歌い手莉犬、初のオリジナルフルアルバム表題作「タイムカプセル」
『タイムカプセル』は2020年1月11日にYouTubeにて公開された、歌い手「莉犬」のオリジナルソングです。
作曲は莉犬が所属するエンタメグループ『すとろべりーぷりんす』のメンバーである「るぅと」と、その彼とよく共に作曲を行う「松」が担当。作詞はボーカルである莉犬自身が務めています。
2019年12月に発売された莉犬初となるオリジナルフルアルバム『タイムカプセル』の表題作にもあたる楽曲ともなっており、今作ではオリジナルのMVをつける形で公開されています。
投稿からたったの5日で、その再生回数は45万回を越えており、その再生数は今もとどまることを知らずに伸び続けています。
その人気の秘密はどこにあるのか。楽曲の魅力について迫ってみましょう。
詰め込まれたものは、莉犬自身の思いの丈
『タイムカプセル』は、ピアノをメインとしたバラード楽曲です。
おなじすとぷり所属の歌い手るぅと、そして松により制作されたメロディーにのせて歌われるのは、莉犬自身の思いの丈をぶつけた歌詞となっています。
投稿後に行われた放送にて、莉犬自身がこの楽曲に関する話を行っており、その歌詞に込められた細かな思いを公表。
一つ一つの歌詞に、様々なメッセージが込められており、それはすとぷりのメンバー宛だったり、この楽曲を聴きに来てくれている人達に向けたものであったりと、莉犬自身が思い続けていたものを莉犬自身の言葉によって綴られたことが明かされています。
MV内では、そのメッセージの存在を象徴するかのように、たくさんの手紙の存在が何度も描かれ、その封筒には犬の足跡の模様がついていたり、おなじく足跡を象った封蝋がつけられていたりなど、その描写から莉犬自身の言葉や気持ちが綴られた手紙だと推測されます。
最後には箱の中にしまわれてしまう描写が行われますが、この楽曲のタイトルは時間を超えて思い出を届けてくれる「タイムカプセル」。
思いを閉じ込めたり、隠したりといった暗い描写というよりは、またいつか思い出す為に大事に仕舞っておこう、といった思いが込められているのかもしれません。
先の放送の中でも「忙しい日々のなかで自分のことを忘れてしまう事もきっとあるだろう。でもそんなときでも、いつ自分のところに帰って来ても‟おかえり”と言えるように活動を続けたい」と決意にも似たものを歌詞に込めたことを語っており、その思いは正しく、忘れた頃に掘り起こしなつかしさで胸をあたためてくれるタイムカプセルと通ずるものを感じられます。
投稿主のコメント欄に綴られた「僕は君のことを忘れない」という言葉もまた、そんな彼の思いの丈を表現したメッセージと言えるでしょう。
歌い手莉犬の深い思いが綴られた楽曲『タイムカプセル』。
歌を通じて多くの人々にメッセージを届けるその莉犬自身の姿勢こそが、この楽曲の再生が止まらない最大の理由であり、魅力であるのでしょう。
絶賛人気爆発中!大人気若手歌い手「莉犬」
楽曲の作詞とボーカルを担当した莉犬は、2016年1月から活動をしている歌い手です。
歌ってみた初投稿の楽曲は、初音ミクが歌う人気ボカロ曲『ネトゲ廃人シュプレヒコール』。
その圧倒的な歌唱クオリティから多くの視聴者から「初投稿とは思えない」と、投稿時から大好評の歌ってみたとなっています。
同年6月に、ニコニコやキャスにて動画配信を行ってる配信者で結成したグループ『すとろべりーぷりんす』、通称『すとぷり』のメンバーに。
グループ内でのイメージカラーは赤。
MV内では、赤色の髪に黒メッシュ、黄色と紫色のオッドアイ、そして「犬」とつく名前通りに犬耳を携えた姿が描かれています。
2017年11月には、クリエイター・ユニット「HoneyWorks」の楽曲が原作のTVアニメ『いつだって僕らの恋は10センチだった』にて、「こいぬ」名で声優を務めてもおり、歌い手以外にも幅広い「声」を使った活動も行われています。
翌年2018年には1st Album『「R」ealize』を発売し、東名阪ライブツアーも行っています。
2回目となる東名阪ライブツアーも2019年に行われており、その一方では、すとぷりメンバーとしてのライブの活動も精力的に行われています。
今、波に乗る大人気若手歌い手、それが莉犬です!
カラオケ配信&キャンペーン実施!!勢いの止まらない莉犬の活動に注目!
『タイムカプセル』投稿から4日後の1月15日。すとぷりにて、2ndフルアルバム『すとろべりーねくすとっ』が発売されました。
動画投稿も積極的に行われており、中にはシルエットや後ろ姿ではありますが本人達が登場する実写MVも投稿がされています。
莉犬としての活動にくわえて、すとぷりメンバーとしての活動の勢いも止まらない莉犬。
2020年もその活動から目が離せません!
TEXT 勝哉エイミカ