SiM(シム)ってどんなバンド?
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SiMの音楽はメタルやハードロックにレゲエの要素が取り入れられています。
メンバーはボーカルのMAH(マー)、ギター・シンセサイザーのSHOW-HATE(ショウヘイト)、ベースのSIN(シン)、ドラムのGODRi(ゴリ)の4人。
単独ライブツアーやイベント、フェスなど精力的に活動をしているロックバンドで、ファン層は若者が中心ですが、ロックを愛する人々に広く支持されています。
シングル「EViLS」でメジャーデビュー
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2004年、スリーピースバンド「Silence iz Mine」として湘南で結成され、翌年にSiMに改名しています。
当初現メンバーはMAH以外いませんでした。今のメンバーがそろったのは2009年のことです。
2010年のツアー中にSHOW-HATEが脳梗塞で倒れ、急遽ツアーをキャンセルするなどのハプニングもありましたが、見事回復し今も4人で激しいパフォーマンスを見せてくれています。
2012年にはSUMMER SONICに出演し、翌年の2013年の4月にジングル『EViLS』でメジャーデビューを果たしました。
全作品のiが小文字の理由
SiMの曲のタイトルや作品名の「i」は、バンド名に掛けてほとんど小文字です。
一人称や文頭の場合のみ大文字表記にしていますが、他のすべての「i」が小文字になっています。
現在の「SiM」という名前は、結成当時のバンド名「Silence iz Mine」の頭文字をとっています。
Silence iz Mineの意味は「静寂は我の物なり」。音楽の間を操るバンドという意味を持つそうです。
メジャーデビュー後のSiM
メジャーデビューを果たした2013年4月から半年後の10月にはメジャーで初のアルバム『PANDORA』をリリースし、週間オリコンチャート5位になりました。
2015年には、インディーズ時代からずっとライブハウスで開催していたイベント「DEAD POP FESTiVAL」を、初めて野外フェスという形で川崎市内の公演で開催しています。
その他、地上波の音楽番組に出演するなどしてSiMの名前と音楽はどんどん広がっていきました。
さらに大きく世間に名が知れ渡ったきっかけは、その同年にYouTubeで『KiLLiNG ME』のPVの再生数が1,000万回を超えたことでしょうか。
精力的に活動し続ける彼らの勢いは、その後も勢いを増すばかりでした。
最初で最後の日本武道館ライブ
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2016年、彼らは自ら「最初で最後」と公言し日本武道館でのライブを開催します。
「日本武道館は特別な会場であり続けて欲しい」という彼らの想いから「最初で最後」ということだそうです。
チケットはすぐにSOLD OUT。当日の会場には今までにないくらいの人数で埋まりました。
彼らの、どのライブでも演奏されてきた『KiLLiNG ME』からの幕開けに会場は大盛り上がり。
はじめてのアコースティック演奏や、サプライズの席替えまであったのです。
その場でルーレットをまわし、選ばれた2階席の4名は最前列のステージ中央席へ移動し、ライブを鑑賞しました。
SiMおすすめ曲3選
SiMの魅力のひとつはライブですが、各楽曲のMVにも強いメッセージが込められています。SiMを聴くならこの3曲は押さえていただきたいという曲が、次の3曲です。
代表曲「KiLLiNG ME」
先ほどから何度か登場しているSiMの代表曲『KiLLiNG ME』です。
この曲は作詞がMAH、作曲はSiMのメンバー全員です。約3分という短い曲ですが、この曲の歌詞にも注目するとさらにMVを楽しむことができるでしょう。
SiMはサウンドやパフォーマンスはもちろん、歌詞も高く評価されています。そのことがよくわかる1曲がこちらの『KiLLiNG ME』です。
ゲームのテーマソング「A」
作詞はMAHで作曲はSiM。この曲はPlayStation4の人気ゲームソフト「龍が如く 極2」のテーマソングに起用されています。
このゲームからSiMを知ったという方もいるかもしれません。
MAHさんは「龍が如く」の大ファンだそうです。新宿歌舞伎町をイメージした街を舞台に物語を進めていくゲームで、Youtubeや配信サイトでもゲーム実況する人が多くいます。
まさにこの曲は「龍が如く」をイメージして作られた曲で、MVにもその雰囲気が大きく表れています。
SAND CASTLE feat. あっこゴリラ
あっこゴリラは日本の女性ラッパーです。
もともとガールズバンドHAPPY BIRTHDAYでドラムを担当していた彼女はバンドの解散後、2018年からラッパーとして活動をはじめました。
作詞はMAHで作曲はSiM、5thフルアルバムの新曲として収録されています。
あっこゴリラのカラーが色濃く入ったトロピカルなMVに、なかなか見れないSiMのいろいろな表情を垣間見ることができるでしょう。
レゲエの要素が強い1曲になっています。
勢いを増すSiMの今後に注目
ロックファン・ライブファンの注目を集める「SiM」。圧巻のステージと音楽を持つ彼らの今後の活躍は、まだまだ止まることを知らないようです。
SiMの重たいサウンドに込められたメッセージや、高いエンターテイメント性に今後も目が離せません。
TEXT Imahashimiwa