ミドルテンポが印象的な楽曲!
歌詞を見ながら『unlasting』を聴くと、自然と涙が溢れてくるほど印象的な楽曲です。
テレビアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』のエンディングテーマに起用されている本楽曲は、ミドルテンポ調のバラード曲です。
これまでのLiSAの明るく楽しいアップテンポの楽曲とは違い、大人の雰囲気が漂っているのがポイント。
それでは『unlasting』の歌詞の考察をしていきましょう。
大切な人が自分の前からいなくなった悲しみの大きさ
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一人きりでも平気。と、零れ落ちた強がり
二人の眩しすぎた日が こんなに悲しい
ヒトリで生きられるなら
誰かを愛したりしないから
≪unlasting 歌詞より抜粋≫
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優しいメロディーから始まる『unlasting』。
この曲の主人公からは、大切な人が自分の傍から離れてしまったということが想像できます。
2人で過ごしたかけがえのない日々が失われた今、心に大きな穴が空いてしまったのです。
「1人で生きることができるのなら人を愛することをしない」と強がっていたけれど、貴方を愛してよかったと思っている。
2人で過ごした日々が、とても楽しく太陽のように眩しかったということが分かりますね。
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貴方の香り 貴方の話し方
今も身体中に "愛のカケラ"が残ってるよ
私の願い 私の願いはただ‥
どうか貴方もどこかで泣いていますように
≪unlasting 歌詞より抜粋≫
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貴方の香りや話し方は、ずっと私の心の中に残っているのです。
それは、どんなことがあっても忘れることはないという気持ちではないでしょうか?
貴方のことが忘れられないから、貴方自身も私のことを忘れないでいてほしいと願っていることがわかります。
そして、どこかに行ってしまった貴方が私と同じ気持ちで泣いていて欲しいと思っているのでしょう。
この歌詞の部分では、まだ未練を残している女性側の視点を描いています。
一歩ずつ前に進もうとしている
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いつも新しい一歩は重くて寂しい
もし生まれ変わっても
もう一度貴方に出逢いたい
≪unlasting 歌詞より抜粋≫
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大切だった人との別れを経験した主人公は、一歩ずつ前に進もうとしています。
別れを経験した後の一歩目は、少し重く感じ、この一歩は貴方のことを忘れてしまうような一歩になってしまうようで寂しく感じるのではないでしょうか?
一歩を踏み出そうとしているときに感じたことは、生まれ変わったとしても「貴方ともう一度めぐり会いたい」ということなのでしょう。
今度は、別れを経験しなくても良いように、ハッピーな気持ちで貴方と最後まで共に歩んでいきたかったのではないでしょうか?
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真夏の日差し 真冬の白い雪
巡る季節中に "愛のカケラ"が舞い落ちて
幸せなのに どこかで寂しいのは
貴方よりも大きな 私の愛のせい
≪unlasting 歌詞より抜粋≫
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めぐる季節の中で、他人の「愛のカケラ」を見ては、大切な貴方の面影を探しているように感じます。
幸せだけど寂しいと思ってしまうのは、大切な貴方が私の傍にもういないからということなのです。
最後は幸せを祈るように締めくくる
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今も身体中に "愛のカケラ"が残ってるよ
私の願い 私の願いはただ‥
どうか貴方が幸せでありますように
≪unlasting 歌詞より抜粋≫
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初めは、どこかで私と同じ悲しい気持ちであってほしいと願っていましたが、最後に願うのは、貴方の幸せ。
ここの歌詞には、深い悲しみが「永遠」に続かないことを祈っているかのようですね。
どこかで悲しみを断ち切らないといけないと思っているのではないでしょうか?
公式YouTubeチャンネルにて、LiSA 『unlasting』 -MUSiC CLiP YouTube EDIT ver.-が公開中。
こちらも是非、チェックしてみてください。
今までのLiSAの明るいキュートな印象とは一味違います。
大切な誰かを思い、祈りが込められている歌となっています。
LiSAにとっては珍しいミドルバラード調の楽曲のミュージックビデオです。
TEXT pooh_nm77