「ぼかろころしあむ」ってどんな曲?
『ぼかろころしあむ』は2018年にDIVELAが投稿した鏡音リンオリジナル曲です。
平仮名のみの可愛らしい印象があるタイトルですが非常に格好良く、パーカッションやベースの音が効いた民族音楽を思わせる楽曲になっています。
特に単語やオノマトペが多い畳み掛けるようなサビは歌詞の意味が分からずとも聴いただけで頭にこびりつき、忘れられなくなるほどのインパクトを持っています。
DIVELA曰く「ボーカロイド同士の戦いの歌」とのことで、戦いの歌に相応しく曲中にはサイレンが鳴ったり、「粛清」や「死闘」など戦いを連想させる単語か歌詞に入っていたり、サビでは銃声のような擬音や「いたいいたい」と怪我をしているような言葉が入れられています。
また、歌詞の最後の「あのかたのちへ!」が「あなたから死ね」と歌っているように聞こえたり、「いたいいたい」などの歌詞からこの楽曲を怖いと感じる人も少なくないようです。
DIVELAとは
DIVELAは2013年、ハチの『ドーナツホール』を鏡音リンでカバーし活動を始めました。
2014年からはアレンジカバーやオリジナルボーカロイド曲の投稿も始め、2018年には初音ミク「マジカルミライ 2018」楽曲コンテストで『METEOR』がグランプリを受賞、一気に知名度が上がりました。
『METEOR』のYouTubeので300万を越える再生数は、注目度とどれだけの人がこの楽曲に心打たれたかを物語っています。
『MRTEOR』以外にも今回紹介している『ぼかろころしあむ』と『そこに命はありますか』は200万再生、『ビートシンガー』は100万再生と『METEOR』で浮上した人気は衰えていないことを見て取れます。
そのほかにも10万再生を達成している楽曲は多く、まだまだ伸びていきそうなボカロPですね。
「ぼかろころしあむ」オススメの歌ってみた
単語やオノマトペが連ねられ、滑舌の良さが要求される『ぼかろころしあむ』。中にはカラオケで歌おうとして舌を噛んでしまったり息が続かずに歌えなかったという人も多いのではないでしょうか?
そんな『ぼかろころしあむ』の難しさを象徴しているかのように、人気の割に歌ってみたは少ない印象です。
ここからは、歌えるだけで凄いと言われる難曲『ぼかろころしあむ』のオススメ歌ってみたを紹介します。
島爺
その歌唱力と安定感で男女問わずファンが多い島爺。
今まで何曲もの早口の楽曲を歌い上げてきた圧倒的な滑舌とどっしりとした安定感のある歌声で歌い上げられる『ぼかろころしあむ』は、誰が聞いても圧倒されそうな雰囲気を放っています。
聴いた人々から「ラスボス」「強キャラのBGM」など、歌ってみたではあまり見ることのないコメントで称賛されており、この歌ってみたが圧倒的であることを窺うことができます。
再生数も歌ってみたの中でも多い100万回を越え、実力派の歌ってみたを聴きたい人や格好いいだけの歌ってみたは嫌という人にオススメです。
リボルバー
伸びのある高音と勢いのある歌声が魅力のリボルバー。
歌ってみたの中でも難易度の高い『ぼかろころしあむ』ですが、易々と歌い上げ、時折巻き舌も織り交ぜながら、既に充分に格好いいこの楽曲をさらに格好よく仕上げています。
持ち前の高音を生かし、本家と同じ高さで歌われるリボルバーの『ぼかろころしあむ』は安心して聴くことができます。
梵人
渋く落ち着いた芯のある低音が魅力の梵人。演歌のようなこぶしを効かせながら歌われる『ぼかろころしあむ』の格好よさはもちろん、何処か落ち着いた雰囲気を感じさせ「ダンディな歌ってみた」という言葉が似合うような歌ってみたです。
何故伸びないのか不思議になる程の渋く、格好いい歌ってみたですよ。
たまごちゃん
音楽ユニット、egg crazyのボーカルとしての顔もあり、張りのある歌声とがなり声が魅力のたまごちゃん。
この『ぼかろころしあむ』は男性の歌い手が歌ってみたを多く出している中、たまごちゃんは男性顔負けのがなり声と格好よさで聴いた人を魅了しています。
サビのバックのコーラスの伸びやかな高音も格好よく楽曲の雰囲気にもマッチしているので、男性歌い手に飽きた人や女性の格好いい歌ってみたを聴きたい人にぴったりです。
「ぼかろころしあむ」とDIVELAの今後に注目!
歌ってみただけでなく手書きMADなどもファンの手によって作られている『ぼかろころしあむ』。
その中毒性でファンメイドのMADなどから本家を知る人も多く、未だに本家の再生数は伸び続けています。
また『ぼかろころしあむ』からDIVELAを知った人が、DIVELAのその他の楽曲を聴いてファンになるということも珍しくありません。
未だにその勢いを緩めない『ぼかろころしあむ』とボーカロイド界期待のボカロP、DIVELAに注目です。
TEXT Noah