのおすすめ曲
  4. ・アリバイ
  5. ・私は雨
  6. ・土曜日の女
  7. ・他の曲も要チェック!
  8. ・シド 最新情報
  9. ・配信情報
  10. ・リリース情報
  11. ・ライブ情報
  12. ・シド Profile

V系ブームの一時代を築いた名バンド


ヴィジュアル系バンドが一大ブームを巻き起こしていた2000年代。

以前より活動していたGLAYやL’Arc~en~Cielに続き、Janne Da Arcやナイトメアなど数多くのバンドが続々と結成されました。

そんな激戦の時代である2003年に結成されたのが「シド」です。メンバーはマオ(Vo)、Shinji(Gt)、明希(Ba)、ゆうや(Dr)の4人。

当時はハードロックやヘヴィメタルから影響を受けたバンドが多く、パンク調の楽曲やロックテイストなサウンドが主流でしたが、そんな中、一際異彩を放っていたのが彼らです。

中島みゆきを彷彿とさせるような歌詞、そして歌謡曲のようなサウンドが見事にマッチした、独特の世界観が話題を呼びました。

作詞はボーカル・マオ

報われない恋に落ちた女性を描く独特な楽曲。全て女性の目線から書かれていますが、作詞はボーカルのマオがおこなっています。

歌詞に福岡の地名がよく出てくるのは、彼が福岡出身だから。実在する土地が入るためよりリアリティが増し、思わず聴き入ってしまいます・・・。

早速、気になる楽曲&歌詞をチェックしてみましょう!

まるで昭和歌謡!初期のシドのおすすめ曲


アリバイ

シド歌謡曲時代の代表曲との呼び声も高い楽曲。晴れ晴れしさがありながらもどこか哀愁漂うサウンドに乗せて、一つの恋の終わりが歌われています。


先ほどご紹介した通り、楽曲は女性目線。「久留米駅」と福岡の地名も出てきていますね。

まるで小説のような歌詞ですが、筆者が特に引き込まれたのは下記の部分。揺れ動く女心や、それを見て見ぬ振りをする男性心理がよく描かれています。

----------------
最後に約束してた 中華に連れてってちょうだい
言いそびれた そうじゃない 染まった女の弱み
空気を読めよ 得意の台詞 典型的なBね
次の恋の相手も それを選ぶでしょう
≪アリバイ 歌詞より抜粋≫
----------------

最初の一行は、別れ話をした後の女性の台詞。「他に好きな人がいるの?」とか、「別れたくない」とか、言いたいことをグッと飲み込んで出た一言であることが、二行目からわかります。

続く三行目の「空気を読めよ」は男性の台詞。女性の発言が本心でないことは、きっと分かっていたはずです。

でも、バサッと切ってしまうその性格がまさにB型っぽく、女性はそんなところが好きだったようです。

「次の恋の相手も、そんなところを好きになるはず」という最後の一文が沁みますよね・・・。描写が本当にリアルで、まるでドラマをみているような感覚になります。

また、女心が非常によく描かれた下記の部分にも注目です。

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「仕方なく愛した人」と 忘れることは容易い
引き止めてくれるのを 期待したのも事実で
全部がわからなくなる 嘘みたいに 晴れた空
一つだけわかるのは もうすぐ 泣くでしょう
≪アリバイ 歌詞より抜粋≫
----------------

男性が書いたとは思えないほどリアルですよね!失恋を経験したことがある女性なら、強く共感できるのではないでしょうか・・・。

失恋、特に大人の恋の終わりを迎えた方、ぜひこの曲で泣きましょう。

私は雨

こちらも失恋の悲しみに襲われる女性の気持ちを歌った楽曲です。


「天神」や「百道浜」など、この楽曲にも福岡の地名が出てきますね!主人公の性格だけでなく生活までわかりそうなほどリアルです。

この楽曲で特に注目して欲しいのは、溢れ出る昭和感。メロディはもちろんのこと、以下の歌詞はポップスにもロックにもない哀愁に溢れています。

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忘れられない 忘れられない そんな人だから
呑めないお酒 今日は酔えない だからお願いバーボン下さい
≪私は雨 歌詞より抜粋≫
----------------

失恋ソングは数あれど、悲しみに浸りながらバーボンをねだる楽曲はなかなかないですよね。(笑)

しかも「バーボン」というのがまた絶妙な昭和感・・・。きっと、バーカウンターで一人悲しみにくれながらバーボンをロックで飲んでいるんでしょうね。

呑めないお酒を飲んで痛みを忘れようとするけれど、でも酔えない・・・。失恋に対する悲しみや胸の痛みが非常によく伝わってきます。

ちなみに、2番のサビではバーボンをおかわりしているのもポイント。やり場のない悲しみが、主人公のちょっとした描写から感じとれる楽曲です。

土曜日の女

こちらは不倫をテーマにした楽曲です。


歌詞をご覧いただくと分かる通り、歌詞の中に「不倫」という直接的な言葉は使われていません。

だがしかし、これはイケナイ恋の歌・・・。

なぜそれが分かるかというと、答えは最後の一文にあります。

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日曜日の女には 到底 成れない
≪土曜日の女 歌詞より抜粋≫
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日曜日というと、家族の幸せな時間というイメージがありませんか?みんなで食卓を囲んだり、どこかへ出かけたり・・・。

つまり、家庭を持つ男性にとって、日曜日は家族サービスの日なんです。

それを踏まえてもう一度歌詞を見てみると、この主人公の女性は「日曜日の女」、いわば「本命の女」には成れないと言っているんです。

だから、タイトルは「土曜日の女」。

う〜ん、なんだか心にズーンと響きますよね・・・。

----------------
人影もまばらな喫茶店 いつもの目立たない席
≪土曜日の女 歌詞より抜粋≫
----------------

また、冒頭に出てくるこの部分も、これも不倫を裏付けるワード。堂々とデートができないから、人があまりいない喫茶店の目立たない席で会ってるわけです。

辛い恋ですね・・・。・・・って、不倫は許されることではないんですけど。

直接的な表現はないのに、情景が鮮明に浮かぶ面白い楽曲です。ぜひ他の部分歌詞にも注目してみてくださいね。

他の曲も要チェック!


以上、初期のシドについて解説いたしました!本物の昭和歌謡のような世界観に、驚いたという方もいらっしゃるかもしれませんね。

もしかしたらご両親を含む家族も抵抗なく聴けてしまうかもしれません。(笑)

今回は歌謡曲調のものをご紹介しましたが、シドはかなり楽曲の幅が広いバンドです。ポップなものや青春バンドのような楽曲、そしてアニメのテーマソングまで様々な楽曲があります。

気になった方は、ぜひYouTubeやサブスクで聞いてみてくださいね♪

TEXTゆとりーな

シド(SID)は、2003年5月に結成された、マオ(ボーカル)、Shinji(ギター)、明希(ベース)、ゆうや(ドラム)の4人からなるヴィジュアル系ロックバンドである。所属事務所はマーベリック。インディーズ活動を経て、2008年10月、キューンレコード(現在のキューンミュージック)より、シングル「···

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