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富野監督の真骨頂!劇場版「Gのレコンギスタ」を見るしかないでしょ

『機動戦士ガンダム』放送から40年。難しいと酷評された富野由悠季監督の『Gのレコンギスタ』が劇場アニメとして復活。映画では世界観描写、人物の心理描写をリメイクし面白くなったと評価されています。この記事では映画と主題歌の魅力に迫ります。
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ロボットアニメ界の巨匠の自信作「Gレコ」とは?


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『ガンダムGのレコンギスタ』は、2014年10月から半年間アニメイズム枠で放送された富野由悠季監督のロボットアニメ作品で、2019年11月29日からテレビシリーズを再構築した劇場アニメが2週間限定で公開されています。

富野由悠季監督は『機動戦士ガンダム』、『戦闘メカザブングル』、『聖戦士ダンバイン』など数々の人気作を手がけてきたロボットアニメ界の巨匠。

宇宙艦艇を地球上で飛行可能にし、通信妨害を可能にしたミノフスキー粒子など斬新な技術設定、リアルな戦闘描写など旧来のロボットアニメにはない要素を数多く考案してきました。

彼のアニメは日本のみならず海外にも影響を与え、日本の芸術文化の振興に多大な貢献したことから令和元年度文化庁長官表彰を受賞しています。

今回の劇場版『GのレコンギスタI 行け!コアファイター』は、富野由悠季監督の自信作。

視聴者から分かりにくいと言われたテレビシリーズを、描ききれていなかったキャラクターの人柄や世界観、追加シーンや台詞を駆使して丁寧にリメイクされました。

世界観に入りやすく、キャラクターの心情を察せる作品に仕上がっています。

▲富野由悠季監督インタビューPV【ガンチャン】

四角くない世界に向き合う少年少女の冒険ストーリー


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『Gのレコンギスタ』の舞台はファーストガンダムから続く宇宙世紀より遙か未来、リギルド・センチュリー。

リギルド・センチュリーは電力を宇宙からの供給に頼り、科学技術の発展を抑制した時代です。

そうなった背景には、かつて勃発した大戦と食糧危機がありました。

その時代に食糧にされた人間の末裔・クンタラは差別され、現在も低待遇を強いられています。

宇宙から電力を輸送する軌道エレベーター、キャピタル・タワーは人類の命綱。

そのキャピタル・タワーを守る組織が主人公のベルリ・ゼナムが候補生として所属しているキャピタル・ガードです。
 
劇場版『GのレコンギスタⅠ行け!コアファイター』はエネルギーの管理によって地球の平和を維持しようとするキャピタルと、キャピタルによるエネルギーの独占から脱し更なる発展を目指すアメリアの衝突を軸に描かれています。

▲劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コアファイター」冒頭3分【ガンチャン】

物語の始まりは、成層圏から降下した謎のモビルスーツを巡るキャピタル・ガードと宇宙海賊の争いでした。

キャピタル・ガードの士官デレンセンは戦闘中、モビルスーツから脱出した少女・ラライヤを保護します。

そして、モビルスーツは海賊部隊に鹵獲されてしまったのです。

ある日、キャピタル・ガード候補生のベルリは初めての実習中、謎のモビルスーツ・G-セルフの襲撃を受けます。

教官や仲間の協力の末、ベルリはG-セルフの鹵獲に成功するのです。

G-セルフに搭乗する海賊部隊の姫・アイーダが気になるベルリは、アイーダにしか開かないハッチを開け、G-セルフを簡単に起動させてしまいます。

G-セルフに選ばれたベルリに待ち受ける運命、その果てに待ち受けるリギルド・センチュリー全体を揺るがす真相とは?

ベルリ達と一緒に謎の真相をこの目で確かめてみてください。


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劇場版の魅力は、様々な国家や勢力が入り乱れた複雑な世界をベルリとアイーダの視点で再編集したところにあります。

映画ではふたりの感情と関係の変化に集中して楽しむことができるので、テレビシリーズより分かりやすいと好評です。

テレビシリーズでは、明るくて飄々としたベルリについて「何を考えているか分からない、共感しづらい」という意見に対し、ベルリの本心が垣間見える演出が追加され、アイーダのベルリへの心情も新規追加シーンのおかげで共感できるものになりました。

これにより、ふたりとも応援できるキャラクターになっており、簡単に世界観に入り込めるようになっています。

わだかまりを抱えたベルリとアイーダが、向かう先でどんな出来事が待ち受けているのか楽しみですね。

超豪華キャストとスタッフに注目!


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劇場版『Gのレコンギスタ』では富野由悠季監督がテレビシリーズに引き続き脚本を担当しています。

アイーダの「世界は四角くないんだから!」など監督の個性か光る決め台詞にも注目です。

キャラクターデザインは『交響詩篇エウレカセブン』の吉田健一、メカニックデザインは富野由悠季監督の『オーバーマンキングゲイナー』を手が

けた安田朗と山根公利が担当しています。

G-セルフはガンダムらしいトリコロールカラーで、懐かしさを感じさせるデザインが魅力的です。

劇場版のG-セルフは黄色い楕円形の目の構造が細部まで描写され、そこに目の奥が光るエフェクトが加わり、さらにかっこよくなっていますよ。

音楽は『PSYCHO-PASS』シリーズや『ジョジョの奇妙な冒険』の第3部以降の音楽を手がけた菅野祐悟。

地球から宇宙の彼方へ広がるスケールの大きな『Gレコ』の世界観を音楽で巧みに表現されています。

懐かしさと温かさを感じさせる作画と壮大な音楽に注目です。

▲劇場版『GのレコンギスタⅠ』「行け!コアファイター」予告編【ガンチャン】

主要キャストも豪華で若手からベテランまで勢揃いです。

ベルリ・ゼナム:石井マーク
アイーダ・スルガン:嶋村侑
カーヒル・セイント:森川智之
ラライヤ・マンディ:福井裕佳梨
ルイン・リー:佐藤拓也
デレンセン・サマター:小山剛志
クリム・ニック:逢坂良太
ドニエル・トス:辻親八
マニィ・アンバサダ:高垣彩陽
ノレド・ナグ:寿美菜子

ベルリ役の石井マークは『Gのレコンギスタ』のテレビシリーズがデビュー作。

『ハイキュー!!』の灰羽リエーフ役や『ヴァンガード』の新導クロノ役など明るいキャラクターが有名です。

映画では素直でしっかりした性格になったベルリを丁寧に演じており、演技力の成長を感じます。

天真爛漫なヒロイン・ラライヤに『天元突破グレンラガン』のニア役の福井裕佳梨。

強くて頼れるベルリ達の教官・デレンセン役に『ゼロから始める魔法の書』の傭兵役の小山剛史など、キャラクターと声優のイメージがぴたりと合ったキャスティングが絶妙ですね。

キャラクターの魅力がよく伝わり、ストーリーに引き込まれます。

個性派揃いなので、見たらきっと推したくなるキャラクターに出会えますよ。

映画の主題歌はおなじみのあの名曲!



映画『GのレコンギスタⅠ』は、オープニングテーマとエンディングテーマのいずれもテレビシリーズと同じ楽曲となっています。

リアルタイムで視聴していたファンなら当時を思い出して胸が熱くなる選曲です!

オープニングテーマはGARNiDELiAの歌う『BLAZING』。

GARNiDELiAは、じん(自然の敵P)など様々なアーティストのゲストボーカルを務める女性ボーカリスト・メイリアと実力派コンポーザー・tokuによるユニット。

2014年にアニメ『キルラキル』後半オープニングテーマ『ambiguous』でデビュー。

『BLAZING』は、ストリングスの優雅なイントロから四つ打ちビートに変化するギターロック。

メイリアの艶やかでパワフルな歌声とクラシックとスピード感を併せ持ったメロディーとギターサウンドの融合がかっこいいです。

▲GARNiDELiA『BLAZING』

ベルリとアイーダの出会い、答えのない未来に突き進むベルリを彷彿とさせる歌詞は『Gのレコンギスタ』の世界観を表しているように感じます。

オープニング映像は、本編のシーンをつなぎ合わせたもので、アイーダに惹かれるベルリや躍動感のある戦闘描写など曲に合わせたシーンが使われており、楽曲にはまっています。

この楽曲は富野由悠季監督自らが数十曲ある候補から選曲したものでtokuに関しては富野由悠季監督から“大物になる”と賞賛されています。



歌詞には背中を押してくれる力強い言葉が綴られており、辛い時や落ち込んだ時に聴くと勇気が湧いてきますよ。

5年経っても色褪せないかっこよさ満点のオープニングテーマです。

これぞ「Gレコ」!爽快感と元気をくれる名曲「Gの閃光」



劇場版『GのレコンギスタⅠ』の主題歌はテレビシリーズのエンディングテーマ『Gの閃光』です。

作詞を担当する井荻麟は、富野由悠季監督のペンネーム。



作曲は、劇中音楽を担当する菅野祐悟で、耳に馴染む爽やかで明るいこの歌を歌うのは、ハセガワダイスケです。

『Gの閃光』は彼のデビュー曲で、その他にも『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』オープニングテーマ『裏切り者のレクイエム』も彼を代表する楽曲です。

一度聴いたら忘れられないストリングスの効いた爽やかなメロディー、ストレートに若者への熱いエールが綴られた歌詞は聴くだけで心が晴れやかになれます。

▲「ガンダムGのレコンギスタ」エンディングテーマPV

『Gの閃光』は劇場版ではスタッフロールで流れますが、時折テレビシリーズのエンディング映像が挿入されています。

元気いっぱいに飛び跳ねるベルリ、アイーダ、チアガール達、空を悠々と飛んでいくG-セルフ。

爽やかで元気いっぱいな彼らを見ていると、こちらも明るい気持ちになれますね。

どんなストーリー展開になっても、この曲を聴くだけで元気になれる中毒性のあるエンディングテーマです。

映画2作目は2020年2月!待ち遠しくても、待て!



長く愛されている熱い主題歌と編集によって分かりやすくなったストーリーで話題になっている映画『GのレコンギスタⅠ行け!コアファイター』。

新宿ピカデリーでの11/29-12/1週末動員ランキングで『アナと雪の女王2』に次ぐ2位を記録し、Twitterでも話題沸騰中です。

続編『GのレコンギスタⅡ』は、2020年2月に公開予定ですが早くも続きが見たいと期待の声が上がっています。

2作目以降の主題歌は富野由悠季監督が直々オファーで、DREAMS COME TRUEの新曲が決定されました。

どんな主題歌になるのか楽しみですね。

映画『GのレコンギスタⅠ行け!コアファイター』は、初めて『Gのレコンギスタ』に触れる方も、リアルタイム視聴時に途中でリタイアした人も世界観やキャラクターに引き込まれる作品となっています。

同時公開で配信レンタルでも公開中なので、上映している映画館が近くにない方は、是非レンタルで楽しんでみてくださいね。


TEXT Asakura Mika

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