タイトルが1文字のB'zの名曲
B'zの楽曲と言えば、タイトルが長い曲が沢山ある事を挙げる人も多いのではないでしょうか。だけど数あるB'zの名曲の中には、アルファベット一文字のみのタイトルの曲が存在するのです。
その曲のタイトルは『X』。
通常『X』とは未知のものや現象、不確定なものに対して用いられるアルファベットですが、そこは流石数学の教員免許を持つ稲葉さん、人生における不確定なもの、つまり「未来」を「X」に置き換えた歌詞を発表したのです。
X
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来世はない 今だけが どこまでも続く
終わりまで 味わいつくせよ
最愛の者からは いつかたよりがくる
希望を秘め 何も待たないで 一寸先はX
≪X 歌詞より抜粋≫
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「来世は無い」とありますが、私自身は「来世なんてあるか分からないのに、今から気にしてどうするの?」という考えの持ち主です。より良い来世の事だけを考えて今のこの瞬間を大切にしないなんて、何かおかしいと思いませんか?
この歌詞を書いた稲葉さんも、もしかしたら似た事を考えてたりしたのかも知れませんね。今の人生を貪欲に喰らい尽くしてこそ、実りある人生になるのだと思います。
『X』は未知の領域ですが、「今だけがどこまでも続く」と思えばそう怖くは無いかも知れませんね。そして未知のものには怯えているよりも、気軽に挑んで行く方が心も軽く、ポジティブに生きて行けそうです。
未来を恐れずに走り続ける
「最愛の者からは いつかたよりが来る」とありますが、私には本当にこの歌詞通りになった経験があります。
体調の関係等で疎遠になってしまった友達がいたのですが、ちょうどこの曲が収録されたアルバムが発売されて少し経った頃、少し元気になった彼女から連絡が来た事がありました。
実は彼女こそ私にB'zを教えてくれた友達だった事もあり、ミエナイチカラを感じてしまったりもしました。(笑)
その時の友達は今ではすっかり元気になって、二人の子供のママになりました。勿論、昔ほど頻繁ではありませんが、今でも交流がありますよ。
「X」を恐れずに、それに希望を見出だしてがむしゃらに走り続ける。そうすれば、愛する者にもきっとまた会える。
B'zのその姿勢を、私も見習いたいものです。
TEXT:rie-tong
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