嵐の代表的ラブソング「One Love」
2008年に発売された嵐の22枚目のCDシングル『One Love』。オリコンランキングでは初登場1位。また、2008年7月度月間ランキングでも1位。
同年の年間ランキングでは2位に輝きました。
表題曲である『One Love』は、嵐のメンバー松本潤が主演を務めた映画「花より団子F」の主題歌となり話題となりました。
『One Love』は、ベストアルバムには収録必須となっている、嵐の代表曲の1つです。
あなただけに愛を
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伝えたくて 伝わらなくて 時には素直になれずに
泣いた季節を 越えた僕らは 今とても輝いてるよ
≪One Love 歌詞より抜粋≫
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愛する人を愛していくためには、様々な葛藤がありますよね。
時には自分の気持ちを誤解されてしまったり、また、時には相手の気持ちを理解することができなかったり、すれ違う時もあるのではないでしょうか。
そんなすれ違いの中で、別れを決断することも人生にはあるでしょう。
しかし、この歌詞に出てくる2人は同じ人生を歩もうと決断したのです。
それが『One Love』という歌詞の物語であり、タイトルに込められた意味ではないでしょうか。
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百年先も 愛を誓うよ 君は僕の全てさ
≪One Love 歌詞より抜粋≫
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『One Love』は、直訳すると「1つの愛」という意味になりますが、英語圏では「愛しているのはあなただけ」という意味で使われます。
つまり『One Love』というタイトルには「あなたを愛し続ける」という真っすぐなメッセージが込められており、それは歌詞に出てくる男性の心情を表したものになっているのではないでしょうか。
支えてくれたから今、愛し合える
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かけがえのない 出逢いは奇跡を繋いでく
思い出 重なりあう
≪One Love 歌詞より抜粋≫
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2人が愛を誓いあうまでにはたくさんの物語があります。
2人だけでは抱えきれないことも友人や家族など、誰かの支えのおかげで、真っすぐに愛を誓いあえる日が来るのではないでしょうか。
そして、人との出会いが重なることで運命の相手に出会えるのでしょう。
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どんなときも 支えてくれた 笑い泣いた仲間へ
心込めて ただひとつだけ 贈る言葉はありがとう
≪One Love 歌詞より抜粋≫
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全てのことが奇跡のように繋がって2人は愛し合っているのだという気持ちがこの歌詞にはこめられているのではないでしょうか。
感情を分かち合える友人や仲間がいるから、1つの愛を1人の相手に迷わずに注ぐことができる、ということも歌詞に込められたメッセージの1つなのでしょう。
未来を輝かせるのは、たった1つの愛
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世界中に ただ一人だけ 僕は君を選んだ
君といれば どんな未来も ずっと輝いているから
≪One Love 歌詞より抜粋≫
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1人の愛する人と出会い、結ばれるというのは人生において、とてもかけがえのない出来事です。
人生の喜怒哀楽を共にして、一生1人の相手を愛し続けることは簡単なことでないでしょう。
それでも愛する人がいつもそばにいてくれる喜びを噛み締めながら、その相手がいるだけで他に何もいらないという愛の強さこそが、未来を輝かせるのではないでしょうか。
TEXT 桶木英明