メンバーお気に入りの歌詞は?

──今回作詞が鈴木まなかさんと、渡邊シェフさんも入られているんですね。
三品瑠香:『最上級ぱらどっくす』の組み合わせです!
廣川奈々聖:強いですね。
──けっこうストレートなんだけど、サビの前、Bメロのところが難解なんですよね、わーすたらしいというか。
廣川奈々聖:そうですよね、今回のポイントで言うとそこが一番難しいかもしれない。
──「怖くても 回る時計な No more しょぼーん」ってどういう意味だろ...
廣川奈々聖:やっぱどんだけ怖がっても時って進んでいくじゃないですか。
坂元葉月:「なら No more」です!
──そういうことか。素敵なフレーズ!今回新曲3曲ありますが、みなさんの好きな歌詞を聞かせてください!
松田美里:『SHINING FLOWER』とかも含めてですね!
坂元葉月:決めてきたんです!UtaTenさんの取材があるから。
廣川奈々聖:私も考えます、いつも。トイレとかで(笑)
──UtaTenのことトイレでも考えてくれているなんて(笑)!嬉しい。
坂元葉月:いつもお世話になってるんで。

三品瑠香:私もあります。『SHINING FLOWER』なんですけど、「思い通りにいかないこと デフォルトにしよう」っていう歌詞、めちゃくちゃ好きなんですよね。
そりゃ、できないこともあるよと。できないことに悔しくなったりとか、かなり落ち込んだりとか、考え過ぎちゃうというか。だから、できないことだってそりゃありますよ、普通だよ!とかって思える歌詞だから、自分もこの歌詞に背中押されてるなって。
自分のパートなんですけど、めっちゃ思いながら歌ってます。
──今、思い通りになかなか行かなかったり、できるようになりたいこととかってあります?
三品瑠香:私、今フリーライブに向けてギターをやってたんで。ギターですね。
ギターしかしてなさ過ぎて、お母さんに怒られるくらいギターやってました。
松田美里:だからギター背負ってるの見て、私ちょくちょく泣きそうになってました!もう遮二無二頑張ってるんですもん。なんか毎日メンバーのスケジュールの共有があって、瑠香のギターの練習の枠とかあると、またあるんか、頑張ってるなって。
小玉梨々華:仕事と仕事の合間とか。
松田美里:いつもあのでっかいやつ、バンドのメンバーかな!?みたいなギター背負って。
やっぱ、大きいもの背負ってる可愛い女の子見るのって、やっぱグッとくるなって。
──でもわかるかも、それ。(笑)
松田美里:わかりますよね。
──泣いちゃうかもしれない。(笑)
松田美里:そう、私も泣くんですよ、それで!
──その姿を想像しただけで泣けてくる。(笑)
全員:(笑)
松田美里:涙腺の強度が同じ。(笑)
小玉梨々華:最近1取材に、1泣きみたいな(笑)。
坂元葉月:毎回泣いちゃう。
──すみません(笑)、そんな涙腺強度弱めの松田さんの好きな歌詞は?

松田美里:私も『SHINING FLOWER』からになっちゃうんですけど、サビで「完璧なんかじゃつまんないはずでしょ」っていう歌詞があって。
私けっこう昔から、自分ができないことが多いなって感じる人生だったんです、今でも。
親とかにもほんと心配されるぐらい、自分ではやりたいことがうまくできないのに、そのくせ完璧に見せたがったりすることがあって。
その変なところでプライド持っちゃうのが、自分でわかってて嫌だったりもするし。でも、この歌詞見たときに、完璧だったらつまんないのか、と思って。
つまんなくはない気もするけど、つまんない気もしてくるというか。そうなのかなって思えるだけで、気持ちが軽くなるというか。
きっと誰でも人生の中で失敗って1回はすると思うし、完璧な人っていないかな、って思うと、ちょっと楽になれた気がしたので。自分の曲で、ステージで、踊りながら歌いながらこの歌詞聴いてたら、自分の曲にこうやって励まされる時間っていいなって沁みた歌詞です。
──そんな経験、なかなかできるコトじゃないですもんね!
松田美里:なかなかないし、それでもアイドル楽しくやれているから、私って幸せなんだなって思えるから、この曲はすごく好きです。
──ほぉ...『SHINING FLOWER』めっちゃいい曲。
松田美里:めっちゃいい曲なんですよ!この曲が小さい女の子向けのアニメのタイアップだったので、わかりやすい歌詞だから、余計ストレートに伝わるというか、ストレートに語り掛けてくれる感じ、気づかせてくれる感じがめっちゃ好きでし。でし(笑)!?
坂元葉月:でし。
──最後だけ惜しかったです(笑)。小玉さんは?

小玉梨々華:私は『遮二無二 生きる!』。ワンフレーズというか、ちょっと長いんですけど、「ただ1つの夢で乗り越えられるんだよ 未練もミライの試練も さぁ行こうよ、逃げない!」ってところで。
なんか、わーすたにすごい重なるというか。もちろん自分たちのこの今までの経験とかを基に書いてくださった歌詞なのでそうなんですけど、でもやっぱりいろんな後悔してることとかあるし、これからもすごい大変な試練とか、全然この業界甘くないなって思うし。
でも、メンバーの夢とかスタッフさんとかも、わーすたファンとかも含めて、みんなの夢があるから、そういうのも乗り越えられてるなって。今まで来れたなって思って、いい歌詞だなって思います。
──後悔してるコトか...気になります。
小玉梨々華:めっちゃありますけど例えば、自分のSNSの発信とか、自分の発言ひとつでもっとライブとか来てくれたり、わーすたのこと気になる人が1人でも増えたのかなって思うと、もっと違う、色々なわーすたの拡散の仕方というのがあるかなと思ったり。
今もツアーに向けて、わーすたのライブに来たいって思ってもらうためにはどうしたらいいのかなっていうのを、ちゃんと後悔しないように考えなきゃなって思ったりします。
──大人だなぁ...もうインタビュー見てくれた人は絶対ツアー行きましょう。では廣川さん。

廣川奈々聖:私も『遮二無二 生きる!』からで、すごく広いんですけど、瑠香が歌ってる2番の「女の子ならよくばり」から「どれが宝物なんだろう」までの自分への投げから葛藤を経ての、サビで決心した感じが、すごくカッコいいなって思って。
カッコよさもあるけど、可愛らしさも残っててすごくいいなって思います。
「恋せぬ乙女」っていう「恋せよ乙女」をモジって作ってもらってるワードも気に入ってます(笑)。
切ないけど前向きな切なさというか、ファンの人も切なくなるだけじゃなくて、"みんな色々なものを犠牲にして、でもこのわーすたに本気で頑張ってるんだ"っていうのを感じてもらえるような歌詞になってると思うので、すごい歌っててもグッときます。
──なんかそれ改めて聞いたらグッときた。そういうことですよね、この歌詞。もう、泣かせにかからないでください...(笑)。
松田美里:ファンの方って実際ほんとに犠牲にしてくれてるもの多いなって思うんですよ。
やっぱり気持ちを伝えようとしてくれるファンの方の行動とかって見えるので、「この人は最近気になってくれたのかな」とか「最近ちょっと気持ち薄れちゃったかな」とか「この人私たちのコトを想ってすごい頑張ってくれているな」とか色々感じるけど、やっぱり国外のライブとかまで来てくれている人とかいるし、何を犠牲にしてここまで来れているんだろうって、逆に不安になるぐらい。
だから自分も頑張らなきゃなって余計に思います、この歌詞は。
──泣ける...歌詞じっくり読むのがいいですね。坂元さんは?

坂元葉月:私は『バスタブ・アロマティック』の2番の最後のフレーズの「明日も頑張って帰って来るんだ、スイーティーワールド」っていう歌詞がなんか気持ちが楽になるというか。
やらなきゃいけないことはたくさんあるけど、明日も頑張ってお家に帰ってきたらいいんだよっていう、そういう意味が込められているのかなって思って。
けっこう音がピコピコしてたり、泡の音だったり、すごく可愛いのに、歌詞がめちゃめちゃ良くて、人間味もあるので、歌詞を読んで曲聴いて、明日も頑張ってとりあえず帰ってこようって思ってくれたらいいなって思います。
──それ思いました!この曲自体がお風呂タイムみたいに、リフレッシュできるような。
坂元葉月:はい!リラックスしてもらえたら嬉しいです。
──ありがとうございました!では最後になりますが、改めてインタビューを最後まで読んでくださった皆さんに一言お願いします。
廣川奈々聖:私たち今回初めて両A面という形で、そしてシングルは2年振りにリリースするということで、ほんとに気合の入った作品になっています。
CDのほうには、スタジオライブの動画も入ったりとか、メイキングも入ったりとか、とにかくわーすた結成5周年に向けての本気の1枚になってるので、たくさんの方に届けられるようにみんなで頑張っていきたいなと思いますし、是非この記事見た方には1度でいいので、この両A面シングル聴いていただけたら嬉しいなと思います。よろしくお願いします!
──ありがとうございました!
全員:ありがとうございました!!

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TEXT 愛香
PHOTO 片山拓