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大ヒットアニメ映画「すみっコぐらし」とは?
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『映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』をご存じですか?
ひょんなことで絵本の世界に吸い込まれた“すみっコたち”の大冒険を描いた作品で、11月8日の公開開始以来、ネットで話題沸騰中。
癒し系アニメと思ったら号泣したなど予想外のストーリー展開が感動を呼び、大人からの支持を集めました。
ぴあとフィルムワークの映画初日満足度では1位を獲得しています。
2019年11月16、17日の映画観客動員ランキングでは2位を記録。
全国のイオンシネマを中心に114館で上映され、累計動員は55万人、興収は6億7000万円を突破しました。
すみっコぐらしは、”リラックマ”や“たれぱんだ”などのヒットキャラクターを生み出してきた企業・サンエックスの人気キャラクター。
部屋の隅に集まって、ちょこんとしたたたずまいが可愛らしく小さなお子さんから大人にまで愛されています。
寒がりのしろくま、自分が何者だったか分からず自分探し中のぺんぎん、食べ残されたとんかつ、捕まるのを恐れて正体を隠すとかげ、恥ずかしがり屋のねこなど、ちょっぴりネガティブなキャラクター“すみっコ”がたくさん登場。
欠点や隠したい秘密がキャラクターの魅力であり、親近感がわくと大人からも支持されています。
初登場から7年、今や関連商品の売り上げ累計は現在200億円を突破。
アイテム数は1万点以上、一番人気の“てのりぬいぐるみ”は累計約800万個、イラストブックや書籍は約300万部を売り上げています。
2019年3月に発表された“日本キャラクター大賞2019”ではグランプリを受賞。
7周年を迎えた今も愛され、絶大な人気を誇るキャラクターです。
まいごのひよこのおうちを探せ!
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ある日、すみっコ達は行きつけの喫茶店“喫茶すみっコ”の地下室で一冊の絵本を発見します。
光りだした絵本に吸い込まれたすみっコ達。彼らがたどり着いたのは物語の世界でした。
そこで出会ったのはひとりぼっちのひよこ。
名前もおうちも分からないひよこを他人に思えないぺんぎん?はひよこのおうちを探そうと提案します。
ひよこのために一肌脱ぐことにしたすみっコ達ですが絵本の仕掛けが動き出し、全員離ればなれに。
果たしてひよこのおうちは見つかるのか。ひよこに隠されたひみつとは?
すみっコ達は元の世界に帰れるのでしょうか?
癒しとハラハラドキドキ、涙溢れる感動がぎゅっと詰まった65分。
冒頭でナレーションによるキャラクター紹介が入るので、初めて『すみっコぐらし』を観るという方でも楽しめますよ。
監督は『アイドルマスターシンデレラ劇場』『北斗の拳イチゴ味』など数々のショートアニメを手掛けてきたまんきゅう。
原作やキャラクターの魅力を引き出すのが巧みなアニメ監督です。
脚本はNHK Eテレの人形劇『銀河銭湯パン太くん』を代表するヨーロッパ企画・角田貴志が担当。
キャラクターデザインを手掛けたよこみぞゆりをはじめ、サンエックスのすみっコぐらしスタッフと意見を出しながら書いた冒険と感動のストーリーは最後まで目が離せません。
すみっコ達の声はなし。
体の動き、表情、文字だけで彼らの気持ちが伝わってきます。
小さな手足をジタバタさせながら動き回るすみっコ達はとにかく可愛いです。
井ノ原快彦と本上まなみのナレーションが物語の進行をアシストするので、文字が読めない小さなお子さんでも映画を楽しめますよ。
井ノ原快彦の語りは楽しい場面やスリリングなシーンを盛り上げ、本上まなみの語りは朗読風で温かいです。
クスッと笑えるシーン、多くの観客が涙腺崩壊したクライマックスなど感情があふれ出してくる映画となっています。
優しさに包まれる感動の結末に大注目!
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映画『すみっコぐらし』の魅力は、すみっコ達の優しさです。
すみっコ達は似たもの同士、隅にいるもの同士の仲間意識、信頼関係があります。
食べ残されたとんかつとえびふらいのしっぽの深い絆や、正体を隠しているとかげとにせつむりの秘密の共有関係。
そして、ぺんぎん?とひよこ。
自分の存在に自信がないぺんぎん?は、自分と同じ名前も分からない孤独なひよこに強い親しみと仲間意識を持ちます。
ひよこに寄り添うぺんぎん?の姿がとても頼もしくて応援したくなりますよ。
全編を通して、すみっコ達のひよこや仲間を思う気持ち、助け合う姿がしっかり描かれています。見ていて優しい気持ちになれる映画です。
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映画には見どころがふたつあります。
ひとつめは絵本の登場人物に扮するすみっコ達。
寒がりのしろくまがマッチ売りの少女、恥ずかしがり屋のネコが桃太郎、赤ずきんに扮したとんかつなどユニークな配役。
この配役だからこそクスッと笑えるシーンもあって楽しいですよ。
それぞれのすみっコを推したくなる可愛さがぎゅっと詰まっています。
桃太郎の鬼、赤ずきんのオオカミをチャーミングに見せるすみっコ達の活躍から目が離せません。
ふたつめの見どころは連続するどんでん返し。
絵本の仕掛けによって別の物語の世界にたどり着いたり、ピンチになったり、仲間や意外なキャラクターに助けられたりと見る人を飽きさせない展開が目白押しです。
特にひよこの正体から始まる切ないクライマックスからエンディングが終わるまでは涙なしには見られません。
すみっコとひよこの強い絆の美しさ、ほろり切ない気持ちとすみっコ達や絵本のキャラクター達の優しい気持ちで胸がいっぱいになります。
見て良かったと思える感動的な結末を是非堪能してくださいね。
すみっコ達の優しさいっぱい!心温まる「冬のこもりうた」
『映画すみっコぐらし』の主題歌『冬のこもりうた』を歌うのは、女優で歌手の原田知世。
1980年代に『時をかける少女』『天国に一番近い島』などの人気映画に主演。その主題歌も歌い、アイドルとしても活躍していました。
現在も女優と歌手を両立して活動しています。
『冬のこもりうた』は、冬の夜の情景を綴った心温まるバラード。
作詞は元チャットモンチーのドラマーで作詞家の高橋久美子、作曲・編曲を映画『恋は雨上がりのように』の劇中音楽を手がけた伊藤ゴローが担当しています。
ピアノやストリングスの美しいメロディと原田知世の優しく温かな歌声の耳残りが心地よく、何度も聴きたくなる一曲。
映画の中で、マッチ売りの少女姿のしろくまが冬の寒空の下でひよこに大切な風呂敷を貸したように、寒さを温かくしてくれる優しさが詰まった歌詞と歌声で心が温かくなりそうです。
歌詞の随時から感じられる囁かな優しさがとても温かく、すみっコ達のひよこへのさり気ない優しさが思い出されます。
エンドロール映像では、ひよこと仲間達の何気ない微笑ましい日常が描かれています。
なかにはひよこの生き生きした姿に、涙が止まらなくなってしまう方もいたほど。
映画の温かい世界観、原田知世のふんわり優しい歌声、ゆったりしたメロディーが見事にマッチ。聴いただけで映画が思い出され、涙があふれ出してくる名曲です。
本で広がるすみっコの世界を冒険しよう!
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大ヒット感動作『映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』。
長く読まれる絵本のような心温まる物語が子どもも大人も心にしみる作品となっています。
映画のパンフレットが完売した映画館もあり、人気の高さがうかがえます。まだ映画を見ていない方は是非、上映されているうちに映画館へ足を運んでみてくださいね。
映画の魅力に何度も触れたい方は本がオススメです。
映画の感動を丁寧に味わいたい方には児童文庫本、絵とともに楽しみたい方にはストーリーブックもあります。
特に文庫版は丁寧な文体で読みやすく、文章だけで映像が思い出されるクオリティ。小中学生のお子さんも大人の方もきっと満足できますよ。
また、親子で一緒に読むと楽しさも感動も分かち合えますね。
他にも魅力的な『すみっコぐらし』の絵本がたくさんありますよ。
映画で『すみっコぐらし』が好きになった方は是非、絵本に触れてすみっコ達の愛らしさ、優しさを堪能してくださいね。
本の片隅で可愛いすみっコ達が待っていますよ。
最新情報はこちらからどうぞ!
▷映画すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ公式サイト
▷映画すみっコぐらしとびだす絵本とひみつのコ公式Twitter
▷すみっコぐらし公式サイト
▷すみっコぐらし公式Twitterアカウント
TEXT Asakura Mika