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【歌詞コラム】「to the moon」がオシャレ!ヨギーは令和のピチカート?

ぎゅっとまとめ
  • 1970年代から2010年代のシティポップの系譜を振り返る
  • 『to the moon』とピチカート・ファイヴの名曲『東京は夜の七時』の共通点
  • デビュー以来洗練され続けるYogee New Wavesの魅力

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Yogee New Waves初のドラマタイアップ曲に決定し、テレビ東京ドラマ25『ひとりキャンプで食って寝る』の主題歌として発売された『to the moon』。2014年のデビュー以来、年々洗練されていくヨギーの歌詞の世界を考察します。

公開日:2020年1月25日 更新日:2020年1月25日


この記事の目次
  1. ・「オシャレ」が結ぶシティポップの系譜
  2. ・昔も今も東京の夜は眠らない
  3. ・ヨギーが誘う「月」に行くには?
  4. ・Yogee New Waves 最新情報
  5. ・リリース情報
  6. ・配信情報
  7. ・Yogee New Waves Profile

「オシャレ」が結ぶシティポップの系譜


「シティポップ」という言葉を頻繁に目にするようになったのは、ここ4、5年ほど前からではないでしょうか。

suchmos、LUCKY TAPES、Nulbarichなど、聴いているだけでオシャレな気分にさせてくれる音楽、それが「シティポップ」と呼ばれている音楽ですよね。

「シティポップ」の原点は、1970年代から80年代にかけて登場した山下達郎、松任谷由実、大瀧詠一らのニューミュージックだと言われています。

そして、フリッパーズ・ギターやORIGINAL LOVEを中心とした1990年代の「渋谷系」が、第二のシティポップ・ムーブメントだったのではないでしょうか。

2014年にデビューしたYogee New Wavesも「都会的で洗練されたポップミュージック」という「シティポップ」の系譜を受け継ぐバンドです。

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to the moon
月へ直滑降さ
≪to the moon 歌詞より抜粋≫
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山下達郎の『SPARKLE』を彷彿とさせるリズミカルなカッティングギターのイントロと、「月へ直滑降さ」というORIGINAL LOVEの『月の裏で会いましょう』を思い起こさせる歌詞で始まる『to the moon』。

Yogee New Wavesは1970年代から1990年代のカルチャーを経て生まれた、2010年代の「シティポップ」を象徴するバンドのような気がします。

昔も今も東京の夜は眠らない



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グッバイ今までの自分とは
違うことに気づいていて
別に明日死ぬわけじゃないし
ここは東京 いかれた気分さ
≪to the moon 歌詞より抜粋≫
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シティポップらしくスタイリッシュに幕を開けたこの曲が導いた場所。

そこは「夜の東京」でした。

最新のトレンドを集めては発信する首都東京の夜に足を踏み入れたなら、いつもとは違う自分になってオールナイトで遊んでしまう。

そんなクレイジーな東京ナイトシーンを表現できる詩は、東京都出身のボーカル角舘健吾ならではですね。



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だって何年たっても君に
夜を告げる 夜
何年たってもふいに
夜に溺れる ぼく
≪to the moon 歌詞より抜粋≫
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この曲を聴いていて次に思い浮かんだアーティストが、1990年代の「渋谷系」を代表するピチカート・ファイヴ。

ピチカート・ファイヴを知る人には、「別に明日死ぬわけじゃないし」と歌う野宮真貴の声が聴こえてくるような気がするほど、この歌詞からピチカートを感じられますよね。

1993年『東京は夜の七時』で「トーキョーは夜の七時 嘘みたいに輝く街 とても淋しい」と、賑やかさの中で孤独も感じる不思議な東京の夜を歌ったピチカート・ファイヴ。

それから26年後の今も、若者たちを惹きつけてやまない東京の夜の魅力を描いた『to the moon』は、2019年版『東京は夜の七時』のように思えてくるのです。

ヨギーが誘う「月」に行くには?



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ねえ 月まで行こうよ
「たどり着けないぜ」
そんなセリフには
最低さ!そんな言い訳は!
≪to the moon 歌詞より抜粋≫
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夜の東京で「月まで行こうよ」と言われたら、あなたは何と答えますか?

もし「たどり着けないぜ」などと答えようものなら、それは野暮と言うものです。

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ねえ 月まで行こう さあ
たどり着けない 生き物のようにね
≪to the moon 歌詞より抜粋≫
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なぜなら「夜の東京」こそが「月」と同じ別世界。

夜の東京で心を解き放てば、月にたどり着けない人間でも別世界で楽しめるんだよと、Yogee New Wavesは誘っているのではないでしょうか。

1stアルバム『PARAISO』からセンスの良さで知られ、最新アルバム『BLUEHARLEM』に収録されている『Bulemin' Days』では、「部屋のすみで 少しだけピアノを弾き 地球の裏の だれかのことを想う」という小沢健二かと見まごう角舘健吾の詩人ぶりに驚かされた方も多いでしょう。

そして、令和初のシングル『to the moon』で、「渋谷系」の中でも「オシャレ」の代名詞だったピチカート・ファイヴを思わせる楽曲を披露したYogee New Wavesは、令和のピチカートとも言える「洗練」の極みに達したような気がします。


TEXT 岡倉綾子

YogeeNewWaves(ヨギー・ニュー・ウェーブス)は、日本のロックバンド。東京を拠点に「シティ・ポップ」を牽引する音楽を構築している。2013年に幼馴染であった、角館健悟(ボーカル・ギター)と矢澤直紀(ベース)を中心に結成。同年9月、粕谷哲司(ドラムス)、松田光弘(ギター)が加入。2014年4月、RomanL···

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