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【歌詞コラム】レベッカの『フレンズ』に隠された、元カレへの想い

「フレンズ」は1985年10月にリリースされたレベッカの代表曲です。切ないティーンエイジャーのラブソングとして多くのファンの共感を呼んだ名曲ですが、その影にはレベッカというバンドの歴史も垣間見えてきます。その歌詞の意味を読み解いていきましょう。

公開日:2019年11月15日 更新日:2019年11月15日


この記事の目次
  1. ・ブレイクのきっかけとなった代表曲
  2. ・初めてのキス
  3. ・変わってしまった関係
  4. ・バンドの実体験にもつながっている?

ブレイクのきっかけとなった代表曲

『フレンズ』は1985年10月にリリースされた4枚目のシングルです。TVドラマ『ハーフポテトな俺たち』のエンディングとして起用されたこともあり、大ヒットとなりました。

レベッカの中心はフロントマンでありボーカルのNOKKOです。

レベッカのブレイクはロックシーンにおいて女性ボーカリストの台頭のきっかけとなり、プリンセス・プリンセスなどの活躍にも影響を与えました。

『フレンズ』は当時ロックバンドとしては珍しかったミリオンセラーを達成し、名実ともにレベッカの代表曲として今もなお多くの人に愛されています。

当時の若いファンの心をわしづかみにした歌詞はどのようなものだったのでしょうか。

初めてのキス

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口づけを かわした日は
ママの顔さえも
見れなかった
ポケットの
コインあつめて
ひとつずつ
夢をかぞえたね
ほら あれは2人の
かくれが ひみつの
メモリー oh
≪フレンズ 歌詞より抜粋≫
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『フレンズ』はラブソングです。そして主人公はおそらくまだ若い、中高生くらいの女の子でしょう。

思春期になり、気になる相手ができたのだと思います。まだ恋と愛の区別もつかないような頃、自分の気持ちの正体も理解できないまま、初めての口づけをかわします。

2人だけの秘密の場所。そこで語り合った将来の夢。様々な思い出がフラッシュバックします。口づけをかわして2人は幸せな関係となったのではないでしょうか?

その結果は、続くサビの歌詞で明らかになります。


----------------
どこで こわれたの
oh フレンズ
うつむく日は
みつめあって
指をつないだら
oh フレンズ
時がとまる気がした
≪フレンズ 歌詞より抜粋≫
----------------

そう、歌詞にあるように淡い恋ははかなく散りました。口づけをしてしまったがために、今まで幸せだった2人の関係は崩れてしまったのです。

友だちのままだったなら、ずっと今までのように楽しく過ごせていたかもしれないのに…。勇気を出して一歩を踏み出したがために全てを失ってしまう。そんな経験をした人も多いと思います。

また、そんな経験がない人間にも伝わるような切なさを見事に描き出した歌詞だと思います。

変わってしまった関係

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ねぇ 君は 覚えている
夕映えに
よくにあう あの曲
だまりこむ 君がいつも
悲しくて
口ずさんだのに
今 時は流れて
セピアに染まる
メロディー oh
≪フレンズ 歌詞より抜粋≫
----------------

結局、2人の関係は変わってしまいました。

キラキラと輝いていた思い出のすべては過去のものとなり、今では色あせて見えてしまいます。どうしてこうなってしまったんだろうという後悔。そして自分たちの未熟さや若さへのいらだち。

当時のレベッカが若者(特に女の子)に多大な共感を得ていたのは、こうしたリアルな思いを歌にしていたからだと思います。


----------------
2度と もどれない
oh フレンズ
他人よりも遠く見えて
いつも 走ってた
oh フレンズ
あの瞳がいとしい
≪フレンズ 歌詞より抜粋≫
----------------

変わってしまった関係は元には戻りません。もう一度友だちに、というのは虫のいい願いでしかないのです。

「他人よりも遠く見えて」というフレーズの秀逸さが光ります。主人公の悲しさや虚無感を端的に、そして深く描き出しています。

作詞家としてのNOKKOの才能が光る一節だといえます。

バンドの実体験にもつながっている?


切ないティーンエイジャーの恋を描いた『フレンズ』ですが、実は当時のレベッカやNOKKOの状況にもつながる部分があります。

レベッカのデビューは1984年4月。元々は後にRED WARRIORSを結成する小暮武彦が中心となって結成したバンドでした。

しかし音楽性の違いから翌1985年に小暮が脱退します。キーボードのの土橋安騎夫を中心にポップな音楽性にシフトした結果、ブレイクを果たしたのです。

多くのファンには知られていることですが、レベッカ結成当時小暮武彦とNOKKOは恋人同士でした。

一緒にバンドを結成し、それこそ夢に溢れていたはずです。しかし2人の関係は一度終わり、小暮はバンドを去ってしまいます。

それを踏まえて『フレンズ』を聞くと、NOKKOから小暮武彦への手紙のようにも思えてきます。

当時から現在に至るまで、多くの人の切ない思いをすくいとって来たからこそ、聞き継がれる名曲と言えるのでしょう。

TEXT まぐろ

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