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アニメ「旗揚!けものみち」とは?
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2019年10月より好評放送中のアニメ『旗揚!けものみち』。原作は、角川書店の『月刊少年エース』に好評連載中の漫画『けものみち』です。
『この素晴らしき世界に祝福を!』で有名な小説家・暁なつめが原作を担当。漫画は、夢唄が構図などのプロットを担当、作画をまったくモー助が手掛けています。
今作は、異世界に召喚されたプロレスラーが、憧れのペットショップ経営を目指す、前代未聞の痛快ドタバタアクションコメディ。
なんとも破天荒でカオスな世界観。この世界観は、話し合いで出た全ての意見をまとめて作られたのだとか。
漫画担当が書きたい“明るく楽しい美少女が登場する異世界ペットショップ作品”をベースに、暁なつめが考えたレスラー主役のストーリーを加えました。
美少女アニメによくあるハーレムもの作品にしないための策として、主人公を女の子に興味がない、動物愛好家(ケモナー)に設定しています。
様々な設定が混ざり合うことで生まれる、笑えるドタバタ劇、プロレスアクションが絶妙の面白さです。
『このすば』同様、ちょっと残念で愛らしいヒロインも登場しますよ。
TVアニメは、原作通りでなく、主人公でプロレスラーの柴田源蔵(ケモナーマスク)が異世界に召還されてからのエピソードをオリジナル展開を織りまぜて映像化されています。
既に原作を読んだ方も、そうでない方も楽しく見ることができる作品です。
タイトルマッチから始まる異世界生活!
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物語は、ケモナーマスクこと柴田源蔵VSマカデミアンオーガ(通称MAO)のチャンピオンを賭けた熱い試合から始まります。
そこに突如降り注いだ光によって、源蔵は愛犬・ひろゆきと一緒に異世界へ転生してしまったのです。
彼らを召喚したアルテナ姫は、源蔵に魔王と邪悪な魔獣退治を依頼。
しかし、源蔵はその申し出を拒否!姫にジャーマンスープレックスをかけ、パンツ丸出しにさせ再起不能にしてしまいます。
源蔵は、筋金入りのケモノ好き。魔獣討伐が許せなかったのです。
勇者を断った源蔵は、街で助けたケモ耳少女シグレを誘い、第2の人生の夢“ペットショップ”をこの世界に作ろうと計画。
途中から、大食いドラゴンハーフのお嬢様・花子、花子を慕う女性ヴァンパイア・カーミラも加わり、毎日ドタバタの連続。
魔獣と人間が共存する世界を作るため、源蔵はこの異世界でペットショップの夢を叶えることができるのでしょうか?
主人公の源蔵は、熱い魂と、ケモノ愛を持ったプロレスラー。リング上でのキャッチコピー“いきすぎたケモノ愛”が彼の全てを物語っています。
大好きなケモノを見た時の高揚感、本能のままにケモノに抱きつく姿は、どこか変態チック。ですが、彼が全身全霊をこめてハグをすれば、魔獣もたちまち警戒心を解いてしまいます。
仲間にした魔獣は、必ず名前を付けてご飯と寝床を与え全員大切に育てる責任感の強さに感服です。
“魔獣だって愛情を持って接すれば、無闇に人を襲ったりしない!”をポリシーに、勇猛果敢に突き進む源蔵を応援したくなりますよね!
“魔獣殺し”“魔獣討伐”など、彼の信念に逆らう発言が聞こえる度に、難易度の高いプロレス技をかけてしまうのが玉に瑕。
アニメでは繰り出されるプロレス技の動きを一つひとつ丁寧にリアルに再現されています。しかも、YouTubeの公式動画には、毎回登場するプロレス技をDDTプロレスのレスラー達が再現した動画があがっています。
危険な技に体当たりで挑むレスラー達の姿から、プロレスの世界に興味が持てる動画に仕上がっていますので、是非こちらもご覧下さい。
濃すぎるキャラクター達の活躍、意外なキャストに大注目!
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『旗揚!けものみち』も、暁なつめの『このすば』同様個性が強いキャラクター達が登場します!
メインヒロインは3人。源蔵の夢をサポートするしっかり者の狼耳の少女・シグレ(cv.関根明良)。
魔族の名家のお嬢様にして、食い意地が強いドラゴンハーフの少女・花子(cv.八木侑紀)。
花子の忠実な従者で、かませ犬になりがちのポンコツヴァンパイア・カーミラ(cv.櫻庭有紗)。
シグレは、源蔵の怒りのプロレス技を受けて再起不能になったハンターから、激レア剣をちゃっかり回収してしまうシーンに、ついクスッと笑ってしまいますよ。その剣を売って、生計を維持しているのもお見事です。
花子は、とにかく食いしん坊。アルバイトをしても、よく食べるから結局赤字に。天真爛漫で可愛いので、そんな欠点も許せちゃう魅力があります。
カーミラは、毎回魔獣にやられ、土に体を埋めて回復させているシーンがとてもシュール。『このすば』のアクア同様、主人公にいじられているのも見ていて楽しいです。そんなポンコツなカーミラを、大切に思う花子との絆も熱いですよ!
そんな彼女達を引っ張る、ケモナーマスク・柴田源蔵役の声優は『天元突破グレンラガン』のカミナ役の小西克幸。熱くてまっすぐな役、三枚目もこなせる彼は源蔵にぴったりですよね。
彼のライバルにして、異世界に魔王として召喚されたレスラー・MAO役には、稲田徹。『このすば』でも荒くれ者役で出演し『特捜戦隊デカレンジャー』のドギー・クルーガー役などで有名な彼は大のプロレスファン。
プロレスラーを志望していた時期もあり、怪我で諦めていた夢を今回のアニメで叶えました。
稲田徹演じるMAOは、ケモナーマスクへのリベンジに燃える熱い役どころ。待望のケモナーマスクとの対戦が、どうなるか期待したくなります。
他にも『このすば』の主人公・佐藤和真役の福島潤がハンター・陽炎役で、アクア役の雨宮天がMAOを召喚したヴァンパイアのお嬢様・イオアナ役で出演中。『このすば』ファンは、是非チェックして下さいね。
これぞ主題歌!ケモナーマスクの生き様を聴いて驚け!
『旗揚!けものみち』のオープニングテーマ『闘魂(ファイト)!ケモナーマスク』を歌うのは、Nob withケモナーマスク。
Nobは、あの『聖闘士星矢』の有名主題歌『ペガサス幻想』を歌ったMAKE-UPの元ボーカル。近年は『天装戦隊ゴセイジャー』主題歌などスーパー戦隊シリーズ楽曲が有名なアーティストです。
主題歌『闘魂(ファイト)!ケモナーマスク』は、ケモナーマスクの応援歌と称したくなる熱いソウルがこめられた楽曲。Nobの男気溢れるパワフルなボーカルに、聴いているだけで心が熱くなりますよ!
作品と見事にリンクした歌詞も注目。歌は興奮した観客達の歓声から始まり、気合いと熱がこもったMCへ。まるでケモナーマスクが入場し、戦う姿を目の前で見ているような臨場感に浸れます。
サビでは“ケモナーエルボー”“ケモナージャーマン”と技が決まり、源蔵の力強いかけ声がいいアクセントに。
技も歌も熱く決まったところで、第2の人生の夢“ケモナーハーレム”を歌い上げるセンスがユーモア溢れる今作にぴったりです。
一度聴いたら忘れられない、インパクトと中毒性!聴いていてクセになりますよ。
PVもインパクト絶大!Nobが熱く歌う後ろには、ケモノの被り物をしたダンサー達のユルいダンス。
すぐそばで、DDTプロレスのレスラーによるケモナーマスクVS MAOの宿命の対決が繰り広げられているのも、どこかシュールさを感じさせます。
オープニング映像でも、熱さとユルさの塩梅は絶妙。
“魔獣殺し”と呼ばれて源蔵が怒って追いかける姿、源蔵とカーミラとの取っ組み合いなどコミカルなシーンから、果敢に挑むMAOを堂々と待つ凛々しい姿まで、源蔵のあらゆるバトルシーンが満載。
合間にキャラクターの個性が光る楽しい演出が盛り込まれ、何度見ても楽しいですよ。
シルエットで表現されたプロレス技の動きも滑らかで、次々と技が決まる姿は圧巻。
映像の最後、4人が腕を組んで遠くを見つめるシーンでは、その回の主役がカメラ目線になるので、見逃せませんよ。
可愛い歌声が癖になるエンディングテーマ!
『旗揚!けものみち』のエンディングテーマ『アネクドット』を歌うのは、シンガーソングライターのももすももす。
ももすももすは、2019年2月にメジャーデビュー。文学的な歌詞のセンス、キュートで透明感の歌声が魅力的なアーティストです。
『アネクドット』は、約9ヶ月ぶりにリリースされた、セカンドシングル。
ポップで軽快なメロディー、一度聴いたら癖になる可愛くて耳に心地よい歌声に大注目です。彼女のボーカロイドのような可愛い歌声は、クセになりますよ!
タイトルの『アネクドット』の意味は、逸話。世間や世人にあまり知られていない興味深い話を意味します。
歌詞からは、彼女の知性の高さ、繊細な言葉選びのセンスが垣間見えます。
エンディング映像も、CGで描かれたひろゆきが散歩したり、踊ったり、とにかく愛らしいです。PVも綺麗で鮮やかなイラストが散りばめられていて、彼女が表現したい世界の魅力がぎゅっと詰まっていますよ。
美しい歌詞の響きとアニメに合った愛らしい歌声は、聴いていて心が洗われます。これからの活躍を期待したくなる、注目のアーティストです。
もっと熱くなる「けものみち」の世界!
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いかがでしたか?アニメでは、源蔵のいきすぎたケモノ愛を描いたコメディエピソードだけでなく、第5話と第6話ではキャラクターの魅力を掘り下げたエピソードもあって、飽きさせないストーリー展開がとても面白いです。
Twitterでも毎週楽しみにしているファンが数多くいますよ。
そして2019年11月10日には、アニメイトガールズフェスティバル2019の一環で、中池袋公園の特設リングにて、PVや再現動画に登場するDDTプロレスのケモナーマスクとMAOのコラボマッチが開催されました。
プロレスファンもアニメファンも熱狂した試合には、1話でアルテナ姫に食らわせた必殺技“ジャーマンスープレックス”も炸裂!
MAO役の声優・稲田徹も念願のリング入りし、ケモナーマスクにチョップ。彼が演じた『特捜戦隊デカレンジャー』のデカマスター風のマスクも携え大好評でした。
『旗揚!けものみち』は、プロレスに馴染みのない方も身近に感じられる楽しい作品です。是非、アニメでその面白さを体感し、漫画で源蔵のペットショップライフを楽しんでみてはいかがでしょうか?
公式サイトで最新情報もチェックしてみて下さいね。
TEXT Asakura Mika