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じんって何者?
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じんは2011年、後に小説化やアニメ化もされることになる「カゲロウプロジェクト」の一曲にもなる『人造エネミー』でデビュー。
3曲目に投稿した『カゲロウデイズ』で初の殿堂入りを達成しました。
『人造エネミー』=人工的で敵であることから自然にとっても敵ではないか、と解釈したファンが自然の敵P、というP名を付けたことから、じん(自然の敵P)と呼ばれるようになりました。
デビューから1年も経たずに1stアルバムの『メカクシティアクターズ』をリリースし、ボーカロイド界を賑わせました。
ボーカロイドだけでなく、アニメ『<物語>シリーズ セカンドシーズン』でエンディングテーマソングの『アイヲウタエ』を提供したこともあります。
「カゲロウプロジェクト」とは?
『カゲロウプロジェクト』とは、2012年に新曲『コノハの世界事情』の投稿と共に発表された、楽曲を小説や漫画などとしても展開していくというメディアミックスプロジェクトです。
同年の5月には『カゲロウプロジェクト』にまつわる今まで投稿してきた楽曲や新曲を収録したメジャー1stアルバム『メカクシティデイズ』をリリースしました。
また、その約3ヶ月後の8月15日にはメジャー1stシングルとして『チルドレンレコード』をリリース。
更にプロジェクトを盛り上げました。
2014年には脚本をじん自身が執筆した『メカクシティアクターズ』を『魔法少女まどかマギカ』や『化物語』で有名なアニメ製作会社シャフトにてアニメ化。
じんの楽曲を聴くならこれ!
今まで数々の楽曲を発表し、ニコニコ動画のボーカロイドランキングを賑わせてきたじん。有名な曲が多く、最近ボーカロイドを聴き始めた人は何を聴いたら良いのかわからない、という人も多いのではないでしょうか?ここでは、そんな人におすすめのじんを代表する楽曲を紹介します。
「カゲロウデイズ」
2011年に投稿された「夏といえば、というよくある話」を題材にした楽曲。
キャッチーなメロディと、一見日常の一部のように見えるがサビで突き落としてくるような、日常からかけ離れた、ショッキングかつストーリーを感じさせる内容の歌詞が話題となり、投稿からわずか3日で10万再生を達成し殿堂入りを果たしました。
『カゲロウプロジェクト』の代表的な一曲であると言えます。小説と漫画では、この曲名がタイトルとして起用されています。
「チルドレンレコード」
『カゲロウプロジェクト』のオープニングテーマとして2012年に投稿された楽曲。
元から『カゲロウプロジェクト』の注目度があったこともあり、投稿から18時間10分で10万再生を達成しました。
疾走感のあるメロディと、当時発表されていた『カゲロウプロジェクト』のメインキャラクター全員が登場する、まるでアニメのオープニングのようなPVも話題となりました。
「サマータイムレコード」
『チルドレンレコード』と対に『カゲロウプロジェクト』のエンディングテーマとして2013年に投稿された楽曲。
「少し未来の話。」という文言と共に投稿されたこの曲は、思い出を振り返るような歌詞とエンディングロールのように流れる歌詞。
今まで物語に登場してきた背景や、キャラクターが夏を楽しむ様子が描かれたPVは、様々な展開を見せてきた『カゲロウプロジェクト』の最後を彩るに相応しい曲と言えるでしょう。
夏の終わりの、爽やかだけどノスタルジックさを感じさせるこの曲は『カゲロウプロジェクト』を知らない人にもオススメできる一曲です。
「日本橋高架下R計画」
2012年に投稿されたこの曲はIAの楽曲を集めたメジャーコンビネーションアルバム『IA/01 -BIRTH-』にも収録されている楽曲。
じん=『カゲロウプロジェクト』というイメージもあり、プロジェクトに関係が無かったこの曲はなかなか知名度は高いとは言えません。
しかし、細金卓矢さん制作の少し不思議な世界観の可愛いフルアニメーションPVと軽やかな曲調でどこか惹きつけられる魅力を持ったこの楽曲は、隠れた名曲と呼ぶに相応しい楽曲となっています。
じんのこれからにも注目!
聴いた人の心を掴むような曲や強く印象に残るような曲を発表し続ける『じん』。
『サマータイムレコード』で終わったように見えた『カゲロウプロジェクト』も2017年末に『カゲロウデイズ』の最終巻の発売と共に物語を更に掘り下げる楽曲『失想ワアド』の再始動を発表し、今に至るまで更なる展開を見せています。
また、活動もボーカロイド曲の制作や小説の執筆だけでは留まらず、アニメやバーチャルYouTuberなどへの楽曲提供も行っています。
今後もボーカロイド界だけでは留まらない活躍を見せる『じん』に注目です。
TEXT Noah