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ボカロ×声優、人気CDシリーズから生まれたアニメ「Actors-Songs Connection-」の魅力に迫る!

2019年秋アニメ枠として放送を開始したアニメ『Actors-Songs Connection-』。ボカロ曲を人気男性声優が歌唱する人気CDシリーズが原作という、未だ類を見ない形の原作から生まれたこのアニメ作品。この記事では、そこに込められた魅力に迫ります。
画像引用元 (Amazon)

「Actors-Songs Connection-」とは?


『Actors-Songs Connection-』は2019年10月から放送が開始されたTVアニメです。

原作はレコードレーベル『EXIT TUNES』にて2014年から発売されている、CDシリーズ『Actors』です。こちらのシリーズは、人気ボーカロイド楽曲を男性声優達がカバーするという、ボカロ×声優をコンセプトに活動を続けてきた大人気作品です。

参加声優数は34人。カバーボカロ曲は、新旧問わず大人気の楽曲ばかり。ひとつの曲を何人もの声優のバージョンで歌唱する場合もあれば、合唱という形で歌う場合もあります。

さらに『Actors』には、学園ものとしての世界観も存在しており、各声優にはそれぞれ『Actors』の世界観に見合ったキャラクターが与えられています。発売されるCD毎に歌唱とは別にドラマCDパートが収録されており、学園ものとして各キャラクター達の日常が描かれた物語が存在しています。

Actors-Songs Connection-はそんな世界観に、CD版では存在しなかったキャラクター達、そして長年のファンですらも予想をしていなかった物語展開を共に引き連れてやってきた、現在絶賛放送中のTVアニメなのです。

あらすじと世界観


学園特区スライヴセントラルは、謎の白い壁で覆われた巨大学園都市です。

壁のせいで外界とはほとんど切り離された状態の為、独自の発展を遂げてきた教育特区であり、居住者は全員で50万人、そのうち16万人は何かしらの教育機関に所属する者だといわれています。

そんな学区内の一つである『第七学区』にある『私立天翔学園』。そこではやはり独自の教育システムが発展しています。

それが『部活動ポイント』と呼ばれるポイント制度です。私立天翔学園は「自主性を大事にする校風」故に、生徒達の部活動、または課外活動に関してとても盛んな学園で、これはそんな校風に則った制度となっています。

部活動での成果、または学校行事に参加したりすることで得られるポイントであり、これが高ければ高いほど、さまざまな待遇を部活動ごとに受けることができるようになっています。無所属の者には個人の待遇に還元されます。

なかでも一番人気な学校行事が『天翔学園歌唱コンテスト』。優勝をすると、他のどの活動よりも高い得点を得ることができるのです。


主人公・音之宮朔は、そんな天翔学園に転入をすることとなった学生です。彼は昔、スライヴセントラルに住んでいたという経験もあり、家庭の事情でふたたびこの土地に戻ってくる形となっていたのです。

そんな朔は、そこで神楽蒼介と往田詩の二人と出会います。二人はボカロを用いて楽曲を制作する活動を行っており、朔の歌声に聞き惚れた蒼介により、一緒に音楽を作ろうと彼を誘ってきます。

さらには、朔の歌声に目をつけた歌唱部からの勧誘や、考古学部やクラスメイト達との交流など、朔の天翔学園での『青春』が賑やかに巡り始めます。

ですが、彼にはどうしてもその青春を謳歌できない理由があったのです。

そしてその傍らでは、学園特区スライヴセントラル全体に関わってくる大きな「謎」も動き出しており、物語はただの学園青春ものとしてだけではない一面も見せてきます。

はたして、朔の学園生活は、そして「謎」はどうなってしまうのでしょうか。

ボカロ×声優CDシリーズが原作という新たな形から生まれた学園アニメです。

オリジナルのキャラとストーリー


『ACTORS-Songs Connection-』の最大の原作との違いは、アニメオリジナルキャラクターの追加です。

実は主人公の音之宮朔、そしてメインキャラクターである神楽蒼介、往田詩は、このアニメから追加された新キャラクター達なのです。

そのため、アニメの話は新キャラクター達によるアニメオリジナルストーリーが展開されていくのです。もちろん、これまでの既存キャラクターも多く出てきます。歌唱部、考古学部のメンバーは、一番はじめのCDからいるメンバーです。

この3人は現在CDシリーズの方にも逆輸入がされ、それぞれCDでの出演もしています。

既存キャラクターにくわえ、今アニメから新たに加わった彼らよによって『ACTORS』の物語がどのようなものになっていくのかが、アニメ『ACTORS-Songs Connection-』の最大の注目ポイントとなっています。

サクタスケのOP「ティターニア」

▲【10/30発売】TVアニメ「ACTORS -Songs Connection-」OPテーマ「ティターニア」 / サクタスケ【試聴動画】


OP『ティターニア』は、ACTORS-Songs Connection-のために書きおろされた新曲となっています。

ボカロカバーをメインとしてきた原作ACTORSでは、天翔学園の校歌をイメージして制作された『ときのねいろ~天翔学園校歌~』以来のオリジナルソングだと思われます。

歌唱を務めるのは、アニメから導入された新たなオリジナルキャラクターの『音之宮朔』『神楽蒼介』『往田詩』の3人です。クレジットには『サクタスケ』と表記されていますが、これは彼らの名前をくっつけて制作されたグループ名だと思われます。

事実、OP内では彼らが実際に歌を奏でているシーンも盛り込まれております。

このオリジナルキャラクター達が歌うOPが、圧倒的歌唱力で大勢のアニメ視聴者の間で「上手すぎる!」という感想が飛び交っています。

それもそのはず。実はこの3人を演じる声優は、皆音楽に特化した一面を持つ若手声優3人組なのです。


朔役の梶原岳人は学生時代にバンド経験をもつ、2017年にデビューしたばかりの男性声優。しかし、デビューしたその年に人気アニメ『ブラッククローバー』にて主演アスタを演じ、現在も『炎炎ノ消防隊』にて森羅日下部役を務めています。

バンド経験のおかげか、その声音はまるでバンドのボーカリストそのものの!メインボーカルとして他二人の声を引っぱりながら、楽曲を歌い上げています。

蒼介役の浦田わたるは、昨今大人気の歌い手『うらたぬき』です。ニコニコ動画、YouTubeなどで歌い手としての歌唱活動を行っていくなかで、2014年に声優としての活動を開始。

そののち2016年に自身がうらたぬきであることを明かし、現在は声優&歌い手、両活動を共に行っている歌手のエキスパートでもあります。

詩役の保住有哉も、岳人同様に2017年にデビューした声優です。デビューしたその年で人気アイドル音楽ゲーム『ドリスタR』にてメインキャラの一人日高なな緒を演じています。

アイドル役に抜擢されたその歌唱力はもちろん抜群。のんびり天然系マイペースなの詩の雰囲気を損なうことのない、のびやかな声がOP内で響いています。

こうした歌唱力抜群の3人が集って生まれた『サクタスケ』。今後、アニメではこの3人によるオリジナル楽曲が増えて行くことは間違いないでしょう。

Actors初のオリジナルソングを歌うこのグループが、一体どのような新曲を発表してくれるのか。今後に期待が高まるOPです。

YouTube限定公開 ボカロ版ティターニア

▲ティターニア / うたすけ

こちらのOPは、現在CDの発売にくわえ、YouTubeにて『ボカロ版』のMVが公開されています。

歌唱しているボーカロイドは初音ミク。MV内ではテレビ版では聴けなかった二番以降の歌詞も歌われており、その内容から今後の朔自身の心情に深く関わってくる大事なものなのではないか、と推測もされています。

なにより、ACTORSといえば『ボカロ』です。

今までボカロ曲をカバーしてきた側が、今度はそのオリジナルソングをボカロに歌って貰っている、というその状況に感動をするファンが続出。

物語内においても蒼介達がボカロによる楽曲制作を行っていたということがあり、彼らが実際に制作して動画をあげているようだ、といずれも高い評価を受けています。

MV内で魅せられるスライヴセントラル第七学区の街の風景もアニメでは、観切ることのできない美しさが込められています。

ぜひ、CDに収録されているサクタスケverと共にボカロ版『ティターニア』も聴いてみてください。

歌唱メンバー入れ替わりED

▲【10/30発売】TVアニメ「ACTORS -Songs Connection-」EDテーマ「INAZUMA SHOCK」【試聴動画】


ED『INAZUMA SHOCK』もOP同様、ACTORSオリジナルの新曲となっています。

しかし、OPと違うのは、こちらのEDには各部活動(またはグループ)verの歌唱が存在する点です。第1話ではサクタスケの3人が歌っていましたが、第2話では考古学部が、そして続く3話では歌唱部が歌っているのです。

いずれも各話のストーリーに深く関わって来た、その回のメインメンバー達が歌っています。

それにあわせ、EDの映像も各メンバーごとに変更が行われています。映像内では、本編内だけではなかなか観られない各キャラクターのかわいらしいデフォルトな絵も描かれていたりなど、ここにしかない楽しみも味わえます。

曲調自体もどこか一歩引いて世界観全体を表現するようだったOPから一転し、ガンガンと攻め込むロック調の楽曲へと姿を変え、十代のがむしゃら具合を熱く歌ったような楽曲となっています。

こちらも各歌唱verを収録したCDが現在発売中。それぞれの個性が溢れる各歌唱verのEDに注目です。

カバー曲のMVは原曲オマージュ

▲【ACTORS】非公開日誌 / 光司陽太(CV:保志総一朗)【PV】


現在、YouTube Actors公式チャンネルにて、これまでカバーしてきたボカロ楽曲がMVつきで動画公開を行われています。

そのなかには、アニメのメインキャラクター達による歌唱のものも、もちろんあります。

そのなかの一つ、ボカロP『みきとP』制作の『非公開日誌』はアニメ第3話『dolente』で実際に挿入曲として使用された楽曲です。

歌唱を務めるのは、朔の昔馴染みであり歌唱部活所属二年生の光司陽太、声優は『機動戦士ガンダムSEED』のキラ・ヤマトや『戦国BASARA』の真田幸村役などでおなじみの、保志総一朗です。

原曲MVをオマージュしたACTORS特別MVにあわせて『公開』と『後悔』をかけあわせて制作胸きゅん片思いソングであるこの楽曲を、彼のかわいくホッとするような少年声が歌いあげます。

▲【みきとP/ mikitoP】【GUMI】 hikoukai Nisshi/非公開日誌

その他の楽曲のMVも、YouTubeの公式チャンネルの投稿動画一覧にて観ることができます。

本編の歌唱で興味がわいた際は、ぜひ一度YouTube公式チャンネルを覗いてみてください。

ACTORSオリジナル曲「Cloudy day」

▲Cloudy day / うたすけ

さらにOPに続き、第1話で公開された蒼介&詩の2人による音楽グループ『うたすけ』制作の楽曲『Cloudy day』も、ボカロ版のMVが公開されています。

第1話では朔が歌唱したこの楽曲。元はボカロ楽曲として制作されたことがその本編内で明らかにされており、この動画はその物語に沿う形で発表されたものだと考えられます。

▲【試聴動画】TVアニメ「ACTORS -Songs Connection-」キャラクターソングCD Vol.1 音之宮 朔(CV:梶原岳人)【11/6発売】

2019年11月6日に発売された『ACTORS -Songs Connection- キャラクターソングCD Vol.1 音之宮朔』では、改めて朔歌唱版のフル音源を収録しています。

ボカロ版、朔版、と共に聴くことで、より深いACTORSの世界観に触れたような気持ちになれます。こちらもぜひ、両方共に聴いてみてください。

番外編四コマ、公式サイトにて連載中


音楽面でのクオリティにも注目ですが、各話ごとに深みを増していく物語内の謎もまた注目の箇所です。

物語の折り返し地点にあたる5話では衝撃の事実が発覚し、ようやくひとまずの落ち着きを手に入れたと思われた物語展開に、また新たな波乱の風を呼び起こしています。

はたして朔の抱える悩みはどうなるのか、そしてスライヴセントラル全体にまつわる謎とはどのようなものなのか。

さらにはアニメ公式サイトにて、番外編四コマ漫画『アニメACTORS~天翔学園の日常~』の連載も行われております。

こちらは公式Twitterのツイートにてその掲載発表が行われますので、アニメを気に入った方はTwitterの方も気にしてみてはいかがでしょうか。

全くもって予想がつかない物語展開を見せていくアニメ『ACTORS -Songs Connection-』、どのような結末になるか目が離せません!

TEXT 勝哉エイミカ

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