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新感覚の時代劇!注目のコメディ映画「決算!忠臣蔵」が見逃せない理由とは?

2019年11月より上映中の映画『決算! 忠臣蔵』は、これまで見たことのない「忠臣蔵」を描いたエンターテインメント作品です。豪華なキャストが軽快ででエネルギッシュに演じている『決算! 忠臣蔵』の魅力を紹介します。
TOP画像引用元 (Amazon)

予算達成エンターテインメント『決算!忠臣蔵』ってどんな物語?



『決算!忠臣蔵』の原作は、東京大学史料編纂所教授・山本博文の『「忠臣蔵」の決算書』を基に『殿、利息でござる!』や『忍びの国』などの話題作でも知られる中村義洋監督が自身でノベライズした物語を実写映画化した作品です。

舞台は江戸時代前期の元禄14年3月14日、吉良上野介との確執が原因で江戸城内で刀傷を負わせた罪により即日切腹を言い渡された播磨赤穂藩の藩主・浅野内匠頭。その主君の仇討ちと御家再興立ち上がった、大石内蔵助を筆頭とする赤穂浪士たちの活躍の裏舞台を描いています。

こちら一連のエピソードは「赤穂事件」として、現代にも語り継がれています。

▲映画『決算!忠臣蔵』予告90秒 11月22日(金)全国ロードショー

本作では仇討ちを果たすために必要となる「お金」がテーマ。

仇討ちのチャンスはたった一度きり。そんな緊迫した状況に追い打ちを掛けるように、予算として工面した9500万円がみるみるうちに消えていく有り様。

旅費や家賃に食費、武具の調達やさらに隠蔽工作までに費用がどんどん投じられてゆく……討ち入り成功の秘訣は実は節約にあった!?

殺陣のシーンを極力省いているのにも関わらず、物語のクライマックスまでドキドキハラハラの展開はこれまでの「忠臣蔵」とは全く異なる描き方です。

新機軸の経済エンターテインメント『決算!忠臣蔵』に注目が集まっています。

劇中の掛け合いはすでにお笑いコンビ?堤真一とナイナイ岡村の異色過ぎるダブル主演!



本作でダブル主演を務めるのは、大石内蔵助役の俳優・堤真一と矢頭長助役のナインティナイン・岡村隆史です。

岡村隆史はなんと本作が映画初主演となり、内蔵助を陰から支える勤勉な勘定方という物語の鍵を担う重要な役を演じています。

また、二人とも関西出身ということもあり、赤穂浪士の陣頭指揮を執る熱血漢溢れる内蔵助と、勘定方として藩を陰から支える寡黙な長助のテンポの良い関西弁の掛け合いは漫才のように見応えがあり、映画初共演とは思えないほど相性もピッタリです。

そして、『決算!忠臣蔵』は、松竹と吉本興業の合同製作であるところもポイント。

実力派俳優から注目の若手俳優、人気アイドル、お笑い芸人などが一同に会し、これまでの「忠臣蔵」とは一線を画すメンバーで展開されていくバライティに富んだ会話劇も本作の見どころの一つです。

<その他の出演キャスト>
濱田岳
横山裕(関ジャニ∞)
妻夫木聡
荒川良々
竹内結子
石原さとみ
西川きよし
阿部サダヲ
鈴木福


仇討ちで無駄遣いはご法度?赤穂浪士たちを悩ませた藩の経済事情を「決算!忠臣蔵」から学ぶ



昭和〜平成期では、年末年始のTVドラマの題材として取り上げられる機会が多かった「忠臣蔵」。

『NHK紅白歌合戦』や『新春かくし芸大会』などとともに日本の風物詩として国民に親しまれてきた時代劇です。

しかし、本作はこれまでのような忠誠心のもとに主君の仇討ちに燃える浪士たちのカッコ良い勇姿を描くものではなく、「忠臣蔵」を語る上で絶対に欠かすことのできない「松の廊下」のシーンも本作には登場しません。

吉良上野介を討ち取るための準備として掛かる多額の予算を時に散財、または節約、足りなければ資金調達に各地へ奔走したり……そんな内蔵助や浪士たちの庶民的な姿には驚きを超えて愛着を感じてしまいます。

これまでの映画では決して語られてこなかった赤穂浪士たちのもう一つの戦いが楽しめる内容に仕上がっているのも『決算! 忠臣蔵』ならではの面白さです。

「決算!忠臣蔵」は世代を問わず楽しめるエンタメ作品!



コメディー要素を随所に盛り込みながらも、史実としての側面もきっちりと持ち合わせた歴とした時代劇の新たな表現に中村監督が果敢に挑んでいます。

また、資本経済においても重要な役割を担う「お金」を共通言語に、フラットな感覚で江戸時代の生活観や文化に触れることができる「忠臣蔵」は本作が初めてです。

『決算!忠臣蔵』は歴史ファンのみならず、小さい子供から高齢の方まで楽しむことができる年末を飾るのにふさわしい珠玉のエンターテインメント作品に仕上がっています。

2019年の年末は是非映画館でチケットを購入し、迫力の大スクリーンで本作を観てみてはいかがでしょうか?


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